主にライブのメモとか。

お笑いライブや音楽ライブのレポと感想を中心に。いいブログタイトルが思いつかない。

2016年6月28日「新・幕末純情伝」

2016年6月28日(火)
天王洲 銀河劇場
 
初日から数日経って2回目の観劇。もともとこの日は行くか迷っててチケット取ってなかったのだけど、初日に観て感動したのとまだ話の全貌を理解できていない気がして行くことを決めた。
前回よりもちょっと丁寧に感想書く。

f:id:mccice:20160630024013j:image

銀河劇場は幕末純情伝で初めて来たけど、アクセスが微妙なこと以外はいい劇場だと思った。写真撮らなかったけど赤絨毯の階段なんかも雰囲気ある。大人の事情で名前が変わってしまうのもったいないな。
 
初日に撮ったお花。左上だけ玲奈ちゃん宛だけど芸人さんからだったから思わず写真撮ってしまった。

f:id:mccice:20160630024003j:image


今日は早めに行ってオリジナルカクテルを飲んだ。石田ファンとして「龍馬の汗」を注文。周りを見た限りでは男女共に「総司の涙」を飲んでる人が多かった。むしろ私以外に龍馬飲んでる人いたんですか…?

f:id:mccice:20160630024008j:image

今回は2階席最前。かなり見やすくていい席だった。リピーターズチケットありがとう!遮るものも何もなく全体が見渡せた。
 
 
以下感想なので観てなくて情報入れたくない人は注意。
 
 
 
 
 
前回は石田龍馬の台詞ばかりが印象に残ったので、今回は殺陣や他のキャストの演技により注目しながら観た。ただ結局今回も石田龍馬で笑って泣いた。膨大な台詞を滑舌よくすらすらと安定して言えるしアドリブも安心して見れるし、終盤の熱演が本当にすごい。
 
2回目だったからちゃんと人物関係を把握して観ることができた。ただものすごいスピードで年月が経って話が展開していくからストーリーを理解していくのはちょっと大変だと思う。舞台上では演じられない出来事が「こんなことがあった」と早口の台詞で説明されるだけで進んでいくのは不親切というか。本来もっと時間のかかる物語を2時間10分に押し込めて一気に見せているのだと思う。そのハイスピード感に圧倒されて感動している部分もあるのかもしれない。
 
前回のブログでほとんど書かなかった松井玲奈ちゃん。松井玲奈ちゃんのことは実は前から結構好き。ももクロエビ中のヲタだから48グループのことは詳しくないけど、ルックスが美人さんで好きだったし、チャラン・ポ・ランタンのファンになったときに玲奈ちゃんがファンを公言してると知っておおーいいセンス!と思ったりしてた。だから好意的に見ていたし、生で観れるの楽しみにしてた。
具体的には説明できないけど初日よりも演技が良くなっていたと思う。一回観てるから私が慣れたのもあるかもしれないけれど、台詞が聴きやすくなった。人斬りの総司とかわいい女の子の総司の振れ幅も良い。あとダンスの場面は玲奈ちゃんばかり見ちゃう。女の子が踊ってるのを見るの大好き。
 
桂小五郎役の味方良介さんは台詞が聴きやすい。遠くからでもイケメンなのがわかるのはなんなんだろう。早乙女友貴さんの殺陣は確かに速くてキレッキレだった。それでいてわりとコミカルな台詞も多くてかわいらしい。以蔵は龍馬に次いでかっこいい役どころなのでは。以蔵がいい役のせいで早乙女友貴さん好きになりそうでまずい…。
正直石田さんの評価が高いのは龍馬自体がかっこいい役なのも大きいと思う。お調子者で総司を抱くことしか考えていないようで、でも熱くてみんなに慕われていて終盤泣かせにくる。もちろん演じきった石田さんの力量も大きいのだけど。
 
石田さんが褒められてるのは台詞をかまずに感情込めてというだけではない、芸人としてのキャリアの部分も大きいのだと今回感じた。この日は初日よりお客さんが重たくて、時事ネタであまり笑いが起きていなかった*1けれど、石田さんが出てくると笑いが大きくなるような感覚があった。
 
総司が龍馬のことを軽く手で振り払う場面で石田さんの顔にヒットしたハプニングのときは「本当に入った」って言って笑いが起きてた。玲奈ちゃんがしばらく笑いこらえながら話しててかわいかった。そのあと「さっきのお返し」って言って総司の頭を叩いたのはアドリブだよね?
あとアドリブ(というより日替わり台詞?)で「全然売れてない『龍馬の汗』っていうカクテル」って言ってて、ロビーで私がぼんやり思ってたことだったから笑った。石田さんが売り上げ気にしてるからこれから行く人は飲んであげてw
 
今回は客席にJOYが来ていて、本番中にむちゃぶりされてあたふたする場面があった。まさかお芝居の最中に自分に振られることがあるなんて予想しないだろうから仕方ないけど、JOYにはもう少し頑張ってほしかったかもw ただあれは振った側がもっとちゃんと処理してあげないとダメ。そのあとに出てきた石田さんが少しフォローしてたけど、本当はあの瞬間にいてほしかった。アドリブは経験がものをいうだろうから若手役者勢にも毎日やりながら頑張って上達してほしいな。もちろん石田さんが上手いのは芸人としての16年の積み重ねだから別格なのは分かってるつもり。
 
ただやっぱり石田龍馬素敵ー!ってなるのは終盤のシリアスな場面。とりあえずラブシーンがエロいとかそういうお芝居じゃない。「松井玲奈が体当たりのラブシーン」とか書かれてるけど、体当たりなのは体力と精神力を注ぎ込んでるキャスト陣の演技そのものなんですよ。スポーツ紙の記事にビビって観に行くのためらっている人はもったいないよ。
 
今度私が行くのは紀伊國屋ホール。前のほうの席なので表情ばっちり見えるだろうなー!楽しみ。

*1:都知事のネタは初日はタイムリーだったけど、この日は鮮度が落ちてたのもあるかも