2024年3月14日(木)
午後から有休を取って2回目を観てきた。前回観劇した時点では2回目観る予定なんてなかったんだけど…。
劇場着いたのは開演15分くらい前だったかな?寄り道せず急いで行ったのに結構ギリギリだった。
今回は1階席。下手後方。
収録が入っていたらしく左右にカメラがあった。
複数のメンバーで台詞につっかえる場面がちらほら。前回観たときはほぼなかったのにな。台詞を飛ばしたりするわけではなく、ちゃんと落ち着いて言い直していたので充分立派だとは思うけど。美怜ちゃんは役柄的にゆっくりした話し方というのはあるけど、聞きやすくていい声だった。
全体で見ると早口で滑舌が怪しいメンバーもいるから台詞を聞き取って話の筋を追うのが結構大変。あと登場人物それぞれがそれぞれの思惑や勘違いで動いていくから把握するのが難しいんだよな。ののか演じる歩美が勘違いしていることに2回目の観劇で初めて気づいたw
エビ中メンバーは言い回しで笑わせたりするのも上手いから、もう少し脚本をシンプルにしてメンバーの演技で笑いを取る方向でもよかったんじゃないだろうか。
占い師の一行が登場してから話が一気にややこしくなったと思う。
たとえば1作目のエクストラショット〜は『熱血で面倒くさいOGの先輩を追い払うために部員不足で劇ができなくなったことにしたい演劇部員たち』というのが話の軸になっていたと思う。今回はそのポジションが『サプライズパーティーを成功させなきゃいけない測量器メーカーの社員たち』だとすると、途中から加わってくる占い師一行の要素が複雑すぎるんだよね。占い師1人だけなら余裕なんだけど、同行してる客の中にも熱狂的な信者と懐疑的な人間の両方がいて感情や思考のベクトルが全然違うから、話を追うのでいっぱいいっぱいになってしまう。
キャストについて雑多な感想。
序盤のポンコツ真山、ハキハキしてるけどいい加減な彩ちゃん、振り回されるツッコミ役のゆのぴのやりとりがよかった。
居酒屋店員のえまちゃんはとってものんびりキャラ、ポンコツすぎて心配w 中盤からの全体の回しはぽーちゃん、超重要なポジションだった。
謎の方言をしゃべる田舎の中学生のゆなちゃんかわいい、森ガール的な服のりったんかわいい、ののかはキリッと、というか怒りと復讐に燃えていてあまり笑顔のない人物。
1番素のキャラクターと遠いのはここなかな。ネガティブでヤンデレ。
以前シベ少に出てた曽根さんは実年齢プラス20歳〜の役。のんびりした社長役がかわいらしい。
小関ちゃんは役名がそのまま小関えりかになってて???って思ったけど、小関えりかという名前の元グラビアアイドルのYouTuber役だった。エビ中主演の時点でただでさえ若い女性キャストばかりなのになんで小関ちゃん投入したの?と思ったけど、ポイントで出てきて舞台を締めていた。これが本業で舞台やってる女優の声量と滑舌だ!!って感じだった。
似顔絵が遺影のようになってしまうところ、あれは偶然の一致で両想いの女性(両想い自体も勘違い)が亡くなったと勘違いした社長を笑うもので人の死そのものを笑うようなシーンではないのだけど…。ちょっとウッとなったのも事実。ネットでもそういう感想を見かけた。今回初めてエビ中と関わる脚本家であればグループのことよく調べて考えて脚本書けよって思ってしまうかもしれない。でも脚本はエビ中と長年の付き合いのある土屋さんだからな〜…。1作目、2作目とエビ中と一緒に劇を作って、3作目もやる予定だったのが幻になってしまって。そのあと書いたドラマ「また来てマチ子〜」とか、その日になると青くなるTwitterのアイコンとか、土屋さんはどう考えても忘れているわけなんてないしずっと心に刺さったままだと思う。その上でファミリーから批判が出ることも覚悟でおもしろいことをするのにタブーは作りたくないと考えた結果であるとするなら。私には批判する気にはなれない。あくまでも土屋さんだから、というのが大きいけど。なんかめちゃくちゃ遠回しで曖昧な文章ですみません*1。
人数が多くなって情報量の多い作品だったけど、シアターシュリンプはぜひ今後もやってほしい。シベ少の次回作も楽しみにしてます。
終演後にサンシャイン内のカフェで食べた。