2023年7月15日「リバー、流れないでよ」

2023年7月15日(土)

下北沢トリウッド

 

3連休の初日に映画を観てきた。

 

下北沢に小さい映画館があるというのはなんとなく知っていたけど、今回調べてみて初めて正確な場所を知った。王将のあたりの一歩奥に入ったところの2階。

中は黄色い座席が印象的でとてもこじんまりした作り。全47席らしい。

 

ヨーロッパ企画制作、2分間を何度もタイムループするというおそらく史上最も短い時間のタイムループもの。

 

以下ネタバレ含みます。

 

 

 

 

舞台は冬の京都・貴船。のどかな旅館で突如異変が起こる。登場人物たちはデジャブ？ワープ？と不思議がるが、次第に時間がループしていることに気づく。2分間経つと自動的に2分前にいた場所に戻されて次の2分間が始まる、というのを何度も繰り返しているのだ。時間は戻るけど意識は継続しているというのが独特の設定になっている。

 

パニックになったり、時間が戻るのを良いことに実験してみたり、一致団結したり、逃避行したり、2分を繰り返すうちに心情が変化して展開していくのがおもしろかった。

藤谷理子さん演じるミコトの視点を軸にしつつも群像劇的な要素もある。繊細に見えて大胆な作家先生のキャラクターが好きw

 

最後はループの原因を突き止めて解決を目指すんだけど、原因は別のオチが良かったな。ちょっと安易というか安っぽい感じがして残念。

 

上映後はくるりの主題歌に乗せてメイキングの映像が流れた。YouTubeでも観れるけど、ちょっとネタバレあるから本編を観てからのほうがいいかも？

 

明らかに冬が舞台の作品なのに夏公開なのは謎だけど、雪景色が出てくるので涼しい気分にはなった。そういう意味では今の暑い季節に観るのはおすすめです。

 

 

帰りは駅の上のお店で担々麺を食べた。