主にライブのメモとか。

お笑いライブや音楽ライブのレポと感想を中心に。いいブログタイトルが思いつかない。

「シベリア少女鉄道vol.36『当然の結末』」ネタバレ感想

配信でギリギリ観たので感想。現地で観た感想も交えてます。
 
 
物語の舞台はひと美(小関えりか)と真人(塚本直毅)が同棲する部屋。2人は結婚を控えているが、真人はイラストの仕事が上手くいかず無職状態だった。今日は両親の離婚後離れて暮らしていたひと美の父親(勢登健雄)がやってくる日だ。
まず部屋にやって来たのは一恵*1(瀬名葉月)、彼女はひと美の父親の再婚相手の連れ子で、ひと美とは血の繋がりのない姉妹である。一恵はせっかくお父さんと会うので今日は彼氏も呼んでいると話す。一恵の彼氏はどうやら真野守(川井檸檬)という男なのだが、実はひと美の元カレであり、そのことに気づいているひと美は若干戸惑う。
そうこうしているうちにひと美の父や真人の元バイト先のマスター(中山裕康)、真人の友人だという間島茉優花(齋藤有紗)、真野守が訪れる…
 
こんな感じが表向きのあらすじ。
無駄に作った雑な相関図も置いておきます。
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最近のシベ少では開演前の会場限定で演出の土屋さんから挨拶と諸注意があることが多かったが、今回はなかった。代わりに慌ただしく小道具を準備してはけていく。
 
開演直前に出演者の5名が舞台を降板したがなんとかする、というアナウンスが入る。
今回の舞台は『降板』した役者の代わりによく似たモンスターを連れてきて演技をさせるというもの。モンスターたちを舞台上に登場(召喚?)させたりはけ(排除?)させたりするためには儀式を行わなければならないので、人間である小関ちゃんや葉月ちゃんが芝居をしながら儀式を行う。
いつものシベ少だと最初は普通のお芝居で徐々に壊れていくけれど、今回はわりと序盤のほうで勢登さん演じるモンスターが現れるので変な舞台であることは一目瞭然。シベ少初心者にも見やすい作品…だったんだろうか??儀式を行わなければ舞台上に出入りできないというルールは見ていればなんとなくわかるようにはなっているものの、特に言葉では説明されないのでファンタジー系の作品に触れて来なかった人だと理解しづらかったかもしれない。まあ私もアニメとかゲームとか全然詳しくないタイプの人間だけど、土屋さんの好みや作風はなんとなく理解しているつもり。
 
自分で召喚しておきながら部屋に入ってきたモンスター演じる登場人物に驚いたり、「一人にして」と言ったばっかりに全員の儀式をやらなければいけないはめになったり、ツッコミどころのいろいろあるお芝居。実は塚本さんも人間じゃなかった種明かし的な展開はおもしろかった。あと今回わりとラブシーンが激しめだった。完全に笑いの仕掛けに組み込まれていたのでラブシーン??って感じだったけどw
最後はバトルものになって終わり。
 
前にも書いたけど、おもしろかったけどちょっと盛り上がりに欠けていたかな、という印象かな。とは言えよくこんな設定で作るな〜とは感心する。次回作も楽しみにしています。

*1:読み:ひとえ