主にライブのメモとか。

お笑いライブや音楽ライブのレポと感想を中心に。いいブログタイトルが思いつかない。

2021年2月14日「空気階段 第4回単独ライブ『anna』」

2021年2月14日(日)
 
空気階段の単独ライブを配信アーカイブで見た。
 
空気階段を認識したのはいつだっただろうか。多分無限大ホールの若手でおもしろいコンビがいるよ、というような話題でコンビ名だけは早い段階でなんとなく聞いたことがあった気がする。私が無限大ホールを知っていたのはAGEAGEシチサンの頃なので実際に見たことはなくて、初めて見たのはKOC決勝出場のあたりじゃないかな。まだ生で見たことはない。
 
去年のKOCは1本目の霊媒師のネタは大好きだし、2本目のネタはかたまりさんの女装が可愛すぎて顔ファンになったw 若手実力派という印象はあるけどそこまでたくさんネタを見ていたわけではなく、ファンというわけではなかったけど、Twitterで信用できる人たちが褒めていたから*1チケットを買ってみた。
 
アーカイブ期間は終わっているけどDVD発売の予定があるので視聴予定の人は注意してください。一応核心に触れるネタバレはしないつもりです。
 
 
 
コントタイトルは以下。1本目以外はステージ上のスクリーンにタイトルが映されてからコント、という流れだった。
 
オープニングコント(タイトル不明・彼女への手紙)
オープニングVTR
27歳
SD
メガトンパンチマンカフェ
コインランドリー
銀次郎24
Q
anna
 
どれもおもしろかったし、日常ぽいけどちょっとファンタジー入っている世界観も好き。
びっくりしたのはもぐらさんの演技の上手さ。もちろんかたまりさんも上手いんだけど。もぐらさんは演じているんじゃなくてもうそういう人なんじゃないかと思ってしまう。27歳のあとSDが始まってガラッとキャラクターが変わったときにドキッとした。滑舌とか喋り方をこんなにコントロールできるのすごいと思う。
 
かたまりさんはあんまり汚れ役をやらないのかと思っていたけどそうではなかった。常識人や女の子役のかたまりさんも好きだけど、ヤバい奴を演じているときのかたまりさんのこと好きだ。あとかたまりさんの演じる女の子がかわいいのにぶりっ子やセクシーではなく(男性の理想の女性というキャラクターではなく)ナチュラルな女の子だったのも好きだったかも。
 
中学生男子が考えたのかな?っていう下ネタもあったんだけど、いざ生身の女性(演じているのはかたまりさんだけど)と対峙したときにはあまりにもピュアな純愛になるところもキュンとしてしまう。だからエロはあれどゲスさはないんだよね。ただ周りの人におすすめできるかどうかは別。家族や同僚に××力発電のネタなんてとても紹介できないw 私は好きだったけどね。
 
もぐらさんの音楽愛やかたまりさんの爆笑問題愛が感じられたのもよかった。私はカーボーイリスナーなのであのラジオの放送時間にキュンとしたしうれしかった。
 
ラストの長編コントはコントと呼んでいいのか、もはやコントではないような作品にも思えたけど、とてもよかった。チャールズ宮城がラジオで呼びかけた言葉に泣いてしまった。終わり方も素敵。以下Twitterに書いた感想をそのまま貼る。
コントって荒唐無稽にボケを入れればいいものじゃなくてちゃんとストーリーとか世界観があってほしい(そういうのがやりたいなら漫才でやればいい)と思っているし、なんなら笑えなくても心に響くものがあればいいと思ってる。だから最後のコントは好きだ。
 
最後のコントで今までのコントの要素を少しずつ入れたり、感動できるストーリーのあるコントだったりするのは過去に他の芸人もやってきたことで、空気階段のオリジナルというわけではないけど、クオリティと見終わった後の満足感という意味ですごく完成度の高いいいライブだったと思う。
 
 
 
 

*1:あと公式からいいねされた