主にライブのメモとか。

お笑いライブや音楽ライブのレポと感想を中心に。いいブログタイトルが思いつかない。

最近見た映画(5月)

まだしばらくライブに行けそうもなくてブログを更新するネタがない今日この頃。ブログを書くこと自体忘れてしまいそうだからリハビリを兼ねて映画の感想を上げていく。ネタバレなしで書けないからネタバレあると思うので注意してください。そもそも読む価値がないから読まなくていいと思います。
 
 
回帰さんと高畠さん中心にやっているバンドマン映画会で取り上げた映画が多めになりそう。あとはAmazonプライムにある映画で気になるものを少しずつ見ていきたい。でもバンドマン映画会のペースが早すぎてあんまり見れないかもw
 
 
1999年 監督:是枝裕和
 
バンドマン映画会のお題映画。
死後の世界という設定はファンタジーだけど、描かれ方は全然ふわふわしてなくて現実感があるのが好き。天国に持っていく思い出を一つしか選べないって残酷だと思った。
映画の技術ができる前はどうなっていたんだ?演劇で再現してたんじゃない?って話がバンドマン映画会の中であったけど、そういうツッコミどころはちょっとわかる。今(2020年)だったらビデオテープじゃなくてBlu-rayで自分の人生振り返るのかな、とかw
あと人生を記録したビデオテープを取り寄せることができるのに、基本的には本人からの聞き取りを元に映画を制作するっていうのも不思議なシステム。セスナ機の形状はビデオテープで確認してあげたら?みたいなw
あの施設で働くのがちょっと楽しそうだし、私だったら思い出を選ばずにあの場所に残りたいかなーと思った。
あと若かりし頃の井浦新さんが美青年だった。
 
 
FRANK 
2014年 監督:レニー・アブラハムソン
 
バンドマン映画会のお題映画。
見終わったときの素直な感情はなんじゃこりゃって感じw
でもバッドエンドとは思わなかったかな。フランクがお面を脱いでバンドメンバーと再会して歌えたんだから。
主人公のジョン視点から見ると寂しいけど、ジョン自身がこれでよかったと思って立ち去っているなら見てる側からは文句言えないかな。ジョンは他のバンドメンバーよりも一般社会に溶け込めるタイプで、バンドから離れてもたくましく生きていけるだろうし。
映画会でジョンの成長の話だという視点でも話されていて、そういう認識はなかったけど言われてみればそうかも。
 
 
2002年 監督:リチャード・ケリー
 
バンドマン映画会のお題映画。
前評判通り難しい話だな、と。彼女が死なないように過去に遡って…ということかな?とまではわかったけど。
主人公の中では彼女が死ななくなったからハッピーエンドになるのかな。
タイトルの画像にもなっているウサギの顔が怖かった。ウサギというよりほぼガイコツだと思うんだけど、あれを見てウサギだと言い切れるセンスすげえなって思ったw
最後伏線回収でスッキリするのかと思ってワクワクしていたのにそんなことはなく、え?って感じで終わるから難解映画と呼ばれているのね。劇中で一切説明されていない理論によって時空が動いているという設定はずるいなーと思った。ディレクターズカット版やら公式サイトやらを見ないとわからないというのは後出し感がある。多少作品の時間を延ばしてでも映画の中で説明できなかったのかな。
高畠さんが言ってた青春ものとして見たらおもしろい、というのはわかる。
 
 
おんなのこきらい
2014年 監督:加藤綾佳
 
ふぇのたすが劇中音楽を担当しているということで前から気になっていたんだけど、アマプラにあったからやっと見れた。
恋愛ものの王道で、キリコのかわいさになびかない不器用だけど真面目で誠実そうな高山と最終的に結ばれる話、かと思ったらもう一つ展開があった。
最近はおしゃれは男のためじゃなく自分のためにするもの、という考え方が強いと思うけど、キリコは逆のタイプ。
媚びてる、と突き放すのは簡単だけど、キリコはちゃんと一途な女の子なんだよね。
私は自分の容姿に自信ないし恋愛体質でもないからキリコみたいな女の子はちょっと羨ましい。キリコになりたいかと言われるとそういうわけでもないし、友達になれそうだとも思えないけど。共感はできないけど最終的にちょっと応援したくなってきちゃうところが絶妙なのかな。爽やかな終わり方だったと思う。ふぇのたすを知らない人はあの出演の仕方をどう思ったのかは気になる。
 
 
幸せなひとりぼっち
2016年 監督:ハンネス・ホルム
 
バンドマン映画会のお題映画。
ただただいい映画だった。名作。
最初はこういう面倒くさいおじさんって欧米にもいるんだなーって思ったけど、過去と人柄(なんだかんだ親切)がわかっていくうちにどんどん愛らしくなる。
奥さんであるソーニャの若い頃がかわいらしすぎた。
 
 
 
上映当時から見たいと思っていたけどずっと見ていなかった作品。
事前にどんな話か大体知っていたから普通に受け入れたけど、知らないで見ていたらラストはえ⁉︎って思ってたかも。結末そのものというよりすぐ5年後になるところが急展開で戸惑った。
夢を叶えるためには必要な出会いと別れだったってことかな。
ちょっと気になるのは、ミアにとっては衝撃的な再会だったけど、セブはミアの成功を知っていたし人気女優になったミアが結婚したことも出産したことも知っていたはずなんだよね。どんな気持ちでその店名にしたの?って思っちゃう。切ない。
ミュージカル好きにはあんまり評判が良くなかった気がするけど、私は結構好き。たぶん私はミュージカル好きじゃないほうの人間だからですね。また見たい。
 
 
 
バンドマン映画会のお題映画。
怖いの苦手だから映画会のお題じゃなかったら一生見ない映画だと思う。
実はそこまで残虐なシーンとかグロがあるわけではない(あったら見れない)けど、主人公が精神的に追い詰められてるから見てて疲れる。どんな怖いシーンが出てくるのかと身構えてずっとドキドキしてしまう。
ドニー・ダーコと違ってスッキリするラストではあったかな。というか文字であらすじ書こうとするとめちゃくちゃ短くできるシンプルな話をずっとスリリングに見せているだけの映画だったのか。
 
 
 
バンドマン映画会のお題映画。
ソ連史は全然わからないからへーって思って見てた。
コミカルには描かれてるけど、やってること言ってることは酷い。ある程度史実に基づいているんだもんな…。
それにしてもロシアの人名って全然覚えられない…
 
 
2019年 監督:ロブ・レターマン
 
アマプラではなく金曜ロードショーでやっていたのを見た。
予告映像でいまいちだと思っていたピカチュウは思ったよりかわいかった。ただあんなにもふもふしてるイメージじゃないんだけどなー。ピカチュウの毛って、あんなに獣ぽくなくてもっと産毛程度の毛しか生えていないイメージだったんだけど私だけ?
劇中には最近のポケモン*1も出てくるけど、ストーリーに絡むのは初代のポケモンが中心なのが、当時小学生だった身には刺さる。知ってるポケモンが動いてるのかわいいよー。
ストーリーはおもしろかったけど、もう少しポケモンがいろんな技で戦っているところが見たかったかな。他の映画でも見るようなアクションシーンが多くて、この場面ポケモン関係なくない?と思うことがあった。
人間含めてゲーム風のイラストになっていたエンディングが一番テンション上がったかもw
 
 
箱入り息子の恋
2013年 監督:市井昌秀
 
障害のあるヒロインを扱った恋愛ものだけど、変に純愛とか感動とかを煽らずにちょっとダサくて情けない主人公を星野源が演じていて笑えちゃうところはいい。
でもラストがなー…もっとベタに綺麗に終わらせてよかったと思う。
あと、健太郎は逃げ恥の平匡と同じ童貞だけど、平匡よりも圧倒的にコミュ症でヤバい奴(平匡は同僚とは普通に会話するしお昼も一緒に食べるけど健太郎は否)。でも平匡とは違ってあまりHに抵抗がないというか、そんなに葛藤したり焦ったりしないで普通にホテル行くのがマジかwって思っちゃったw
それから一つの物語内で主人公が2度も大怪我するっていうのはどうなんだろう。ドラマチックな展開にしたかったのかなと推測するけど、そんなに怪我のエピソードが効果的に働いていたように感じなかったし、単に話の作り方が下手なのか?
未婚を両親に心配される、という設定は自分に照らし合わせると普通にしんどい。わー\(^o^)/って感じ。
健太郎の場合は珍しい苗字を途絶えさせず受け継いでほしいというのがプラスされてるから女から見るとちょっとモヤっともする。結婚で女が改姓するのは当たり前、子どもを産むのも当たり前、という価値観が両親の中に無意識にあるんだよね。そして劇中でそれ自体を疑問視するようなものは出てこないから監督の頭の中にも無意識にその価値観があるんだろうなーなんて。
盲目の女性を演じた夏帆の演技はよかった。
 
 
きっと、うまくいく
2013年 監督:ラージクマール・ヒラニ
 
バンドマン映画会のお題映画。
インド映画はたぶん初めて見たんだけど、エンタメ作品として楽しかったし、いい映画だった。インドの話となるともっと異文化感があるかと予想していたけど、普遍的な話だった。
ベースは大学生の青春コメディだけど泣けるシーンもメッセージ性もあるし、歌とダンスは心情を表現していてあんまり違和感なく見れた。
高畠さんの言っていた80年代の少年漫画感は、私が80年代の作品を見ていないからわからないけど、結構王道っぽいストーリーというか斬新さはあんまりなかったかも。私が子どもの頃見ていた90年代くらいの漫画やアニメにも通ずるようなストーリー展開だったのかな?前知識なしで見たから展開が読めるということはなかったし楽しかったけど。敵対する学長やライバルのチャトゥルの描き方には既視感があった。
 
 
2016年 監督:草野翔吾
 
そもそも恋愛関係でもない男女が同居するか?というところも含めちょいちょいぶっ飛んでる展開があった気はするけどおもしろかった。予想よりコミカルで楽しく見れた。
箱入り息子〜を見た後だから余計に思うのかもしれないけど、性の多様性やジェンダーにとらわれていないところがさらっと描かれているので見ていて穏やかな気持ちになる。本筋のストーリーも登場人物が少し成長して前に進むというポジティブな話で好き。
料理のシーンもいい。ただ、私は肉を食べるのは悪いことではないし栄養バランスのために必要なことだと思っているから、肉を食べるのが良くないことのように描かれているのはちょっと気になった。
あとはもう林遣都がカッコよかったなーって感想になっちゃう。そもそもこの映画、ドラマ版火花とおっさんずラブを見て私の中でプチ林遣都ブームが来てたときに知ったんだった。
 
 
 
新しい地図の初映画。SMAPは子どもの頃からのスターで好きだけどファンというほどではないので、どちらかというと太田光監督作品としての興味のほうが大きかった。公開時に見たいと思っていたけど行けなかったからやっと見れた。
稲垣、香取、草彅の順でそれぞれの主演作、最後に全員が出演するまとめ的な作品というオムニバス。芸能界のど真ん中に居続けていた人たちだからもうちょっと大衆向けでポップな作品だと予想していたんだけど、結構クセの強い映画だった。
太田さんの作品はそれぞれが主演の3つのオムニバスの中だと一番ストーリーがちゃんとしてたかな?草彅剛の演技も迫力あったし。でも他と比べると暗くて音楽の要素もないから、全体の中で見るとちょっと浮いてたかも。『光へ、航る。』というタイトルは太田さん自身で考えたのかな?制作側からの提案なのかな。
1本目はなんかイマイチ。私が園子温が苦手なのかもしれないからこれ以上はなし。
2本目はファンタジーだけど本人役ぽく、歌を歌えなくなるという設定も現実を反映したものなんだろうし不思議な作品。SMAP香取慎吾を知らない人が見たら意図が伝わらないと思うんだけど、そもそもこの映画を見る人でSMAP知らない人なんていないか。
4本目は各エピソードの続きというかオチというか、そんなものを織り交ぜながら進むんだけど、終わり方は中途半端かな?ストーリー的にもスッキリとは終わらないし、新しい地図の3人が一緒に歌うなり会話するなり絡んだほうがよかったような気がする。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

*1:金銀以降わからないからもはや最近じゃないものも私の中では最近のポケモンにカテゴライズされる