主にライブのメモとか。

お笑いライブや音楽ライブのレポと感想を中心に。いいブログタイトルが思いつかない。

2022年5月7日「メトロンズ第3回公演『僕の大好きな最悪な飲み会』」

2022年5月7日(土)
赤坂RED THEATER
 
メトロンズを初観劇してきた。メトロンズはしずる、ライス、サルゴリラの同期芸人3組に作家の中村元樹を加えた演劇ユニット。第2回公演は配信で見て、生で観るのは初めて。
会場は赤坂レッドシアター。シベ少でよく使ってる劇場だけど、最近は別の劇場だったし来るのは地味に久々かも。
 
しっかりと作り込まれた居酒屋のセットがすごい。
無表情の演者がゆっくりと入ってきて席に座り、やがて一人ひとりが人形に息を吹き込まれたように順番にサイレントで演技しだす始まり方がよかった。
 
あべ(表記不明)/児玉智洋(サルゴリラ)
先輩社員。飲み会で持論を語るのが好き。
 
目黒/関町知弘(ライス)
先輩社員。飲み会でおどけて小ネタを披露する。
 
根本/KAZMA(しずる)
退職する後輩社員。今回の送別会の主役だが、実は飲み会が苦手。
 
藤井/村上純(しずる)
後輩社員。根本とは同期。
 
店長/赤羽健壱(サルゴリラ)
居酒屋の店長。北条の後輩。
 
北条/田所仁(ライス)
店長曰く『飲み会』。
 
舞台は居酒屋。退職する根本の送別会を4人で行っている。空気読めずに自分の話をしたがるアベを演じる児玉さんの演技が上手い。アラフォーなのにアラサー若手社員の感じが出せるしずるの2人もすごい。
前半は送別会のメンバーによる飲み会のいざこざで、途中から店長による飲み会とはこうあるべき、という説教が始まり、後半でラスボスの北条が登場するという流れだった。田所さん演じる北条が怖すぎ。後半はある種のファンタジー的な位置付けだったみたいで、確かに社会人になってから北条みたいな人は見たことがないんだけど、大学の飲み会だといるタイプの人間だと思う。田所さんは出演時間は短いけど強烈なインパクトを残していった。
 
第2回公演のときも思ったけどサルゴリラの二人が上手くて感心する。しずるとライスは元々上手いイメージがあるから上手くても驚きはないんだけど、サルゴリラはあんまり演技のイメージがないからすごいなーと思う。
 
 
 
アフタートーク
ゲストはパンサーの向井さん。生で観るの久々だった。メトロンズメンバーからは池田さんと赤羽さん。お酒飲めない組らしい。
配信がないのをいいことにかなりはっちゃけてたので、ネットに載せても問題なさそうなところだけさらっと。
 
第一声の感想が「刺さりすぎた…!」な向井さん。前半だけでめちゃくちゃ刺さったと。向井に観てほしかったのだと言う池田さん。
 
メトロンズはお芝居だから笑いに行きすぎないようにコントロールしてるの?という向井さんの質問。
演出を担当している作家の中村さんが抑えてるらしい。稽古でやった通りにやる、というのがメトロンズでのやり方。
ウケるところを引き立たせていくのがコントのやり方だけどそれとは違うんですね、と向井さん。
ヤリがちなのは関町さんと児玉さんらしいw
 
 
本編のお芝居は笑いがありつつもエグさのほうが印象に残るような作品だった。共感できるところもたくさんあるけど自分が経験した嫌な記憶も蘇ってちょっと不快な気持ちになるというか。アフタートークでみんなで笑えたのがすごくよかったな。まあ私はお酒は飲めるんだけど、大人数でワイワイみたいなのが基本的に苦手な人間なんだなーなんて思い返したりした。
 
配信見ようと思ってたのに見れなかったのでふわっとした感想になってしまった。本当は見直してもうちょっとちゃんと書きたかったんだけど…。
次回公演も決まっているそう。また行きたい。
 
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