主にライブのメモとか。

お笑いライブや音楽ライブのレポと感想を中心に。いいブログタイトルが思いつかない。

2016年6月14日「シベリア少女鉄道 君がくれたラブストーリー」

2016年6月14日(火)
赤坂RED THEATER

 

脚本・演出の土屋さんがリツイートする感想がやたらベタ褒めで行ってきてしまいましたシベリア少女鉄道。前からなんとなく気になっていたのだけど行って正解だった。

 

シベリア少女鉄道をよく知らないのになんで土屋さんをフォローしてたのかは思い出せない。ウレロの1stシーズンのときか、エビ中のドラマや舞台のときだったのか。さよならポニーテールのアルバムダイジェストPVではないだろうし…。私の好きなものの近くにいた人なのは間違いないけど。

 
 

当日券が出るという情報だったので19時10分頃RED THEATERに到着。受付で完売と言われビビるも、補助席としてパイプ椅子を出すからそれでもいいかと訊かれる。いいに決まってるでしょうよ、ここまでわざわざ来たんだから観れないほうが辛いわw

 

ロビーにはウレロと東京03から花が来ていたと思う。写真撮り損ねた。

 

客層は男性のお客さんが多めだった。演劇ファンとかお笑いファンは女性客が多いイメージだからちょっと意外。出演者の半数は女性だし、役者のファンもいるんだろうけど、シベリア少女鉄道のファンが多いんだろうな。30代40代と思われる人も多くて長年のファンなのかなと想像。
縦に長い客席だったけど傾斜大きくて後ろでも見易い劇場だと思う。

 
 

内容はネタばれしていいのか?っていうのと私がここで書いたところで全く面白さを伝えられないからなー。

 
 

ステージに緞帳はなくて、白いテーブルと椅子が4脚置いてある。とてもシンプル。

 

あらすじは

 

テーブルを囲む8人の男女。全員にカードが配られてカードゲームを始める。彼らはこれからある計画を実行するために集まったらしい。話をしながらテーブルの上に手札を1枚ずつ出していく。ある計画とは百貨店に搬入される宝石を強奪すること…

 
 

みたいな感じかな。この時点で「君がくれたラブストーリー」の要素が一切なくてこれどうなるんだ?と思うのだけど、途中で大きな転換があってストーリーが激変する。まずこのネタばれの瞬間に大きな笑い。
この仕掛けは文章でも映像でも表現できなくてまさに舞台ならではなのが本当におもしろい。というかある意味お芝居を観に来た客をバカにするような仕掛けとも言える。さっきまで想像力働かせながら観ていた自分バカ!って思うw

 

前半はシリアスな雰囲気で全然笑いがなかったのだけど、大きな転換があったあとはずっと笑いが続く。なんかもうこれ作った土屋さん天才かよ!と。発想自体は他の人もしていそうだし、もしかしたら短い尺のコントで実現させたことのある若手芸人もいるかもしれない。でもこの長い尺で、しかも後半ずっと笑いが続くってすごすぎないですか。そしてこれを作った労力を思うと。バカリズムの『いろはにほへと』のネタ*1を見たときに、思い付いたとしても本当に作っちゃったのすごすぎ!って思ったけれどそれに近い。作るの大変だっただろうな。まあ無理矢理だろってところもあるけどそれも上手く笑いに変えながらやってたし。

 

フライヤーはかわいらしい女の子のイラストだったから詐欺だなーとは思ったけれどそこに不満はないですw 特にメッセージ性もない話だけど謎の感動に襲われる舞台だった。公演時間は1時間15分くらいしかなかったと思うのだけど、セリフ量と展開の速さですごい充実感。良い意味でもっと長く感じた。
システムを知った上でもう一回行って観てみたかったとか、誰かと一緒に行って感想話したかったとか微妙に後悔もある。観た人と帰るときにもらったお土産で遊びたい。基本映像化も再演もないらしい。もったいないなー。

 

カーテンコール的なものがなかったんだけどやってほしかったな。正直全員存じ上げない役者さんだったけど、このバカバカしい舞台での熱演をもっと讃えてあげたかった。

 

Twitter見てると前売りではあまりチケットはけてない日もあって、当日券でやっと埋まってたみたいだけど、もっと前売り即完するべきなのではないだろうか。私は当日券あったからこそ観れたんだけどさ。
でももっと人気があっておかしくないと思うんだけど。

 

とりあえず次回の公演も極力行く!あとエビ中のシアターシュリンプも行ってみたい!シアターシュリンプの初回はDVD出てるのよね。今日から新・幕末純情伝が始まるからしばらくはそっちに気持ちが持っていかれると思うけど、そのあとはチェックしていこうと思う。本当、幕末純情伝で散財するから他の舞台行ってる場合じゃなかったのになーw

*1:私がテレビで見たのは去年の年末の芸人ちゃんネタ祭りだったと思う。『いろはにほへと』の新しいものを提案する、つまり50音を一回ずつ使って文章を作るというネタ