主にライブのメモとか。

お笑いライブや音楽ライブのレポと感想を中心に。いいブログタイトルが思いつかない。

「新・幕末純情伝」ネタバレ感想

新・幕末純情伝のネタバレ感想。大阪公演終わったらすぐ上げるつもりだったのだけど、まとまらないどころかどんどん長くなってしまって今さら感がすごい。でも一応書いたのでこっそり上げておく。とても…長いよ…。
 
とりあえず好きなシーンと覚えている日替わり台詞を箇条書き。戯曲が手元にあるわけじゃないから記憶頼りだし間違ってるかもしれない。あと舞台観てない人は読んでもきっとわからない。
 
・「歌って踊って人を斬る!それが新選組だ。お主歌は?」
7/12 総司「チャランポランタンとCD出しました」
このセリフ言ったときチャランポ来てるのかな?と思ったらやっぱり来てたそうで。遭遇したかったなー。
 
・めざせポケモンマスターのダン
ポケモンゲットだぜ→ゲット→フライングゲットという連想ゲームで「なかなか×4 大変だけどー♪」の振り付けがAKBのフライングゲットのサビのダンスになってた。玲奈ちゃんのダンスがしなやかで美しかった。もっと激しいダンスを膨大な曲数覚えてた元アイドルからすれば簡単すぎるダンスなんだろうな。「ピカチュウ!」で須藤さんが大の字ジャンプ、「そりゃそうじゃ」のところで近藤が口パクしてたのがかわいい。
 
・龍馬の登場シーン。TMRで踊ってる龍馬はふざけてる顔の石田さんだから全然カッコよくないw 「自由元年」ののぼり旗をギターにして弾いてる以蔵がカッコよかった。
 
・ジャージのファスナーを開けて、龍馬「ブラジャーじゃ!」のあと
6/23&28  龍馬「なんだったら下のパンティーもお見せしましょうか」
7/7 以蔵もブラジャーを見せて「ピーチジョン!」
7/12 龍馬「パンティーじゃ!」下のジャージを下げて赤いパンティーを見せる。モコモコしててあんまりセクシーじゃなかったのが残念w

・龍馬「すじ♪すじ♪すじすじー♪すじを通そうー♪」
6/28 「長○剛ver. ♪すじですすじです心から~」
7/7「SM○P ver. ♪世界にひとつだけのすじ~ 一人一人違うすじを持つ」
7/12「おまんが一番喰らうやつをやってやろう。♪恋するフォーチュンすじすじ」
 
・総司が龍馬の足下に刀ブンブン振って、龍馬がぴょんぴょん跳び跳ねて刀を避けるところがアニメぽくてかわいい。
 
・総司「お前なんかタイプじゃねーんだよ!」のあとの台詞
初日は骨折ネタだったと思うんだけどどんなこと言ってたか思い出せない。
6/28「俺はまあまあお前のファンにビビってるぞー!」
7/7「ここの近所のルミネtheよしもとじゃもっと笑い取ってるんだぞー!」
7/12「ずっとパンツの赤い紐が出てるんだよ!」という総司のアドリブを受けて、ウエストのはみ出た紐を確認してから
「かわいいじゃろうが!」
 
・唐突に始まる須藤さんとダイゴの謎かけ
6/23と6/28は覚えてない…
7/7「AKBとかけましてテロリストとときます。その心は、どちらもせんきょ(選挙・占拠)します」
7/12「童貞とかけまして都知事とときます。その心は、せいこう(成功)できずにじい(辞意)ばかり」
 
・龍馬「吸い込まれるような肌ですねー肉の質もいい」
総司「何ぶつぶつ言ってるんだよ」
6/23~7/7 龍馬「口癖です」
7/12 龍馬「座右の銘です」
 
・以蔵「夜のお菓子うなぎパイ用意しておきました!」
龍馬「ナイスアシストじゃ!」
このアホ二人のやりとりかわいい。そして後半同じ台詞が出てくるときは切ない…。
 
・総司があんまに扮した龍馬を叩く演技のところで本当に叩いて、龍馬が「さっきの仕返しじゃ」と言って叩きかえすのをわーいちゃいちゃしてるーと思いながら観てたw
 
・総司がしゃがみこんで「私ほかのアホウと幸せになるもん!」のところめちゃくちゃかわいい。
 
・二宮「坂本先生が死んだら日本の改革は100年遅れるっておじさんが言ってました!」を受けて
6/23 龍馬「今度おじさんに井上のポジティブカレンダー贈っとくわ」
6/28 龍馬「全然売れてない龍馬の汗ってカクテルやるわ」
7/7 龍馬「今度おじさんに井上のポジティブカレンダー贈っとくわ」
7/12 龍馬「松岡修造の日めくりカレンダー贈っとくわ」
 
・ダイゴからのお題
7/7 ダイゴ「DVD!」 龍馬「 どえらい?・ヴィジュアルの・ドン小西」
7/12 ダイゴ「CIA!」 龍馬「 ちっとも・井上に・会いたくない」
         これに関してはさっきルミネで楽しそうに漫才してきたじゃんwと思った。
 
・「土方のどこを好きになったの?」の返答
7/7 土方がポケモンの直後の台詞で「賞金二両です!」を盛大に噛んだことを受けて
総司「二両が言えないところ」
近藤(かな?)が後ろで「反省しろ」とガヤってたw
玲奈ちゃんは「二両が言えないところ」とか「パンツのひもが~」とか、その日起きたハプニングをちゃんと取り入れていたからアドリブは上手いほうだと思う。
 
・桂のテニミュタイム
のあとの龍馬「ずいぶん狭いところを狙ってるなー」「ほとんどポカーンとしてたぞ」でちゃんと処理してもらえてホッとする。
 
・勝と以蔵の殺陣の場面
以蔵「総司は泣いていた!」から始まる長台詞が好き。
 
・龍馬「桂と近藤に燕尾服買うてやったら金がのうなってな」
土方「バカだな…」
優しい「バカだな…」いいよね…。
 
・龍馬の弱点「たいしょう」がなんなのかわかるところ。龍馬が短小設定だったの、あれ?これって石田さんに合わせて台詞付け足した(もしくは変更した)?って思ってしまった…。筧さんのときも同じ台詞を言っているようだからもともとある台詞なんだよね。
 
・龍馬の台詞はキリがなくなるから書かないけど「でっかいお月様見せてやらにゃならん。降るような星を見せてやらにゃならん(こんな言い回しだったっけ?全然自信ない)」のところたまらなく好き。
 
・総司「明治…明治!ただではあけさせぬ!」
カッコよかったので言ってみたい台詞の一つになった(言う機会はない)。
 
 
 
キャストごとに感想。
 
沖田総司松井玲奈
かわいいところはすごくかわいいんだけど、公演を重ねるたびに感情の高ぶりが激しくなっていくようでとてもよかった。もともと玲奈ちゃん自身に儚いイメージがあって沖田総司にすごく合っていたと思う。
 
坂本竜馬石田明
石田さんが出てなかったらこの舞台を観に行っていなかったし、舞台の存在自体知らなかったと思う。石田さんがお芝居できるのはわかっていたから心配はしていなかったけれど、想像を上回ってきた。石田さんの新たな引き出しというか、こんなこともできるんだ、というのを見せてもらった。白い服を着ていない石田さんのことは軽率にカッコいいと思ってしまいがちなんだけど、服なんて関係なく本当にカッコよかった…。千秋楽の挨拶で「下ネタ苦手芸人なのに…」といったらしいけど、本当にねー。石田さんの一生分の下ネタワードきいた気分w でもそれすらカッコよくて切なくて愛おしい、いい役に巡り合えたと思う。
    
土方歳三細貝圭
まずはサイトやパンフレットの写真と全然違うよね!?と言いたい。あの写真は影が強めでシリアスに撮ってあるから他のキャスト含め顔の印象が違うんだけど細貝さんは特に違ってて実際はすごくかわいらしいお顔のイケメンさんだった。出番の多いわりにあまりカッコいい見せ場のない役だった気もするけど、前半のコミカルからの後半情けない感じがよかった。
 
岡田以蔵早乙女友貴
殺陣のこととか全くわからないのだけど、早乙女さんの殺陣が速くて上手いのはわかった。カッコよかった…。会見の映像とかみんなで撮った集合写真とかで笑ってなくて石田さん嫌われてる…?とか、みんなでワイワイやるの好きじゃないのかな…?とか思ったりしたのだけどそうでもなさそうで安心したり。石田さんのアドリブでちょっと笑っちゃったり、一緒にけん玉やって石田さんより上手くなったエピソードとかもうかわいい…好き…って感じ。
 
桂小五郎/味方良介
2階席から立ち姿を見るだけでわかるイケメンオーラ…みたいな感じだった。台詞も聞き取りやすい。アドリブは…私が見た限り上手くならなかったねw 上手くなってほしかったけど、下手なのもそれはそれでかわいいわーみたいな気持ちになってた。 
 
勝海舟荒井敦史
最年少の勝海舟だと言っていたけれど、どっしり落ち着いてて特に違和感などなかった。今回は遊びの部分がない役だったけどコミカルなことやらせたらどんななんだろう。あと顔がわりと好みw
 
岩倉具視・亀之助/伊達暁
めちゃくちゃギャップのある二つの役をやってたから気付かなくて、同じ役者さんだと理解したのは3回目くらいだったような。岩倉はキャラ設定ヤバかった。岩倉本人が観てたら怒られるだろうなw
 
岡田重蔵・ダイゴ/永田彬
名前は比較的上のほうにあるのに役に恵まれずに印象が薄めかな。ダイゴのキャラ設定かわいそうだよね。どうしたって台詞が少なくなるw 重蔵の演技はよかったのだけどすぐ斬り殺されちゃったからな…。
 
近藤勇/久保田創
近藤は憎らしい役なんだけどこの人の演技は好きだなーと思った。Twitter見てても人懐こいお兄ちゃんって感じで好きだ。石田さんとまた共演してほしいな。
 
二宮/黒川恭佑
二宮は脇役なんだけどとても印象的な人物だった。ピュアでまっすぐでいいやつなんだけど危なっかしくて。Twitterのアイコンが派手なメイクだったからしばらく同じ人だとわからなかった。また演技してるところ観たいなー。
 
 
考察的なもの。
 
前半はくだらないギャグも多いけど後半はシリアス、じゃないんだよね。昔は確かに楽しい日常があったのにそれが壊れてしまう、前半はそのフリの部分だから新撰組が仲良く楽しそうにしていればしているほど後半悲しくなってしまう。
新撰組は総司の前では演技してただけだというのだけど、みんなで夢を語って楽しそうにしていたのが嘘だとは思えない。あの瞬間はみんな明るい時代を夢見ていたし、「沖田さんの病気も治りますよ!」というのも本気で信じていたし願っていたんだよね。
近藤は終盤お前本当最低だな!!バカ!!って思う。本当に総司に酷いこと言うんだけど、はなから悪人だったというわけでもないのが余計辛い。みんなでワイワイやっているシーンでは悪い奴には思えない。近藤は局長として新撰組を守らなければならないという責任感はあったと思うし。その「守らなければならない仲間」に最終的には総司が含まれなかったのかと思うと悲しいけど。
 
総司の台詞で「ひとりぼっちでも寂しくなかった」っていうのがずっと気になっていた。気になってたんだけどネットで言及している人が見当たらなくて私がおかしいんだろうか…。
普通は「ひとりぼっちではなくなって(自分は一人ではないんだと思えて)、寂しくなかった」じゃないかな。心をゆるせる仲間ができたはずなのに自分はひとりぼっちだという意識は変わらなかった。新撰組は総司の寂しい気持ちをやわらげることはできても、孤独を埋めることはできなかったのかな。肺病で距離があったわけではなさそう(少なくとも総司はそう感じていなかった)だけど、総司が女ゆえの距離感かな。どうしたって男同士の友情に女が同等に入っていくことはできないんだろうなっていう。
 
土方は坂本に嫉妬し、総司より自分の命を選んだヘタレっぽく言われてるけどそうじゃないと思う。冒頭で桂のところに現れた土方が
「俺のことは忘れても坂本のことを忘れたとは言わせねえ」
「俺が欲しいのはデモクラシーだ!坂本が、総司が、みんなが夢見たデモクラシーだ!」
ずっと坂本に嫉妬しているようだったけど土方は坂本のこと認めていたんだよね。「キスなんかできるか!」も龍馬が「キスしてうつしてみろ」の対比なのかな。単に病気が怖くてキスできないって意味ではなくて、自分は坂本のような強さやおおらかさがない、自分は坂本みたいに総司のことを愛せないという意味だったのかも。自分の弱さを知った上での悔しさがあったのかな。
 
桂はお前どっちなんだよ!って思うキャラクターだけどそれゆえに一番人間らしくも思える。おみつのことで「心を入れ替えて国のために働きます」って言ったくせに結局反省してないのかよって。数年後「坂本って誰?」「坂本さんが生きてたのはそういう時代だったんだから」だもんね。龍馬は自分の死期を悟って貧しい育ちの桂に日本の未来を託そうとしたんだけど、人を見る目があったのかというと微妙よね。
 
海舟はいまだに腑に落ちていないところがある。妹としてかわいがり、女として愛していたのに龍馬のところに行ってしまうことに嫉妬した。だから総司に龍馬を殺すように仕向けた、ならわかるんだけど、初めから刺客にするために拾って育てたって言ってるんだよね。初めから総司が道具でしかなかったのなら嫉妬も恨みつらみもないよね?父親殺しだって刀を突き立てたのは海舟だし、総司を逃がしたのも海舟なわけで父親殺されて恨んでるわけでもないし。そもそも生まれて三か月も経たない赤ん坊を見てこの子を坂本竜馬を殺すために育てよう!ってだいぶ頭おかしいと思う。その時点で20年後?くらいに坂本竜馬大政奉還を実現させることを予想できていたの??時をかける少女なのは海舟なのでは…?*1ここ台詞通りに受け取ったらダメなのかな…どう解釈すればいいのか誰か教えて。あんまり時系列を細かくとらえようとしたらいけないんだろうけど…。
打算で育てていたはずの妹と暮らしているうちに愛情が芽生えてしまうというのは理解できるけどね。あと年齢設定もよくわからないしw 重蔵を斬り殺して総司を奪ったとき海舟は6歳だった計算になる、というのが…。この脚本わりと穴だらけなんだよねー。
 
年齢設定といえば以蔵もいくつなんだよっていう。総司よりもどんなに少なく見積もっても10歳以上は年上でないといけないけど、竜馬を慕う以蔵は若者感がすごいんだよなー。早乙女友貴さんは玲奈ちゃんより年下だし。あと龍馬に肺病うつしたのは以蔵ですよね?ってこれ絶対つっこんじゃいけないところなんだろうけど…。でも総司よりもずっと長い時間、というかおそらく龍馬とは常に一緒だったはずだから以蔵がうつした可能性のほうが高い。龍馬のほうからすれば愛する総司からうつされたと思い込みたいという妄想込みなのかもしれないけど、「僕の肺病をうつしてしまって申し訳ありません!」って謝る総司がかわいそうで…。そもそも以蔵の肺病設定いる?総司が成長してからは咳することもないし(上記のつっこみを避けるためかもしれないけど)殺陣はキレキレでめちゃくちゃ元気だしw
でも以蔵は好き。龍馬を慕い総司を想ってくれる打算のないピュアな存在。嫌いになるわけない。大好き。かわいいしカッコいいし本当やばい。でもなんで無償の愛を注げるのかの理由はよくわからない。龍馬と総司が結ばれることが以蔵の幸せだったの…?他の登場人物はみんな何かしら夢や野望を抱いているんだけど以蔵はどうだったんだろうか。
 
龍馬は総司に斬られていなくても肺病で死ぬ運命だったし、肺病になっていなくても総司に斬られて死ぬわけで龍馬が生きられる未来はなかったってことなのかな…(これは龍馬がいかにして殺されたかって話だから死ぬことが前提なのだというそもそも論は置いといて)。もしも総司にさえ出会わなければ死なずに済んだんだろうか、とか考えたら切なすぎる。
 
衣装がジャージとか急にポケモン踊るとか、なんでディズニーランドやホテル三日月が出てくるんだ、とか私はあまり気にならないタイプだと思う。史実と違うのも別に構わない、というかあんまり歴史詳しくないからだけど…。でも脚本の中で矛盾が生じてるのは気になってしまう。1回目のときはそこまでわからなかったから複数回観た弊害なんだろうな。
私の好みは緻密に組み立てられて伏線が回収されて、みたいな作品なんだと思う。つかこうへいは真逆で論理よりもパッション!的なことなんだよね。考えるな感じろ、みたいな。机の上で脚本が完成しないで稽古中にどんどん台詞が作られていったという話は納得する。そしてこんなに矛盾が生じている脚本が何度も再演されているのは、そんなもの吹っ飛ばす圧倒的な熱量があるからなんだろうな、というのもわかったつもり。
 
 
このブログ読んだら脚本の矛盾なんてどうでもよくなるくらいには石田さんと今回のキャストが好き。
上でいろいろ書いたけどまた観たい。映像で見れたらうれしいし、再演してくれたらもっとうれしい。
今回のメンバーで他のつか作品をやるなんてことになったら、石田さんが参加しなくても観に行っちゃうんだろうな。
 
石田さんがお芝居に出るならもちろんこれからも行く。コメディでもシリアスでもなんでも行くよ。今回の舞台の噂を聞きつけていろんなオファーが来るんだろうな。いろんな作品に出てほしい。でも漫才もたくさんやってほしいし、石田さんは好きじゃないって言うけど私はテレビに出てるノンスタも好きだし、忙しくて大変だ…。なんだかんだ今一番観たいのはノンスタの単独かな。今年の単独はちょっと日程的に行けないから…。またルミネのプライム帯で1時間の単独イベントやってほしいなぁ…。
 
こうやってファンでいてよかったと思えることと、またいつか観に行けるチャンスがあることはすごく幸せなことなんだろうな。M-1優勝したときも、さいたまスーパーアリーナのときもすごくうれしかったし、きっとまた個人でもコンビでもすごいものを見せてくれるんだろうな。
もはや舞台の感想でもなんでもないけど、幸せな1ヶ月弱でした。

*1:ペニシリンを知っていた龍馬に対して土方が「お前は時をかける少女か!」とツッコむ台詞があった

2016年7月12日「新・幕末純情伝」

2016年7月12日(火)
紀伊國屋ホール
 
新・幕末純情伝、私にとってラストの日。本当はもっともっと観たかったけれど、もう休みの日がないので目に焼き付ける気持ちで行ってきた。

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今回の席は3列目中央という完璧な席だった。表情が見えるし、全体も観やすい。唯一見えなかったのは須藤さんの大ジャンプくらいかな。
 
4回目にもなると台詞とか音楽の入ってくるタイミングとかなんとなく覚えてくるものだね。でも日替わりの台詞もあるから何度でも新鮮に楽しめる。それにこの舞台は展開が猛スピードの話だから、何度も観ていることで自分の中でちゃんと話の整理がついているからすごく見やすくなった。
 
今回総司がすごくよかった。初日から龍馬すごいという感想が一番だったのだけど(もちろんそれは私がノンスタファンだからだけど)、今回総司の演技がめちゃくちゃよかった。感情の振り切れ具合が進化していて初日と比べたら全然違うんじゃないかな。少し声に疲れが出てハスキーになってるところもあったけど、それによってより凄みが増していた。偉そうな表現になってしまうけれど、龍馬の熱量に総司が追い付いて並んだ気がする。今回で本当に総司と龍馬の物語になったと思った。語彙力が足りなすぎるけどとてもよかった。
 
龍馬は序盤小道具の扱いでちょっと見ていてドキドキしたけど冷静に対処していてホッとした。終盤の龍馬は数時間前にルミネで漫才やってた石田さんとは別の人だった。同じ日に同じ新宿で同じ人が全然違うことをやっているのを自分の目で確認できてよかった。
 
カーテンコールはいつも座長の玲奈ちゃんが挨拶して他の演者は直立したままで、お客さんも静かに挨拶を聞いてるのだけど、今回は 「大阪はまだチケットあるようですので」と話す玲奈ちゃんの横で、うんうん、お願いします、と石田さんがジェスチャーしててちょっと笑いが起きてた。
 
本当に関西の人観に行ってほしい。そして千秋楽だけチケット買ったよって人も考え直してほしい。本当に一回だけでいいの?一回観たらもう一度観たくなるかもよ?時間とお金に余裕があるなら先に一回観た上で千秋楽に臨んでほしい。
 
あー遠征したかったなー。休み取れればなー。これ読んでくれてて行ける人は私の代わりに行ってきて…。みんなすごい熱演してるから満員の劇場で終わらせてあげたい。
 
メモした小ネタとかネタバレがっつりな感想は大阪公演終わったら上げようかなーとは思ってる。とりあえず無事大阪公演も終わりますように。

2016年7月12日「ルミネtheよしもと16時の部」

2016年7月12日(火)
ルミネtheよしもと
出演:ハリセンボン次長課長NON STYLEジャングルポケットえんにちレイザーラモン/ライセンス/パンクブーブー
 
新・幕末純情伝ラスト観劇!の前にルミネの通常公演に行ってきた。お笑いヲタやってても(というよりヲタだからこそ?)ルミネの通常回って行く機会ないからなんか新鮮だった。
ブログに書くほどのことでもないけど一応1ライブ1記事というルールの下記録しておく。
 
役者の石田明を観る前に芸人のノンスタ石田が観れる貴重な機会だと思ったのだけど、前売りが完売で一応当日券狙いで行ってみたものの立ち見まで完売。平日だから普通に大丈夫だと思ったらダメね。ちゃんと事前に買っておかないと…。
でもロビーでチケット余らせてる人に会って1枚譲ってもらった!女神降臨!!しかもかなり前の席でめちゃ観やすかった。わーい。ダメ元で来てみるものだね。ありがとうございました。
 
平日の昼間で完売なんて修学旅行の団体客でも入ってるんだろうと思ったのに、団体客らしきものは見当たらず。比較的豪華な出演者ではあるけど、なんでこんなに混んでいたのかはよくわからない。
 
楽しかった以外の感想は特にないんだけど、一応ネタのメモだけ。タイトルっぽいのは勝手につけたので正式なものとは違うよ。
 
 
前説  いぬ

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前説は写真OKなんで一応貼っておく。林先生の顔真似w
 
ハリセンボン  漫才:子どもができたらどんな教育をするか
次長課長  コント:不動産屋
NON STYLE  漫才:バスジャック~野球(パウエル)
ジャングルポケット  コント:会議前のトイレ
えんにち  漫才:いいともの司会になったら
レイザーラモン  漫才:ファッションショー
ライセンス  漫才:いろんな職業をコラボする
パンクブーブー  漫才:絵描き歌~リストラ
 
ハリセンボンは売れっ子なのに結構ちゃんと自己紹介するんだな、とか逆にノンスタはすぐネタに入るんだなとかいろいろ発見があった。石田さんパウエルのくだり、自分で言いながら笑っちゃってたな。さんざんやってるネタだろうにどんだけ好きなんだよw ジャンポケのコント初めて見るネタだったけどおもしろかったなー。
劇場だと出囃子聴けるのわくわくするね。
 
そんな感じで楽しかったです。終わりw
 
この記事自体はすぐ書いたのにスマホの調子が悪くてアップが遅くなってしまった。新・幕末純情伝の感想はまた今度。大阪公演始まる前までには上げなければ。

2016年7月7日「新・幕末純情伝」

2016年7月7日(木)
紀伊國屋ホール
 
新・幕末純情伝、3回目の観劇。この日の前日から紀伊國屋ホールに会場が移り、私が紀伊國屋ホールで観るのは初めて。
今回はノンスタファンじゃないのにノンスタライブに付き合ってくれたことのある奇特なお友達と一緒。誰かと一緒だといつもとはちょっとちがうテンションで楽しいね。

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紀伊國屋ホールは銀河劇場のようなきらびやかさはなくて古さを感じる劇場だったけど、そんなことよりも狭い。
何よりも今回は最前。最前やばいね…。舞台がめちゃくちゃ近い。表情どころか飛び散る唾も見える。舞台手前側での殺陣は刀や演者がこちらまで飛んできそうでちょっと怖かったり。
他の人の感想で読んではいたけれど、終盤での石田さんの汗が本当にすごかった。近すぎて見てはいけないような気さえした。いや、しっかり見たけど。
 
前回くらいから以蔵に注目しているのだけど、今回もカッコよかった。海舟との殺陣のシーン好きだな。
あと二宮のシーンが観るたびに存在感を増してる。二宮役の役者さんいい演技。
玲奈ちゃんは美しくて切なくていいね。台詞がないところの表情の演技もよかった。きれいなお顔を近くで観ることができてうれしい。
 
ストーリーの理解が深まるだけでなく表情も見えたから余計どんどん辛い話になっていく。今回は終盤の龍馬と総司のシーンで泣けなかった。理由はわからないけど、初見では龍馬の愛の物語だったのが、それ以外の要素がどんどん大きくなってしまったのかな…。初めてのときは細かいことはよくわからないまま龍馬の言葉で泣いていた気がする。
あとやっぱり私には近すぎたかもしれない。なんて贅沢でわがままな感想なのか…。
 
この舞台は観終わったときに楽しかったー!元気もらった!って言えない。体力奪われて魂吸いとられるような感覚があるの、なんなんだろう。そんなにたくさん笑ってないし声も出してないのに、ただ座って観ていただけなのにこっちも汗かいてるの不思議。
本当はもっと笑えて、泣いたとしてもさわやかに終わる話が好きだし、伏線回収して整合性が取れてるきれいな構成の脚本が好き。というのを「スピリチュアルな1日*1」のDVDを見て改めて確認したんだけど、それでもこの舞台独特の魅力にはまっているのかもしれない。それは熱量だったり、言葉の力だったり。そして坂本龍馬という魅力的な登場人物とその役にしっかりはまっている石田さんに。
 
千秋楽まではまだあるけれど、私が観にいけるのは次で最後。週一のペースで観てきたから寂しいよー。石田龍馬ロスになりそう…。しっかり目に焼き付けてくる。

*1:石田さんの主演舞台

2016年7月1日「絶対ハッスル宣言ツアー2016ツアーファイナルHEREワンマン~BEST OF ハッスル」

2016年7月1日(金)
TSUTAYA O-WEST
出演:HERE
 
新・幕末純情伝の記事書いたらアクセス数が急増したらしくびっくりしてる今日この頃。どうせ見られてるならもっと上手い文章書けるようになりたい…。
 
前回とはジャンルが全然違うけど今回はインディーズバンドのライブ。HEREのワンマンに行ってきた!けど途中から観たのでレポとしてはかなり不完全。私の気持ちも微妙に不完全燃焼。
 
この日のライブは3月に発売したアルバム「ハッスル」を引っ提げたツアーのファイナルという位置付け。ワンマンとしては史上最大キャパだったらしい。インストアライブで観て以来ちゃんとライブハウスで観てみたかったのだけどツアーはタイミングが合わず、HEREをライブハウスで観るのは初めてだった。
 
そもそもこの日は行きたいと思っていたけど仕事終わってから行ったんじゃ絶対開演に間に合わないのでチケットも取っていなかった。でも諦めきれずに仕事終わって急いで渋谷へ。19時30分開演のライブで、私が到着したのは20時30分ごろ。
ああYEAHもうYEAHの音漏れがちょっとだけ聴こえた…中でちゃんと聴きたかったなー。
腕に巻けるタイプのサイリウムをもらって中に入った。お客さんばっちり入っていたのであまり奥へ行けず入口付近で観た。
 
MC部分は記憶によるニュアンスです。
 
さらばカマキリ夫人
いきなりきたー!と思った。ハッスルの初回盤についてるDVDで知って大好きになった曲。そして一般流通してるCDには未収録だと知って絶望したw 今回聴けてうれしかった。三橋さんのアコギのソロがめちゃくちゃカッコいい。
 
次の曲はすぐに始まらずハジメタルさんのゆったりしたピアノ、続いてギターも入ってきて、回帰さんの一人語りが始まる。
「ミラノは、首都ローマに次ぐイタリア第2の都市である…」
最初何だろうと思ったけどそういえばハッスルのDVDでも同じようなことをやっていたのを思い出した。
「ミラノの大聖堂広場でギターを弾いていると…」
熱心に聴く日本人の青年がいたそう。
「青年の名前は、確か、長友と言った」*1www
アモーレアモーレの曲振りに時間かけすぎw 真面目な顔でくだらないことするの本当やめてほしい(これからもやればいいと思います)。
アモーレアモーレ
間奏で回帰さんがドラムセット外してフロアに降りてきた。これもDVDで観たやつだー!男性のお客さんがしっかり支えてくれたみたいで「叩きやすい!」と言ってたw
 
メンバー紹介
・ハジメタル
今回サポートとしてライブに呼んでもらったことへの感謝と9月のハジメタルさん主催ライブの告知。ライブにはHEREも出演するとのことで
回帰「一緒にやるよね」
ハジメタル「やるかもしれないですね」
回帰「全曲やろうよ」
ライブ来てくださいねと告知してあげる回帰さん。
 
・壱
普段ユーノというバンドで活動していて、「ギターが抜けちゃって活動が停滞してたんですけど、ギター入れないことにしたので!笑」
壱さんて見た目スキンヘッドでちょっと怖そうだけどすごく軽快なMCするのね。
ギターがいなくなってめちゃくちゃ個性的なバンドになったのでチェックしてみてください、とユーノを宣伝する回帰さん。
 
・IN-pish
女性2人組のダンサーさん。正直私はピンとこないんだけど、回帰さんの中で岡村靖幸が女の子を侍らせて踊ってるイメージらしい。回帰さんが夢を叶えてくれてありがとうと言っていた。
 
・三橋
挨拶の代わりにセンターのお立ち台まできてソロを弾く三橋さん。
 
・武田
「昨日トッピングクラブで今日が一番楽しいって言ったんですけど、やっぱり今日が一番楽しい!」
武田さんは演奏中全然笑ったりしないでクールを貫いてるけどMCになるとなんでこんなかわいいテンションになるの…?
 
回帰「そう!なんか変なバンド始めてるの!(振り返って壱さんを見て)お前もか」w
トッピングクラブの編成はドラム2台、ギター3台、ベース2台、キーボード、ボーカル。
回帰「ボーカル潰しじゃん」w
「これは調べなくていいですから」w
トッピングクラブは応援しない回帰さんw
 
・宮野
宮野さんボーカルの新曲があったのに凝りすぎて間に合わなかったとか。サビだけ軽く歌ってくれたけど「天下統一! 秀吉!」みたいな歌詞らしい。どんな曲だよw
 
 
愛のマスター
宮野さんボーカル曲。不在になったドラムは回帰さんが担当。この曲自体はハッスルのDVDで見て知ってたんだけど、冷静に考えてドラムがボーカルの曲があるの意味わからないし、ボーカルが平然とドラムやってるのも意味わからないw
曲終わりで「宮野さーん!」と黄色い歓声が。冗談で言ってるのかガチのファンなのか私には判断がつかない…w でも本気でカッコいいキャーみたいになってる気はした。実際宮野さんは顔だけ見ると美形だと思う。
 
POWER TO JAPAN
半端な愛とか吹き飛ばしてよ
 
告知(このタイミングじゃなかったかも)
下半期の予定を出し惜しみなく全部言います。と宣言して告知をたくさん。ソロ弾き叫び、シェルターでのツーマン、東名阪のワンマン、あと新曲リリースもあるそう。やったー。
「あとなんか言い忘れたことない?…大丈夫だ、言いたいことは全部曲に込めた」
独り言…?w
 
CHAOTIC SYMPATHY
メカニックマミ
愛し合ったまんま
 
CHAOTIC SYMPATHYカッコいい。愛し合ったまんまで武田さんのギターにトラブルがあったのかな?と思ったのだけど、twitterで検索したところ弦が2本も切れちゃったらしい?
 
死ぬくらい大好き愛してるバカみたい
ゾッコンROCK ON
PASSION
感情超常現象
 
終盤はあんまりよく覚えてない。楽しかったのと踊ったのは覚えてる。三橋さんが回帰さんにギター渡して少しだけボーカルをやってたのはゾッコン~だったっけ…?
ラスト3曲くらいのタイミングで2階から大量の風船。PASSION聴けたのうれしかったなー。PASSION楽しい。
 

残り数曲の時点のMCでアンコールはありませんと宣言していたのでアンコールはなし。明かりがつくと足下をカラフルな風船が埋め尽くす不思議な光景が広がっていた。
私は終わってすぐドリンクを交換して飲んでいたのだけど、恐らく常連のお客さん達が風船を割ってゴミを全て回収していた。手際良すぎだし偉い。私は何もやってないです、すみません。HEREのお客さんは実年齢的にも精神的にも大人なお客さんばかりだと思った。たすたす新規だと若い子も多いだろうけど、昔から応援してる人たちはそうなるよね。私もライブハウス行くには若くない歳だからほっとする客層。
 
物販ではリストバンドだけ買った。色は迷ったんだけど武田さんカラー*2のピンクにしてしまった。私武田さんのファンなのかなー。みんな好きなんだけどつい目で追ってしまうのが武田さんなのかな。
ハッスルの購入者特典の引換券を持っていたからDVDをもらいに行ったのだけど、DVDが品切れだったらしくもらえなかった。なんてこった…。
あとCDは一通り揃えたからちゃんと見なかったんだけど、よく考えたら会場でしか買えないCDがあったのではないのか…?しかもカマキリ夫人が入ってるCD。ちゃんと見てくればよかった。
 
ライブは楽しかったし、ほとんどの曲が初めて生で聴く曲で遅れてでも行ってよかった。でも残念なのはたぶん最初の1時間でハッスルの収録曲をほとんどやってしまって、後半は定番の人気曲が中心のセトリだったこと。私はハッスルが好きすぎるからもっとハッスルの曲を聴きたかった。聴けなかったのは遅れて行ったからなのはわかってるよ。わかってるけど悔しいなー。
 
ハッスルのDVDもらえなかったのも含めてまたライブ来いよってことなんだと思うことにする。
HEREには純粋にもっと売れてほしいと思うしこれからも応援させてもらいます。

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*1:数年後に何のことかわからなくなりそうなので一応解説しておくと、平愛梨が交際中のサッカー選手からアモーレと呼ばれているというネタ

*2:アイドルのようにメンバーカラーが決まっているわけではなく、今回のハッスルの衣装に対応している色

2016年6月28日「新・幕末純情伝」

2016年6月28日(火)
天王洲 銀河劇場
 
初日から数日経って2回目の観劇。もともとこの日は行くか迷っててチケット取ってなかったのだけど、初日に観て感動したのとまだ話の全貌を理解できていない気がして行くことを決めた。
前回よりもちょっと丁寧に感想書く。

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銀河劇場は幕末純情伝で初めて来たけど、アクセスが微妙なこと以外はいい劇場だと思った。写真撮らなかったけど赤絨毯の階段なんかも雰囲気ある。大人の事情で名前が変わってしまうのもったいないな。
 
初日に撮ったお花。左上だけ玲奈ちゃん宛だけど芸人さんからだったから思わず写真撮ってしまった。

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今日は早めに行ってオリジナルカクテルを飲んだ。石田ファンとして「龍馬の汗」を注文。周りを見た限りでは男女共に「総司の涙」を飲んでる人が多かった。むしろ私以外に龍馬飲んでる人いたんですか…?

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今回は2階席最前。かなり見やすくていい席だった。リピーターズチケットありがとう!遮るものも何もなく全体が見渡せた。
 
 
以下感想なので観てなくて情報入れたくない人は注意。
 
 
 
 
 
前回は石田龍馬の台詞ばかりが印象に残ったので、今回は殺陣や他のキャストの演技により注目しながら観た。ただ結局今回も石田龍馬で笑って泣いた。膨大な台詞を滑舌よくすらすらと安定して言えるしアドリブも安心して見れるし、終盤の熱演が本当にすごい。
 
2回目だったからちゃんと人物関係を把握して観ることができた。ただものすごいスピードで年月が経って話が展開していくからストーリーを理解していくのはちょっと大変だと思う。舞台上では演じられない出来事が「こんなことがあった」と早口の台詞で説明されるだけで進んでいくのは不親切というか。本来もっと時間のかかる物語を2時間10分に押し込めて一気に見せているのだと思う。そのハイスピード感に圧倒されて感動している部分もあるのかもしれない。
 
前回のブログでほとんど書かなかった松井玲奈ちゃん。松井玲奈ちゃんのことは実は前から結構好き。ももクロエビ中のヲタだから48グループのことは詳しくないけど、ルックスが美人さんで好きだったし、チャラン・ポ・ランタンのファンになったときに玲奈ちゃんがファンを公言してると知っておおーいいセンス!と思ったりしてた。だから好意的に見ていたし、生で観れるの楽しみにしてた。
具体的には説明できないけど初日よりも演技が良くなっていたと思う。一回観てるから私が慣れたのもあるかもしれないけれど、台詞が聴きやすくなった。人斬りの総司とかわいい女の子の総司の振れ幅も良い。あとダンスの場面は玲奈ちゃんばかり見ちゃう。女の子が踊ってるのを見るの大好き。
 
桂小五郎役の味方良介さんは台詞が聴きやすい。遠くからでもイケメンなのがわかるのはなんなんだろう。早乙女友貴さんの殺陣は確かに速くてキレッキレだった。それでいてわりとコミカルな台詞も多くてかわいらしい。以蔵は龍馬に次いでかっこいい役どころなのでは。以蔵がいい役のせいで早乙女友貴さん好きになりそうでまずい…。
正直石田さんの評価が高いのは龍馬自体がかっこいい役なのも大きいと思う。お調子者で総司を抱くことしか考えていないようで、でも熱くてみんなに慕われていて終盤泣かせにくる。もちろん演じきった石田さんの力量も大きいのだけど。
 
石田さんが褒められてるのは台詞をかまずに感情込めてというだけではない、芸人としてのキャリアの部分も大きいのだと今回感じた。この日は初日よりお客さんが重たくて、時事ネタであまり笑いが起きていなかった*1けれど、石田さんが出てくると笑いが大きくなるような感覚があった。
 
総司が龍馬のことを軽く手で振り払う場面で石田さんの顔にヒットしたハプニングのときは「本当に入った」って言って笑いが起きてた。玲奈ちゃんがしばらく笑いこらえながら話しててかわいかった。そのあと「さっきのお返し」って言って総司の頭を叩いたのはアドリブだよね?
あとアドリブ(というより日替わり台詞?)で「全然売れてない『龍馬の汗』っていうカクテル」って言ってて、ロビーで私がぼんやり思ってたことだったから笑った。石田さんが売り上げ気にしてるからこれから行く人は飲んであげてw
 
今回は客席にJOYが来ていて、本番中にむちゃぶりされてあたふたする場面があった。まさかお芝居の最中に自分に振られることがあるなんて予想しないだろうから仕方ないけど、JOYにはもう少し頑張ってほしかったかもw ただあれは振った側がもっとちゃんと処理してあげないとダメ。そのあとに出てきた石田さんが少しフォローしてたけど、本当はあの瞬間にいてほしかった。アドリブは経験がものをいうだろうから若手役者勢にも毎日やりながら頑張って上達してほしいな。もちろん石田さんが上手いのは芸人としての16年の積み重ねだから別格なのは分かってるつもり。
 
ただやっぱり石田龍馬素敵ー!ってなるのは終盤のシリアスな場面。とりあえずラブシーンがエロいとかそういうお芝居じゃない。「松井玲奈が体当たりのラブシーン」とか書かれてるけど、体当たりなのは体力と精神力を注ぎ込んでるキャスト陣の演技そのものなんですよ。スポーツ紙の記事にビビって観に行くのためらっている人はもったいないよ。
 
今度私が行くのは紀伊國屋ホール。前のほうの席なので表情ばっちり見えるだろうなー!楽しみ。

*1:都知事のネタは初日はタイムリーだったけど、この日は鮮度が落ちてたのもあるかも

2016年6月23日「新・幕末純情伝」

2016年6月23日(木)
天王洲 銀河劇場
 
新・幕末純情伝の初日に行ってきた!仕事休むつもりが休めなかったり、チケット取ったの遅かったから3階席だったりだけど観に行ってよかった。
 
ネタばれはしないけど何も知りたくない人は読まないでください。
そしてただの石田ヲタの感想なので参考になることは何もないよ。

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まずは内容以外のこと。
 
劇場の入口の外(といっても建物の中)にずらりとお花。座長が一番多いけど石田さんにも来てた。不思議なラインナップだったけど。写真は今度載せる。
 
チケットもぎられて階段を上がるとチラシをどっさり渡されて、奥のスペースが物販。フライヤーの束の中にノンスタの単独のフライヤーも入ってた!うれしい。
 
物販はグッズの種類も少ないからかスムーズで、5分も並ばなかったかな。
まだ全然読んでないけどパンフレットは買う価値あると思う。写真だけじゃなくてインタビュー多めなのがうれしい。
 
上演時間は2時間10分とのことだったけどかなり正確だった。カーテンコール全部終わって廊下に出てスマホの電源入れたら21時10分だった。
 
 
以下ストーリーには触れてないけど感想。
 
 
 
 
 
玲奈ちゃんかっこいいし、石田さんかっこいいし、時事ネタ笑ったし、泣いた。
 
ラブシーン、ラブシーンと言われてたけどラブシーンはあんまりなかったかも。どちらかというと下ネタかな。下ネタで笑えない人は若干キツいかもね。
 
台詞量の多い舞台だけど、特に石田さんの台詞多め、そして長台詞がすごい。全体的にすごいスピードで話が進むし台詞も早口だからボーッとしてると置いていかれてしまいそう。
 
紀伊國屋の席が良いから心の準備と内容を把握するために一回観てみようと思ったのだけど、行ってよかった。そして大事な初日をの軽めの気持ちで行って申し訳なかった。というか普通に3階席で感動してましたから。
 
全員で創った舞台そのものに感動してるんだけど、やっぱりどうしても石田龍馬のことばかり印象に残ってしまう。石田龍馬素敵だった。ありがとうございます…。石田さん好きだよ…。なんで龍馬役が芸人なんだよー!って言ってた人たちが手のひら返してくれるとうれしいな。どんどん返してくれていいから。
 
動くし叫ぶしハードな舞台だから、出演者の皆さま千秋楽まで怪我なく無事に走り抜けてください。
東京公演あと3回行くので楽しみにしてます。