主にライブのメモとか。

お笑いライブや音楽ライブのレポと感想を中心に。いいブログタイトルが思いつかない。

2016年7月12日「新・幕末純情伝」

2016年7月12日(火)
紀伊國屋ホール
 
新・幕末純情伝、私にとってラストの日。本当はもっともっと観たかったけれど、もう休みの日がないので目に焼き付ける気持ちで行ってきた。

f:id:mccice:20160720010702j:image


今回の席は3列目中央という完璧な席だった。表情が見えるし、全体も観やすい。唯一見えなかったのは須藤さんの大ジャンプくらいかな。
 
4回目にもなると台詞とか音楽の入ってくるタイミングとかなんとなく覚えてくるものだね。でも日替わりの台詞もあるから何度でも新鮮に楽しめる。それにこの舞台は展開が猛スピードの話だから、何度も観ていることで自分の中でちゃんと話の整理がついているからすごく見やすくなった。
 
今回総司がすごくよかった。初日から龍馬すごいという感想が一番だったのだけど(もちろんそれは私がノンスタファンだからだけど)、今回総司の演技がめちゃくちゃよかった。感情の振り切れ具合が進化していて初日と比べたら全然違うんじゃないかな。少し声に疲れが出てハスキーになってるところもあったけど、それによってより凄みが増していた。偉そうな表現になってしまうけれど、龍馬の熱量に総司が追い付いて並んだ気がする。今回で本当に総司と龍馬の物語になったと思った。語彙力が足りなすぎるけどとてもよかった。
 
龍馬は序盤小道具の扱いでちょっと見ていてドキドキしたけど冷静に対処していてホッとした。終盤の龍馬は数時間前にルミネで漫才やってた石田さんとは別の人だった。同じ日に同じ新宿で同じ人が全然違うことをやっているのを自分の目で確認できてよかった。
 
カーテンコールはいつも座長の玲奈ちゃんが挨拶して他の演者は直立したままで、お客さんも静かに挨拶を聞いてるのだけど、今回は 「大阪はまだチケットあるようですので」と話す玲奈ちゃんの横で、うんうん、お願いします、と石田さんがジェスチャーしててちょっと笑いが起きてた。
 
本当に関西の人観に行ってほしい。そして千秋楽だけチケット買ったよって人も考え直してほしい。本当に一回だけでいいの?一回観たらもう一度観たくなるかもよ?時間とお金に余裕があるなら先に一回観た上で千秋楽に臨んでほしい。
 
あー遠征したかったなー。休み取れればなー。これ読んでくれてて行ける人は私の代わりに行ってきて…。みんなすごい熱演してるから満員の劇場で終わらせてあげたい。
 
メモした小ネタとかネタバレがっつりな感想は大阪公演終わったら上げようかなーとは思ってる。とりあえず無事大阪公演も終わりますように。

2016年7月12日「ルミネtheよしもと16時の部」

2016年7月12日(火)
ルミネtheよしもと
出演:ハリセンボン次長課長NON STYLEジャングルポケットえんにちレイザーラモン/ライセンス/パンクブーブー
 
新・幕末純情伝ラスト観劇!の前にルミネの通常公演に行ってきた。お笑いヲタやってても(というよりヲタだからこそ?)ルミネの通常回って行く機会ないからなんか新鮮だった。
ブログに書くほどのことでもないけど一応1ライブ1記事というルールの下記録しておく。
 
役者の石田明を観る前に芸人のノンスタ石田が観れる貴重な機会だと思ったのだけど、前売りが完売で一応当日券狙いで行ってみたものの立ち見まで完売。平日だから普通に大丈夫だと思ったらダメね。ちゃんと事前に買っておかないと…。
でもロビーでチケット余らせてる人に会って1枚譲ってもらった!女神降臨!!しかもかなり前の席でめちゃ観やすかった。わーい。ダメ元で来てみるものだね。ありがとうございました。
 
平日の昼間で完売なんて修学旅行の団体客でも入ってるんだろうと思ったのに、団体客らしきものは見当たらず。比較的豪華な出演者ではあるけど、なんでこんなに混んでいたのかはよくわからない。
 
楽しかった以外の感想は特にないんだけど、一応ネタのメモだけ。タイトルっぽいのは勝手につけたので正式なものとは違うよ。
 
 
前説  いぬ

f:id:mccice:20160718210204j:image

前説は写真OKなんで一応貼っておく。林先生の顔真似w
 
ハリセンボン  漫才:子どもができたらどんな教育をするか
次長課長  コント:不動産屋
NON STYLE  漫才:バスジャック~野球(パウエル)
ジャングルポケット  コント:会議前のトイレ
えんにち  漫才:いいともの司会になったら
レイザーラモン  漫才:ファッションショー
ライセンス  漫才:いろんな職業をコラボする
パンクブーブー  漫才:絵描き歌~リストラ
 
ハリセンボンは売れっ子なのに結構ちゃんと自己紹介するんだな、とか逆にノンスタはすぐネタに入るんだなとかいろいろ発見があった。石田さんパウエルのくだり、自分で言いながら笑っちゃってたな。さんざんやってるネタだろうにどんだけ好きなんだよw ジャンポケのコント初めて見るネタだったけどおもしろかったなー。
劇場だと出囃子聴けるのわくわくするね。
 
そんな感じで楽しかったです。終わりw
 
この記事自体はすぐ書いたのにスマホの調子が悪くてアップが遅くなってしまった。新・幕末純情伝の感想はまた今度。大阪公演始まる前までには上げなければ。

2016年7月7日「新・幕末純情伝」

2016年7月7日(木)
紀伊國屋ホール
 
新・幕末純情伝、3回目の観劇。この日の前日から紀伊國屋ホールに会場が移り、私が紀伊國屋ホールで観るのは初めて。
今回はノンスタファンじゃないのにノンスタライブに付き合ってくれたことのある奇特なお友達と一緒。誰かと一緒だといつもとはちょっとちがうテンションで楽しいね。

f:id:mccice:20160712132157j:image

 
紀伊國屋ホールは銀河劇場のようなきらびやかさはなくて古さを感じる劇場だったけど、そんなことよりも狭い。
何よりも今回は最前。最前やばいね…。舞台がめちゃくちゃ近い。表情どころか飛び散る唾も見える。舞台手前側での殺陣は刀や演者がこちらまで飛んできそうでちょっと怖かったり。
他の人の感想で読んではいたけれど、終盤での石田さんの汗が本当にすごかった。近すぎて見てはいけないような気さえした。いや、しっかり見たけど。
 
前回くらいから以蔵に注目しているのだけど、今回もカッコよかった。海舟との殺陣のシーン好きだな。
あと二宮のシーンが観るたびに存在感を増してる。二宮役の役者さんいい演技。
玲奈ちゃんは美しくて切なくていいね。台詞がないところの表情の演技もよかった。きれいなお顔を近くで観ることができてうれしい。
 
ストーリーの理解が深まるだけでなく表情も見えたから余計どんどん辛い話になっていく。今回は終盤の龍馬と総司のシーンで泣けなかった。理由はわからないけど、初見では龍馬の愛の物語だったのが、それ以外の要素がどんどん大きくなってしまったのかな…。初めてのときは細かいことはよくわからないまま龍馬の言葉で泣いていた気がする。
あとやっぱり私には近すぎたかもしれない。なんて贅沢でわがままな感想なのか…。
 
この舞台は観終わったときに楽しかったー!元気もらった!って言えない。体力奪われて魂吸いとられるような感覚があるの、なんなんだろう。そんなにたくさん笑ってないし声も出してないのに、ただ座って観ていただけなのにこっちも汗かいてるの不思議。
本当はもっと笑えて、泣いたとしてもさわやかに終わる話が好きだし、伏線回収して整合性が取れてるきれいな構成の脚本が好き。というのを「スピリチュアルな1日*1」のDVDを見て改めて確認したんだけど、それでもこの舞台独特の魅力にはまっているのかもしれない。それは熱量だったり、言葉の力だったり。そして坂本龍馬という魅力的な登場人物とその役にしっかりはまっている石田さんに。
 
千秋楽まではまだあるけれど、私が観にいけるのは次で最後。週一のペースで観てきたから寂しいよー。石田龍馬ロスになりそう…。しっかり目に焼き付けてくる。

*1:石田さんの主演舞台

2016年7月1日「絶対ハッスル宣言ツアー2016ツアーファイナルHEREワンマン~BEST OF ハッスル」

2016年7月1日(金)
TSUTAYA O-WEST
出演:HERE
 
新・幕末純情伝の記事書いたらアクセス数が急増したらしくびっくりしてる今日この頃。どうせ見られてるならもっと上手い文章書けるようになりたい…。
 
前回とはジャンルが全然違うけど今回はインディーズバンドのライブ。HEREのワンマンに行ってきた!けど途中から観たのでレポとしてはかなり不完全。私の気持ちも微妙に不完全燃焼。
 
この日のライブは3月に発売したアルバム「ハッスル」を引っ提げたツアーのファイナルという位置付け。ワンマンとしては史上最大キャパだったらしい。インストアライブで観て以来ちゃんとライブハウスで観てみたかったのだけどツアーはタイミングが合わず、HEREをライブハウスで観るのは初めてだった。
 
そもそもこの日は行きたいと思っていたけど仕事終わってから行ったんじゃ絶対開演に間に合わないのでチケットも取っていなかった。でも諦めきれずに仕事終わって急いで渋谷へ。19時30分開演のライブで、私が到着したのは20時30分ごろ。
ああYEAHもうYEAHの音漏れがちょっとだけ聴こえた…中でちゃんと聴きたかったなー。
腕に巻けるタイプのサイリウムをもらって中に入った。お客さんばっちり入っていたのであまり奥へ行けず入口付近で観た。
 
MC部分は記憶によるニュアンスです。
 
さらばカマキリ夫人
いきなりきたー!と思った。ハッスルの初回盤についてるDVDで知って大好きになった曲。そして一般流通してるCDには未収録だと知って絶望したw 今回聴けてうれしかった。三橋さんのアコギのソロがめちゃくちゃカッコいい。
 
次の曲はすぐに始まらずハジメタルさんのゆったりしたピアノ、続いてギターも入ってきて、回帰さんの一人語りが始まる。
「ミラノは、首都ローマに次ぐイタリア第2の都市である…」
最初何だろうと思ったけどそういえばハッスルのDVDでも同じようなことをやっていたのを思い出した。
「ミラノの大聖堂広場でギターを弾いていると…」
熱心に聴く日本人の青年がいたそう。
「青年の名前は、確か、長友と言った」*1www
アモーレアモーレの曲振りに時間かけすぎw 真面目な顔でくだらないことするの本当やめてほしい(これからもやればいいと思います)。
アモーレアモーレ
間奏で回帰さんがドラムセット外してフロアに降りてきた。これもDVDで観たやつだー!男性のお客さんがしっかり支えてくれたみたいで「叩きやすい!」と言ってたw
 
メンバー紹介
・ハジメタル
今回サポートとしてライブに呼んでもらったことへの感謝と9月のハジメタルさん主催ライブの告知。ライブにはHEREも出演するとのことで
回帰「一緒にやるよね」
ハジメタル「やるかもしれないですね」
回帰「全曲やろうよ」
ライブ来てくださいねと告知してあげる回帰さん。
 
・壱
普段ユーノというバンドで活動していて、「ギターが抜けちゃって活動が停滞してたんですけど、ギター入れないことにしたので!笑」
壱さんて見た目スキンヘッドでちょっと怖そうだけどすごく軽快なMCするのね。
ギターがいなくなってめちゃくちゃ個性的なバンドになったのでチェックしてみてください、とユーノを宣伝する回帰さん。
 
・IN-pish
女性2人組のダンサーさん。正直私はピンとこないんだけど、回帰さんの中で岡村靖幸が女の子を侍らせて踊ってるイメージらしい。回帰さんが夢を叶えてくれてありがとうと言っていた。
 
・三橋
挨拶の代わりにセンターのお立ち台まできてソロを弾く三橋さん。
 
・武田
「昨日トッピングクラブで今日が一番楽しいって言ったんですけど、やっぱり今日が一番楽しい!」
武田さんは演奏中全然笑ったりしないでクールを貫いてるけどMCになるとなんでこんなかわいいテンションになるの…?
 
回帰「そう!なんか変なバンド始めてるの!(振り返って壱さんを見て)お前もか」w
トッピングクラブの編成はドラム2台、ギター3台、ベース2台、キーボード、ボーカル。
回帰「ボーカル潰しじゃん」w
「これは調べなくていいですから」w
トッピングクラブは応援しない回帰さんw
 
・宮野
宮野さんボーカルの新曲があったのに凝りすぎて間に合わなかったとか。サビだけ軽く歌ってくれたけど「天下統一! 秀吉!」みたいな歌詞らしい。どんな曲だよw
 
 
愛のマスター
宮野さんボーカル曲。不在になったドラムは回帰さんが担当。この曲自体はハッスルのDVDで見て知ってたんだけど、冷静に考えてドラムがボーカルの曲があるの意味わからないし、ボーカルが平然とドラムやってるのも意味わからないw
曲終わりで「宮野さーん!」と黄色い歓声が。冗談で言ってるのかガチのファンなのか私には判断がつかない…w でも本気でカッコいいキャーみたいになってる気はした。実際宮野さんは顔だけ見ると美形だと思う。
 
POWER TO JAPAN
半端な愛とか吹き飛ばしてよ
 
告知(このタイミングじゃなかったかも)
下半期の予定を出し惜しみなく全部言います。と宣言して告知をたくさん。ソロ弾き叫び、シェルターでのツーマン、東名阪のワンマン、あと新曲リリースもあるそう。やったー。
「あとなんか言い忘れたことない?…大丈夫だ、言いたいことは全部曲に込めた」
独り言…?w
 
CHAOTIC SYMPATHY
メカニックマミ
愛し合ったまんま
 
CHAOTIC SYMPATHYカッコいい。愛し合ったまんまで武田さんのギターにトラブルがあったのかな?と思ったのだけど、twitterで検索したところ弦が2本も切れちゃったらしい?
 
死ぬくらい大好き愛してるバカみたい
ゾッコンROCK ON
PASSION
感情超常現象
 
終盤はあんまりよく覚えてない。楽しかったのと踊ったのは覚えてる。三橋さんが回帰さんにギター渡して少しだけボーカルをやってたのはゾッコン~だったっけ…?
ラスト3曲くらいのタイミングで2階から大量の風船。PASSION聴けたのうれしかったなー。PASSION楽しい。
 

残り数曲の時点のMCでアンコールはありませんと宣言していたのでアンコールはなし。明かりがつくと足下をカラフルな風船が埋め尽くす不思議な光景が広がっていた。
私は終わってすぐドリンクを交換して飲んでいたのだけど、恐らく常連のお客さん達が風船を割ってゴミを全て回収していた。手際良すぎだし偉い。私は何もやってないです、すみません。HEREのお客さんは実年齢的にも精神的にも大人なお客さんばかりだと思った。たすたす新規だと若い子も多いだろうけど、昔から応援してる人たちはそうなるよね。私もライブハウス行くには若くない歳だからほっとする客層。
 
物販ではリストバンドだけ買った。色は迷ったんだけど武田さんカラー*2のピンクにしてしまった。私武田さんのファンなのかなー。みんな好きなんだけどつい目で追ってしまうのが武田さんなのかな。
ハッスルの購入者特典の引換券を持っていたからDVDをもらいに行ったのだけど、DVDが品切れだったらしくもらえなかった。なんてこった…。
あとCDは一通り揃えたからちゃんと見なかったんだけど、よく考えたら会場でしか買えないCDがあったのではないのか…?しかもカマキリ夫人が入ってるCD。ちゃんと見てくればよかった。
 
ライブは楽しかったし、ほとんどの曲が初めて生で聴く曲で遅れてでも行ってよかった。でも残念なのはたぶん最初の1時間でハッスルの収録曲をほとんどやってしまって、後半は定番の人気曲が中心のセトリだったこと。私はハッスルが好きすぎるからもっとハッスルの曲を聴きたかった。聴けなかったのは遅れて行ったからなのはわかってるよ。わかってるけど悔しいなー。
 
ハッスルのDVDもらえなかったのも含めてまたライブ来いよってことなんだと思うことにする。
HEREには純粋にもっと売れてほしいと思うしこれからも応援させてもらいます。

f:id:mccice:20160707032002j:image

f:id:mccice:20160707032014j:image

 

*1:数年後に何のことかわからなくなりそうなので一応解説しておくと、平愛梨が交際中のサッカー選手からアモーレと呼ばれているというネタ

*2:アイドルのようにメンバーカラーが決まっているわけではなく、今回のハッスルの衣装に対応している色

2016年6月28日「新・幕末純情伝」

2016年6月28日(火)
天王洲 銀河劇場
 
初日から数日経って2回目の観劇。もともとこの日は行くか迷っててチケット取ってなかったのだけど、初日に観て感動したのとまだ話の全貌を理解できていない気がして行くことを決めた。
前回よりもちょっと丁寧に感想書く。

f:id:mccice:20160630024013j:image

銀河劇場は幕末純情伝で初めて来たけど、アクセスが微妙なこと以外はいい劇場だと思った。写真撮らなかったけど赤絨毯の階段なんかも雰囲気ある。大人の事情で名前が変わってしまうのもったいないな。
 
初日に撮ったお花。左上だけ玲奈ちゃん宛だけど芸人さんからだったから思わず写真撮ってしまった。

f:id:mccice:20160630024003j:image


今日は早めに行ってオリジナルカクテルを飲んだ。石田ファンとして「龍馬の汗」を注文。周りを見た限りでは男女共に「総司の涙」を飲んでる人が多かった。むしろ私以外に龍馬飲んでる人いたんですか…?

f:id:mccice:20160630024008j:image

今回は2階席最前。かなり見やすくていい席だった。リピーターズチケットありがとう!遮るものも何もなく全体が見渡せた。
 
 
以下感想なので観てなくて情報入れたくない人は注意。
 
 
 
 
 
前回は石田龍馬の台詞ばかりが印象に残ったので、今回は殺陣や他のキャストの演技により注目しながら観た。ただ結局今回も石田龍馬で笑って泣いた。膨大な台詞を滑舌よくすらすらと安定して言えるしアドリブも安心して見れるし、終盤の熱演が本当にすごい。
 
2回目だったからちゃんと人物関係を把握して観ることができた。ただものすごいスピードで年月が経って話が展開していくからストーリーを理解していくのはちょっと大変だと思う。舞台上では演じられない出来事が「こんなことがあった」と早口の台詞で説明されるだけで進んでいくのは不親切というか。本来もっと時間のかかる物語を2時間10分に押し込めて一気に見せているのだと思う。そのハイスピード感に圧倒されて感動している部分もあるのかもしれない。
 
前回のブログでほとんど書かなかった松井玲奈ちゃん。松井玲奈ちゃんのことは実は前から結構好き。ももクロエビ中のヲタだから48グループのことは詳しくないけど、ルックスが美人さんで好きだったし、チャラン・ポ・ランタンのファンになったときに玲奈ちゃんがファンを公言してると知っておおーいいセンス!と思ったりしてた。だから好意的に見ていたし、生で観れるの楽しみにしてた。
具体的には説明できないけど初日よりも演技が良くなっていたと思う。一回観てるから私が慣れたのもあるかもしれないけれど、台詞が聴きやすくなった。人斬りの総司とかわいい女の子の総司の振れ幅も良い。あとダンスの場面は玲奈ちゃんばかり見ちゃう。女の子が踊ってるのを見るの大好き。
 
桂小五郎役の味方良介さんは台詞が聴きやすい。遠くからでもイケメンなのがわかるのはなんなんだろう。早乙女友貴さんの殺陣は確かに速くてキレッキレだった。それでいてわりとコミカルな台詞も多くてかわいらしい。以蔵は龍馬に次いでかっこいい役どころなのでは。以蔵がいい役のせいで早乙女友貴さん好きになりそうでまずい…。
正直石田さんの評価が高いのは龍馬自体がかっこいい役なのも大きいと思う。お調子者で総司を抱くことしか考えていないようで、でも熱くてみんなに慕われていて終盤泣かせにくる。もちろん演じきった石田さんの力量も大きいのだけど。
 
石田さんが褒められてるのは台詞をかまずに感情込めてというだけではない、芸人としてのキャリアの部分も大きいのだと今回感じた。この日は初日よりお客さんが重たくて、時事ネタであまり笑いが起きていなかった*1けれど、石田さんが出てくると笑いが大きくなるような感覚があった。
 
総司が龍馬のことを軽く手で振り払う場面で石田さんの顔にヒットしたハプニングのときは「本当に入った」って言って笑いが起きてた。玲奈ちゃんがしばらく笑いこらえながら話しててかわいかった。そのあと「さっきのお返し」って言って総司の頭を叩いたのはアドリブだよね?
あとアドリブ(というより日替わり台詞?)で「全然売れてない『龍馬の汗』っていうカクテル」って言ってて、ロビーで私がぼんやり思ってたことだったから笑った。石田さんが売り上げ気にしてるからこれから行く人は飲んであげてw
 
今回は客席にJOYが来ていて、本番中にむちゃぶりされてあたふたする場面があった。まさかお芝居の最中に自分に振られることがあるなんて予想しないだろうから仕方ないけど、JOYにはもう少し頑張ってほしかったかもw ただあれは振った側がもっとちゃんと処理してあげないとダメ。そのあとに出てきた石田さんが少しフォローしてたけど、本当はあの瞬間にいてほしかった。アドリブは経験がものをいうだろうから若手役者勢にも毎日やりながら頑張って上達してほしいな。もちろん石田さんが上手いのは芸人としての16年の積み重ねだから別格なのは分かってるつもり。
 
ただやっぱり石田龍馬素敵ー!ってなるのは終盤のシリアスな場面。とりあえずラブシーンがエロいとかそういうお芝居じゃない。「松井玲奈が体当たりのラブシーン」とか書かれてるけど、体当たりなのは体力と精神力を注ぎ込んでるキャスト陣の演技そのものなんですよ。スポーツ紙の記事にビビって観に行くのためらっている人はもったいないよ。
 
今度私が行くのは紀伊國屋ホール。前のほうの席なので表情ばっちり見えるだろうなー!楽しみ。

*1:都知事のネタは初日はタイムリーだったけど、この日は鮮度が落ちてたのもあるかも

2016年6月23日「新・幕末純情伝」

2016年6月23日(木)
天王洲 銀河劇場
 
新・幕末純情伝の初日に行ってきた!仕事休むつもりが休めなかったり、チケット取ったの遅かったから3階席だったりだけど観に行ってよかった。
 
ネタばれはしないけど何も知りたくない人は読まないでください。
そしてただの石田ヲタの感想なので参考になることは何もないよ。

f:id:mccice:20160624003001j:image


まずは内容以外のこと。
 
劇場の入口の外(といっても建物の中)にずらりとお花。座長が一番多いけど石田さんにも来てた。不思議なラインナップだったけど。写真は今度載せる。
 
チケットもぎられて階段を上がるとチラシをどっさり渡されて、奥のスペースが物販。フライヤーの束の中にノンスタの単独のフライヤーも入ってた!うれしい。
 
物販はグッズの種類も少ないからかスムーズで、5分も並ばなかったかな。
まだ全然読んでないけどパンフレットは買う価値あると思う。写真だけじゃなくてインタビュー多めなのがうれしい。
 
上演時間は2時間10分とのことだったけどかなり正確だった。カーテンコール全部終わって廊下に出てスマホの電源入れたら21時10分だった。
 
 
以下ストーリーには触れてないけど感想。
 
 
 
 
 
玲奈ちゃんかっこいいし、石田さんかっこいいし、時事ネタ笑ったし、泣いた。
 
ラブシーン、ラブシーンと言われてたけどラブシーンはあんまりなかったかも。どちらかというと下ネタかな。下ネタで笑えない人は若干キツいかもね。
 
台詞量の多い舞台だけど、特に石田さんの台詞多め、そして長台詞がすごい。全体的にすごいスピードで話が進むし台詞も早口だからボーッとしてると置いていかれてしまいそう。
 
紀伊國屋の席が良いから心の準備と内容を把握するために一回観てみようと思ったのだけど、行ってよかった。そして大事な初日をの軽めの気持ちで行って申し訳なかった。というか普通に3階席で感動してましたから。
 
全員で創った舞台そのものに感動してるんだけど、やっぱりどうしても石田龍馬のことばかり印象に残ってしまう。石田龍馬素敵だった。ありがとうございます…。石田さん好きだよ…。なんで龍馬役が芸人なんだよー!って言ってた人たちが手のひら返してくれるとうれしいな。どんどん返してくれていいから。
 
動くし叫ぶしハードな舞台だから、出演者の皆さま千秋楽まで怪我なく無事に走り抜けてください。
東京公演あと3回行くので楽しみにしてます。

2016年6月14日「シベリア少女鉄道 君がくれたラブストーリー」

2016年6月14日(火)
赤坂RED THEATER

 

脚本・演出の土屋さんがリツイートする感想がやたらベタ褒めで行ってきてしまいましたシベリア少女鉄道。前からなんとなく気になっていたのだけど行って正解だった。

 

シベリア少女鉄道をよく知らないのになんで土屋さんをフォローしてたのかは思い出せない。ウレロの1stシーズンのときか、エビ中のドラマや舞台のときだったのか。さよならポニーテールのアルバムダイジェストPVではないだろうし…。私の好きなものの近くにいた人なのは間違いないけど。

 
 

当日券が出るという情報だったので19時10分頃RED THEATERに到着。受付で完売と言われビビるも、補助席としてパイプ椅子を出すからそれでもいいかと訊かれる。いいに決まってるでしょうよ、ここまでわざわざ来たんだから観れないほうが辛いわw

 

ロビーにはウレロと東京03から花が来ていたと思う。写真撮り損ねた。

 

客層は男性のお客さんが多めだった。演劇ファンとかお笑いファンは女性客が多いイメージだからちょっと意外。出演者の半数は女性だし、役者のファンもいるんだろうけど、シベリア少女鉄道のファンが多いんだろうな。30代40代と思われる人も多くて長年のファンなのかなと想像。
縦に長い客席だったけど傾斜大きくて後ろでも見易い劇場だと思う。

 
 

内容はネタばれしていいのか?っていうのと私がここで書いたところで全く面白さを伝えられないからなー。

 
 

ステージに緞帳はなくて、白いテーブルと椅子が4脚置いてある。とてもシンプル。

 

あらすじは

 

テーブルを囲む8人の男女。全員にカードが配られてカードゲームを始める。彼らはこれからある計画を実行するために集まったらしい。話をしながらテーブルの上に手札を1枚ずつ出していく。ある計画とは百貨店に搬入される宝石を強奪すること…

 
 

みたいな感じかな。この時点で「君がくれたラブストーリー」の要素が一切なくてこれどうなるんだ?と思うのだけど、途中で大きな転換があってストーリーが激変する。まずこのネタばれの瞬間に大きな笑い。
この仕掛けは文章でも映像でも表現できなくてまさに舞台ならではなのが本当におもしろい。というかある意味お芝居を観に来た客をバカにするような仕掛けとも言える。さっきまで想像力働かせながら観ていた自分バカ!って思うw

 

前半はシリアスな雰囲気で全然笑いがなかったのだけど、大きな転換があったあとはずっと笑いが続く。なんかもうこれ作った土屋さん天才かよ!と。発想自体は他の人もしていそうだし、もしかしたら短い尺のコントで実現させたことのある若手芸人もいるかもしれない。でもこの長い尺で、しかも後半ずっと笑いが続くってすごすぎないですか。そしてこれを作った労力を思うと。バカリズムの『いろはにほへと』のネタ*1を見たときに、思い付いたとしても本当に作っちゃったのすごすぎ!って思ったけれどそれに近い。作るの大変だっただろうな。まあ無理矢理だろってところもあるけどそれも上手く笑いに変えながらやってたし。

 

フライヤーはかわいらしい女の子のイラストだったから詐欺だなーとは思ったけれどそこに不満はないですw 特にメッセージ性もない話だけど謎の感動に襲われる舞台だった。公演時間は1時間15分くらいしかなかったと思うのだけど、セリフ量と展開の速さですごい充実感。良い意味でもっと長く感じた。
システムを知った上でもう一回行って観てみたかったとか、誰かと一緒に行って感想話したかったとか微妙に後悔もある。観た人と帰るときにもらったお土産で遊びたい。基本映像化も再演もないらしい。もったいないなー。

 

カーテンコール的なものがなかったんだけどやってほしかったな。正直全員存じ上げない役者さんだったけど、このバカバカしい舞台での熱演をもっと讃えてあげたかった。

 

Twitter見てると前売りではあまりチケットはけてない日もあって、当日券でやっと埋まってたみたいだけど、もっと前売り即完するべきなのではないだろうか。私は当日券あったからこそ観れたんだけどさ。
でももっと人気があっておかしくないと思うんだけど。

 

とりあえず次回の公演も極力行く!あとエビ中のシアターシュリンプも行ってみたい!シアターシュリンプの初回はDVD出てるのよね。今日から新・幕末純情伝が始まるからしばらくはそっちに気持ちが持っていかれると思うけど、そのあとはチェックしていこうと思う。本当、幕末純情伝で散財するから他の舞台行ってる場合じゃなかったのになーw

*1:私がテレビで見たのは去年の年末の芸人ちゃんネタ祭りだったと思う。『いろはにほへと』の新しいものを提案する、つまり50音を一回ずつ使って文章を作るというネタ