主にライブのメモとか。

お笑いライブや音楽ライブのレポと感想を中心に。いいブログタイトルが思いつかない。

2022年5月29日「ハマフェス Y163 Live STADIUM」

2022年5月29日(日)
 
横浜の関内や中華街などの周辺エリアでさまざまなイベントが開かれるハマフェスに行ってきた。 
目当ては横浜スタジアムでのライブ。エビ中が出る関内デビルのイベントってだけで行くのに、チケット代が無料だったら絶対行きますよね。
 
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横浜スタジアムの周囲には屋台がたくさん出ていた。ハマフェスのサイトには記載がなかったからハマフェスと関連はないのかな?試合があるときもいつもあるとか?詳細わからず。
お昼に棒餃子を買って食べました。
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開演10分くらい前にスタジアムの中へ。1塁よりのスタンド席。
この日はとにかく日差しが強かった。めちゃくちゃ暑い。関内デビルのタオルを終始頭にかぶって日除けにしてたけどそれでもずっと暑かった。
もっと開演ギリギリに来ればよかったかな、と思っていたところでマスターが登場。
 
大場英治
 
いつもの衣装でエレキギターでの弾き語り。
 
オープニング
今回のライブはFMヨコハマのTresenとtvkの関内デビルのコラボ。トレセンのレギュラーと関内デビルのレギュラーが登場。エビ中はバイト衣装。
 
トレセンの哲平さんが客席を見渡し、「マスターの格好してる人がいる!」と某ぱぴぃさんを発見。
「あいついつもいるんで触れなくていいです」と塩対応のマスターw
 
アフロの人いませんか?と問いかけるとアリーナ後方にアフロヘアー(ウィッグ)のお客さん。
 
 
ライブを観るのが初めてどころかまともに曲聴いたこともなかったと思う。すみません。
衣装は派手だったけど楽曲やパフォーマンスはわりと正統派。しゃべるとテレビで見るいつものウイカさんって感じ。客席は空席も目立ったけどウェーブ煽ったりしてちゃんと盛り上げててプロ意識を感じた。
 
最後の曲はトレセンメンバーも登場。
原曲はバブルガム・ブラザーズだけど、哲平さんとの男女デュエットで歌ってたのと、そのあとのMCで「大阪の歌番組で倖田來未さんに会ったんですがここでカバーする話はできなかった」と言ってたのであえて倖田來未のほうで書きました。
 
トレセンメンバーでMC。
暑いからちゃんと水分摂ったほうがいい、みんなで乾杯しようという流れから、水だから乾水だね!という謎のMC。Sakuちゃんとあくびちゃんはいつも変なこと言い出す、と。
 
Saku
タイムテーブルにはなかったけどSakuちゃんによるギターでの弾き語り。
1曲目はトレセンで作ったオリジナル曲(?)
あくびちゃんと一緒に。
 
 
さすがに暑すぎてここで一旦退避しました…すみません。真夏ではないのでスタンド席の裏の売店とかあるところ*1に行くと全く暑くなくて助かった。曲は裏で聴いてた。
席に戻って最後の2曲くらいを聴いた。盛り上げるの上手い。
あと下手(しもて)の袖でライブを見学してるマスターがモロ見えで笑った。格好が派手だからめちゃくちゃ目立つのよw
 
 
合わせていきましょう
関内デビルのコーナーをトレセンvs関内デビルの対決で。
トレセンは女子メンバーが回答者。人数が多い関内デビルチームはカムネェ・エビ中がメンバーチェンジしながら回答。
 
1問目は哲平さん、マスターを動物に例えるなら。
 
関内デビルは誰か別の答えを言ったようにも聞こえたけど、全員一致だと主張。
ライオンと答えたカムネェとギョウザパン、百獣の王みたいな意味?というマスター。そうではなく髪の毛が長い、たてがみみたいという意味だと。「そうすればよかったのかー!」と叫ぶマリコは「やっぱり違う答え言ったんじゃないか!」というツッコミ待ちだったと思うんだけど、周りが上手く機能していなかったような。
 
 
TEAM SHACHI
特に1曲目は盛り上がってほしいです!という事前のMCになんだろうと思っていたら、エビ中カバーからスタート!
セトリはわかるとこだけ。
 
ザ・ティッシュ〜とまらない青春〜(私立恵比寿中学カバー)
デスボイス、ヘドバンのある個性的なアレンジ。
 
HORIZON
この曲かっこよかった。
 
抱きしめてアンセム
最後は袖で見てたマスターとカムネェを引っ張り出してきて一緒に踊る。ネェさん振り付け完璧に覚えてる?w
 
 
 
大学芸会のときのメンバーカラー衣装で登場。遠くからでもメンバーがわかりやすくていい。
 
ebiture
ラブリースマイリーベイビー
イヤフォン・ライオット
ハッピーエンドとそれから
オメカシ・フィーバー
YELL
さよなら秘密基地
Anytime,Anywhere
感情電車
 
日差しを浴びながらのラブスマで夏が始まった。
自己紹介はショートバージョンだけどデビルネームも合わせて。花道が「桜木心菜こと桜木花道です」って言ってて逆じゃない?って小さくツッコまれてた。
春ツアーがお預けになっていたので新アルバムの曲がここで聴けて得した気分。
マスターがお気に入り?(番組中で何度も歌っている)の感情電車がラスト。晴れた空の下で聴くのはめちゃくちゃよかった。
 
 
エンディングは全員集合。記念撮影などありつつ終わり。
 
ライブ後にハマフェスメイン会場の山下公園でクリアファイルをもらってきた。
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これもらうために結構歩かなきゃいけないし、着いたら列になってるしで、ハマスタの出口で配ってくれたらよかったのにって気持ちにはなったけど、無料ライブはハマフェスに人呼ぶためだしね。いろんなパン屋さんのパンを売ってる企画があったから買いたかったけどさすがに売り切れて全部終わってた。残念w
 
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tvk6月の顔はニューヨークと蛙亭

*1:なんて呼ぶの?

2022年5月7日「メトロンズ第3回公演『僕の大好きな最悪な飲み会』」

2022年5月7日(土)
赤坂RED THEATER
 
メトロンズを初観劇してきた。メトロンズはしずる、ライス、サルゴリラの同期芸人3組に作家の中村元樹を加えた演劇ユニット。第2回公演は配信で見て、生で観るのは初めて。
会場は赤坂レッドシアター。シベ少でよく使ってる劇場だけど、最近は別の劇場だったし来るのは地味に久々かも。
 
しっかりと作り込まれた居酒屋のセットがすごい。
無表情の演者がゆっくりと入ってきて席に座り、やがて一人ひとりが人形に息を吹き込まれたように順番にサイレントで演技しだす始まり方がよかった。
 
あべ(表記不明)/児玉智洋(サルゴリラ)
先輩社員。飲み会で持論を語るのが好き。
 
目黒/関町知弘(ライス)
先輩社員。飲み会でおどけて小ネタを披露する。
 
根本/KAZMA(しずる)
退職する後輩社員。今回の送別会の主役だが、実は飲み会が苦手。
 
藤井/村上純(しずる)
後輩社員。根本とは同期。
 
店長/赤羽健壱(サルゴリラ)
居酒屋の店長。北条の後輩。
 
北条/田所仁(ライス)
店長曰く『飲み会』。
 
舞台は居酒屋。退職する根本の送別会を4人で行っている。空気読めずに自分の話をしたがるアベを演じる児玉さんの演技が上手い。アラフォーなのにアラサー若手社員の感じが出せるしずるの2人もすごい。
前半は送別会のメンバーによる飲み会のいざこざで、途中から店長による飲み会とはこうあるべき、という説教が始まり、後半でラスボスの北条が登場するという流れだった。田所さん演じる北条が怖すぎ。後半はある種のファンタジー的な位置付けだったみたいで、確かに社会人になってから北条みたいな人は見たことがないんだけど、大学の飲み会だといるタイプの人間だと思う。田所さんは出演時間は短いけど強烈なインパクトを残していった。
 
第2回公演のときも思ったけどサルゴリラの二人が上手くて感心する。しずるとライスは元々上手いイメージがあるから上手くても驚きはないんだけど、サルゴリラはあんまり演技のイメージがないからすごいなーと思う。
 
 
 
アフタートーク
ゲストはパンサーの向井さん。生で観るの久々だった。メトロンズメンバーからは池田さんと赤羽さん。お酒飲めない組らしい。
配信がないのをいいことにかなりはっちゃけてたので、ネットに載せても問題なさそうなところだけさらっと。
 
第一声の感想が「刺さりすぎた…!」な向井さん。前半だけでめちゃくちゃ刺さったと。向井に観てほしかったのだと言う池田さん。
 
メトロンズはお芝居だから笑いに行きすぎないようにコントロールしてるの?という向井さんの質問。
演出を担当している作家の中村さんが抑えてるらしい。稽古でやった通りにやる、というのがメトロンズでのやり方。
ウケるところを引き立たせていくのがコントのやり方だけどそれとは違うんですね、と向井さん。
ヤリがちなのは関町さんと児玉さんらしいw
 
 
本編のお芝居は笑いがありつつもエグさのほうが印象に残るような作品だった。共感できるところもたくさんあるけど自分が経験した嫌な記憶も蘇ってちょっと不快な気持ちになるというか。アフタートークでみんなで笑えたのがすごくよかったな。まあ私はお酒は飲めるんだけど、大人数でワイワイみたいなのが基本的に苦手な人間なんだなーなんて思い返したりした。
 
配信見ようと思ってたのに見れなかったのでふわっとした感想になってしまった。本当は見直してもうちょっとちゃんと書きたかったんだけど…。
次回公演も決まっているそう。また行きたい。
 
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劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM』[前編]君の列車は生存戦略

2022年5月5日(木)
 
輪るピングドラムの映画を見てきた。
 
TVシリーズはリアルタイムでは見ていなくて、去年YouTubeで毎週1話ずつ配信する企画で初めて見た。映画を見るにあたってもう一度見直そうかとも思っていたけどそんな時間も取れず、映画館に行った。
 
窓口でチケット買うときに「輪るピングドラム」じゃ通じないかもしれないと思って「リサイクルオブザピングドラム1枚」って言ったら「輪るピングドラムですね」って返されてなんか恥ずかしかったw
 
そもそも映画館で映画を見ること自体あんまりないんだけど、映画館でアニメーション映画を見るのは本当に本当に久しぶりだった。たぶん中学生の頃に行ったコナンか千と千尋*1以来だと思う。
アニメ映画の予告がこれでもかとあって、世の中にこんなにアニメ映画があるのかと感心した(?)。
 
以下若干のネタバレがあるかも?
考察的な深い話は特にありませんw
 
 
 
 
TVシリーズを再構成した内容+新規の映像が含まれると事前に告知されていたのでその点で大きな意外性はなかったかな。TVシリーズ最終回後の冠葉と晶馬が過去を振り返る形で総集編が始まるという流れ。冒頭の映像の背景、綺麗すぎて実写みたい!今のアニメってこんななの⁉︎ってびっくりしてたら本当に実写だったw でも実写の映像にアニメのキャラクターが重ねられている映像表現キレイだったなー。全体的に新規映像部分の絵(作画?)がキレイすぎてそこからTVシリーズの絵になると荒さが目立つのがちょっと気になったけど、それはそれとして割り切って楽しむしかないのかな。
総集編部分もアニメの時系列をまとめたところもあるんだろうけど、各登場人物ごとにパートが分かれている構成になっていてなるほどなーと思ったりした。
 
 
やくしまるえつこメトロオーケストラの「僕の存在証明」を聴けると思って楽しみにしてたんですけど前編では流れなかった。ちゃんと情報を読めば後編の主題歌と書いてあるので私の見落としと勘違いなんだけど。でも流れると思うじゃんねー、YouTubeに上がってる前編の予告映像には使われてるんだもん。でもエンディングで聴くノルニルがめちゃくちゃよかったので許します。
 
もちろん後編も観る予定だけど、その前に前編ももう一度観に行きたいな。詰め込まれてたからちょっと記憶が曖昧でもう一度確認したい。
 
逆光で見づらいけど置いてあったパネル。
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監督、声優のサイン入り。
 
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特典でもらったイラスト。もう配布されてないかと思ってけどもらえた。

*1:コナンではバレないけど千と千尋は完全に歳がバレるやつ…

「シベリア少女鉄道vol.34 どうやらこれ、恋が始まっている」ネタバレ感想

感想は別の記事で、と宣言してからずいぶん経ってしまった。
以下ネタバレにならない程度にあらすじ。
 
 
 
 
 
2029年、福岡県・旧博多区の九州中央大学研究室。生物工学の研究をしている新城光(イトウハルヒ)は記者の齋藤遙(小関えりか)から取材を受けていた。
齋藤からの「どうして福岡を拠点に研究をしているのか」という質問に光は答える。「この街を、愛しているからです」
光の周囲には研究所主任の座を争う東謙吾(曽根大雅)、光に憧れている助手見習いの藤野桜(兼行凜)。そして人気俳優の遠藤広(浅見紘至)が仕事の合間を縫って光をたびたび訪ねていた。広は光に想いを伝えるが、光はすでに亡くなった男性、明を想い続けているのだった。
桜の高校時代の友人である山口誠(大見祥太郎)とそのサークルの友人泉杏奈(仁科かりん)、そして再び光に取材をするために齋藤が研究室を訪れたところで、研究室が停電し封鎖される。そして研究室の中で事件が起きる…
 
 
こんな感じですかね。
今回会場で配布されるパンフレットにキャストと役名が記載されていた。普通では?と思うかもしれないけどシベ少で役名が書いてあるのは珍しいんだよね。これ自体が仕掛けへの布石なのがシベ少の怖いところなんだけど。配信組はパンフレット見れないけど大丈夫かな?と心配してたら、配信ではテロップで役名が表示されていた。ちゃんと配慮がされてて偉い。
パンフレットには常連組の小関ちゃん、浅見さん、川井さんは2役演じることも記載されていたから、いつもう一つの役で登場するのかと待っていたらこういう方法かい!っていう。
 
今回はその「後半」パートから笑いの仕掛けが発動する形だったのでそういう意味ではわかりやすかったかな?と思うけどどうだろう。何が始まったんだ?と深く考えてしまった人はノリきれなかったのかもしれない。
最初は川井さんと小関ちゃんの何気ない台詞と仕掛けがリンクする笑い。浅見さんが登場してからは笑いのポイントが浅見さんのリアクション中心になる。戸惑う浅見さん、イライラする浅見さん、キレる浅見さん、混乱する浅見さん、そして全てを受け入れる浅見さん。観客は浅見さんに共感しながら観れるからわかりやすかったかな。あと浅見さんがツッコミ的なポジションってあんまり観たことがなかったかも。そして川井さんと小関ちゃんにはめっちゃムカついたw
笑いの取り方をいろいろと変えながらもダブルミーニングの言葉遊びがいろいろあって個人的にはおもしろかった。あとやっぱ前半イケメンで後半大暴れな浅見さんが大好きだったなー!
常連組本当に愛おしい。
 
初参加組も上手い人たちだったし若くてびっくりした。前半メインのイトウさんは堂々とした演技でアンニュイな雰囲気の美人さん。曽根さんは普段ミュージカルをやる劇団に所属しているそうでストレートプレイは初めてだったそう。役は30overの設定だったと思うので24歳と知ってびっくり。青春高校出身の兼行凜さんもまだ18とかでめちゃくちゃ可愛らしい。ちょっと舞台では声が弱いかなーと思ったけど今後に期待ですね。仁科かりんさんも演技上手いし役のキャラクターに合っている感じがしたなー。そして大見祥太郎さん。YouTubeの同時視聴企画で演技経験は高校の文化祭と大学のサークルのみで商業演劇初参加と聞いてビビった。え?ほとんどただの大学生じゃん。上手すぎるな、と思った。
 
みんなシベ少は憧れでした!とか楽しかった!と言っていたので次回以降もまた出てくれるといいですね。でも加藤さんやさなえちゃんもまたお願いします。

映画おそ松さん

2022年4月30日(土)
T・ジョイ横浜
 
実写版の映画おそ松さんを見てきた。
 
シベリア少女鉄道の作・演出の土屋亮一さんが脚本を務めている今作。
最初は原作アニメを見てないし、アニメをチェックする時間もなさそうでスルーしようかと思っていた。ちょうど4月にシベ少の本公演があってシベ少に飢えているわけでもなかったし。でもシベ少ファンからの評判が良かったので見ることにした。
 
ということで原作アニメ未見、SnowManもよく知らないシベリア少女鉄道(シベ少)のファンが書く感想なのでご了承ください。
映画おそ松さんのネタバレ及びシベリア少女鉄道の過去作品のネタバレも若干含まれるかも。
 
 
 
 
横浜駅直結のビルに映画館があるのは知っていたけど、映画を見たのは初めて。上映はこの日はこの1回のみだったこともあるのか満席だった。そんなに大きくないスクリーンだったのもあると思うけど。
 
 
 
 
見終わった感想は、マジでめちゃくちゃシベ少だったな!…です。シベ少は積み上げた物語を途中からぶち壊していくような狂った構造の演劇だけど、土屋さんはそういう話しか書けないわけではなくて、むしろ外に出す脚本はちゃんとしたコメディを書ける人だと思ってる。だからこそおそ松さんの脚本もきっと上手いことやるんだろうなって思ってた。で実際見てみたら普通のコメディというよりシベ少的な要素が強くて本当にびっくりした。途中えっ?こんなにシベ少なの?いつかのシベ少でこんなの観たよね?観客みんな着いて来れてるの?って不安になってしまったくらい。本来なら赤坂レッドシアター*1にいる客だけに観せなきゃいけなかったような内容をジャニーズのアイドル主演で全国の映画館で上映しているという事実にちょっと怖くなっちゃったw
たぶんだけどアニメの予習以上にシベ少を予習する必要があったのでは?という気持ちにすらなった。だからおそ松さんについてはYouTubeの映画宣伝動画とネットの情報をちょっと見ただけだけどシベ少についてはある程度理解のある私は、ちゃんと話の流れが理解できたし楽しめた。
ただアニメ自体元々パロディやメタが多い作品らしいのでアニメファンは着いて来れた人が多かったようでよかった。たぶんかわいそうなのは複雑な構造に慣れてないSnowManファンの人たちなんだろうな。理解できなかったつまらなかったって思う人がいても仕方ない作品かなと個人的には思う。
 
どのあたりがシベ少的要素だったのか自分なりに分析してみると大きく2つ。1つ目は物語の主導権を握ろうとする演者同士の攻防。おそ松さんにおいては6つ子それぞれと物語終わらせ師との戦いで、シベ少でいうと「君がくれたラブストーリー」の後半、「ビギンズリターンズ〜」の2幕、あるいは「いつかそのアレをキメるタイム」の小関ちゃんvs浅見さんみたいな感じ。演者に映画(演劇)を作っているという自覚があって、自分の思い通りにストーリーを展開させようとするというメタな戦いをしているということ。
2つ目は演じている役そのものを自ら、もしくは他人の手によって変化させてしまうところ。衣装やヘアメイクが変わっただけで別の役です!ということになるルールがおそ松さんの中でも見られた。おそ松さんだと中盤の6つ子vs終わらせ師の部分とクライマックスの部分。シベ少だと「君がくれた〜」や「いつかそのアレを〜」、最新作の「どうやらこれ、恋が〜」にも近い部分はあると思う。
あと細かいところだと洋画の有名キャラの○○○○○が出てきたりとか、ちょっとSF要素があったりとかも土屋さんが好きな要素だと思った。
 
このシベ少的なやり口*2が、苦手な人は苦手だろうし、シベ少ファンとしては楽しいと感じる部分だったと思う。私がシベ少で一番好きなダブルミーニングでの言葉遊びこそなかったけど、今までのシベ少でやってきたやり口の集大成をぶつけてきたのかなとも思った。そういう意味では土屋さんはこの大仕事に自分の一番好きで得意な方法を持ってきたのかもしれない。とはいえ監督やプロデューサーの意向がこの方向性だったのだろうけど。監督はじめとするスタッフの皆様に感謝。あとキャストの皆様は最初脚本読んで理解できたのかなー、きっと理解できなかったよねー、仕事受けてくれてありがとうございました。もうどの立場で言ってるんだみたいになってるけどいちシベ少ファンとしての感想です。
 
あと私は図書室の美少女が助かったのが好きだったよ。土屋さんのポリシーを感じたというか。私がエビ中ファンだから勝手にそう思ってるだけかもしれないけどね。悲劇なんてぜーんぶウッソー!って吹き飛ばして強引にコメディにしちゃうところが好き。6つ子は美少女を助けて、悪事を企む企業を崩壊させて世界を救ってるんだけどふわっとくだらない日常に戻っていくのがいいよね。
 
ひたすらシベ少だったという話を書いたけど映画ならではの部分もたくさんあった。私はシベ少の最低限の簡素なセットの中で音響と照明と演技で空間を表現する演出が好きだけど、映画は表現方法が全く異なってくる。ちゃんと映像ならではの表現になっていたと思う。それに有名ベテラン俳優や役名のない多数の役者や衣装やセットの豪華さは映画ならではで舞台のシベ少とは違うものが見れたと思う。金かかってそう!ってシーンが撮れるのはネット番組や深夜ドラマではなく映画という媒体のおかげだと思うので感謝しています。逆に6つ子の自宅の外観がジオラマになってる安っぽさはかわいくて好きだった。
 
SnowManの話とかほぼない感想で申し訳ない。キャストをざっと見たときに髙地くんと高橋ひかるちゃんはスクール革命*3で共演してるよねーってしばらく思っていたくらいの知識量だった*4ので、その頃と比べればSnowManの個人の顔の認識はだいぶできるようになった気がします?
昨日見たモスバーガーのCMに出てる男の子がSnowManのメンバーだってことがわかる程度にはなった。名前まではわからないけどね。シベ少の千秋楽の日にモスバーガー行って若い男の子2人のポスターを見ていたので、伏線回収した気持ちになった。
 
ところでお前が繰り返し書いてるシベ少ってなんなんだよ!って思って興味を持ってくれた方がもしいたら、今最新公演がオンラインで配信中です!(5/5 19:29まで)自己責任でどうぞ。
 
アドバイスをするなら、おそ松さんのように序盤からギャグがあるわけではないのでとりあえずそういうものだと思って見てくれ、というのと、途中で大きな(明らかに大きな)場面転換があるけれど、深く考察せずにそういうものだと思って目の前のものをそのまま受け取って見てほしいということです。以上宣伝でしたw

*1:シベ少がよく公演をやっている小劇場。キャパ173席。ここ何公演かは使ってないけど

*2:あえてテクニックとかじゃなくやり口と呼ばせてほしい

*3:日テレ日曜お昼のバラエティ

*4:スクール革命に出演している髙地くんはSixTONESのメンバー

2022年4月17日「シベリア少女鉄道vol.34 どうやらこれ、恋が始まっている」

2022年4月17日(日)
六本木 俳優座劇場
 
シベ少千秋楽。
週末はエビ中春ツアーがあるし美容院にも行きたいからもう今回のシベ少は見納めだと思っていた。土曜日の午前中にエビ中の延期が発表され、予定がなくなってしまった。残念な気持ちとメンバーへの心配を抱きつつ千秋楽のチケットを取った。エビ中ちゃんが大変なときに別の楽しみを見つけようとしている自分に若干罪悪感を感じつつも3回目の観劇に向かった。
 
マチネだったのでお昼は近くのモスバーガーで食べた。包み紙がかわいい。
 
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会場限定の生おたのしみコンテンツは「今をときめく人気作家の爆笑トーク」こと土屋さんの生挨拶&諸注意。一回目観たときはわりとふわふわダラダラしゃべっている印象だったのだけど、複数回見た結果ちゃんと固まったトークだとわかってなんか愛おしくなってしまった。
 
千秋楽でリピート客も多かったのか今までよりも笑いの反応が大きめだった気がする。3回目の観劇にしてやっと前半パートのこの台詞はすでに後半への伏線だったのか!って気づいたところもあって、やっぱり複数回観ることでより楽しめる劇団なのだなーと思ったりした。
 
舞台というのは生身の人間が出ている以上、いつ何時だって無事に千秋楽が迎えられる保証はないのだけど。それが一段と強い今の世の中で無事に千秋楽が迎えられて本当によかったなと思った。
 
踏み込んだ感想は別の記事で書く予定。
 
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帰りに乗り換えの駅で会った恵比寿様。
 
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2022年4月15日「シベリア少女鉄道vol.34 どうやらこれ、恋が始まっている」

2022年4月15日(金)
六本木 俳優座劇場
 
仕事終わりに当日券で観劇。元々はタイタンシネマライブに行こうと思っていたんだけど、どうしても生でもう一度観たかったのでタイタンのほうを諦めた。前売り買わなかったのがちょっともったいなかったけど前回配信購入画面を見せてキャッシュバックされた500円を返したのだと思えばまあOK。
 
当日券だったため席は中央ブロック後方。そんなに大きい劇場じゃないし傾斜もあるので普通に見やすい。
 
やっぱり浅見さんがカッコよくてうれしい。むしろ半分くらいは浅見さんを観に行ったようなものだったので満足。2回目だと前半の細かい伏線にふふってなる。
 
これで生は見納めのつもりだったけど、予定外に3回目を観ることになったのでした。
 
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