主にライブのメモとか。

お笑いライブや音楽ライブのレポと感想を中心に。いいブログタイトルが思いつかない。

2020年4月25日「ボクコネ〜ぼくはテクノカットよりコネチカット」

2020年4月25日(土)
 
中止になってしまったエビ中舞台の配信。19日の配信で見たのだけど、アフタートークが聴きたくて25日も2回分のチケットを買ってしまった。
実は前回のときはアーカイブ含め3回見ていて、この日の配信でも見たから本編は短期間でかなり繰り返し見れたことになる。ちなみに本編はどの回の配信でも共通のものだった。
 
以下、役の考察だったり演者の演技についてだったりを一人ずつ。前回の記事はアクセス数増えてちょっとビビったけど今回はそんなに検索で来る人もいないと思って自由に長々書く。
ネタバレ含むのでBlu-rayで見る人は注意でお願いします。
 
 
 
 
 
日野さやか/星名美怜
男がコロコロ変わる、ダメ男に貢ぐ、水商売、喫煙者、という女の子で、アイドルでこの役ができるのすごい。まあ本人の若干ヤンチャな革命ガールの部分も作用してるけどw、作品のためならこういう役をやらせる運営もちゃんと演じる美怜ちゃんも偉いと思う。
日野は初見だと自己中に見えたけど、柚子ちゃんを犠牲にしたくないという気持ちは実は強いし、2回目見ると結構まともなこと言ってるなって思った。
 
あんまり本筋と関係ないかもしれないけど、満はシンガーソングライターという肩書に憧れていただけなんじゃないかな、と思う。ナルシシズムな部分が強くて、音楽への愛とか自分の気持ちを誰かに伝えたいとか歌を誰かの心に届けたいとかあんまり思ってなさそう。
日野とは逆で、明るくて協調性があるようだけど、2回目以降見るとわりと残酷に見えるキャラクターなのよね。ナウシカ王蟲の群の前に身を差し出した話をうれしそうにするけど、それ同じことを柚子に強制しようとしてるんだよね?と思うと怖くなる。
何事もなければ100年生きられる食糧があることを2度確認していたから、極力みんなで仲良く、何事もないまま宇宙船での生活を続けようとしていたのだろうな、とは思う。
真山ってちょっと演技が大袈裟なところがあると思うんだけど(アニメの影響かな)、萬屋のキャラクターにはあってたんじゃないかな。
 
田中柚子/中山莉子
精神年齢が子どもなのを表現するために若い女の子が何の老けメイクもしないまま演じるけれど、実年齢はおばあちゃんという役柄。本当におばあちゃんのように感じてくるりったんの演技が秀逸だった。
ネットの考察だと柚子はスイッチの意味も全部理解していたという解釈が多かった気がするんだけど、私はスイッチのことは理解できていないと思ってる。全部理解した上で「10分経った?」と無邪気に宇宙少女に尋ねているとしたらちょっと辛すぎる。
ただ子どもだからって*1何もわからないわけじゃないし、空気を読んだり本質を見抜いたりすることはできるのかな、と思う。
一見純粋に見えるけど家賃の代わりにベルマークを提出させて宇宙旅行を当てようとした行動はすごくしたたか。普通に住人にベルマーク集め協力してね、と頼むより家賃の代わりにするほうが必死に集めてくれるし。単に純粋で弱い被害者というわけではないよなぁ…。
 
宇宙少女/小林歌穂
宇宙少女は最初柚子おばあちゃんの妄想や幻覚で実在しないものかと思った。でも「コスモの力」で山田を眠らせているから実在しているんだよね。
作中で一番利他的な登場人物ということになるのかな?でも誰にも気づかれなかった自分を唯一拾ってくれて故郷の星に連れて行ってくれると言ったから柚子ちゃんを慕っているだけで、恩があるからと言えば聞こえがいいけど、柚子が自分にとって有用な地球人だっただけとも捉えられるかな…?でも柚子と宇宙少女との友情だけは優しく温かく美しいものだと思っていたいなー!かほりこがくっついて遊んでるのただただかわいかった!柚子を悲しませないように、とか守らなきゃって行動をしてたもんな。『宇宙少女』という名前も柚子が呼びやすい様に自ら名乗ったor柚子につけられた名前を受け入れたのだと推測できる。
 
山田/山口森広
高圧的で人を見下すようなところがあり、かつ妻を殺害しているという一番同情しにくい人物。詳しい理由や経緯はわからないけどわざわざ銃を用意してるところが計画性が高いよね…。まあ銃出てくるのは脚本の都合上というところが大きいんだろうけど。
アフタートークに出た山口さんが明るい愛されキャラだったのがよかった。役者さんはすごい。
 
佐藤/山田悠介
目上の人間に弱い、という性格を日野から明かされていて実際山田を慕いつつ顔色を伺って行動している人物。山田を尊敬しているという発言をする一方で、恐れたり嘘をついたりと心を開いているわけではない。佐藤は山田が妻を殺害したことを唯一知っているわけで、逆らったら最悪自分も殺されるかもしれないという恐怖による保身だったのかな、とも思った。山田妻の遺体を発見したのが密閉空間の宇宙船ではなく、普通に地球上だったら通報してるんじゃないかな。法や倫理に背いてまで山田を守ろうとは思わないはず。地球滅亡後の宇宙船内は法も国家権力も存在しない空間だったのだな、と。
山田が死んだと思った佐藤が日野に助けを求めるところにうわーってなる。
アフタートークのメガネなし悠介さんがただのイケメンでびっくりした。ミチが佐藤のことを「イケメンじゃない?」って言ってたとき、そうでもなくない?と思いながら見てたから、ミチさんごめんって思ったw 
 
板垣恭子/柏木ひなた
自分のことを一番愛してくれていた(そして自分にとっても一番大切な人だった)おばあちゃんを亡くして世界に絶望して引きこもっていた板垣。柚子にボタンを押させることに拒否感を示していたのに最終的に柚子にボタンを押すように頼んでしまう。この結末自体もうーんってなるけど、そもそもその前に揉め事はやめてください、と言って自分で考えることをやめてしまうんだよね…。ラストの極限状態での決断よりも全部拒絶して引きこもっちゃったところのほうが罪深いなーと思ったりする。
最後の行動は、柚子の『おばあさんより、もっともっと板垣さんを愛してくれる人が絶対に現れます』という言葉を信じて、いつか遠い未来で誰かと出会えるという僅かな希望に賭けたのだと思いたい。
 
この先のハッピーエンドを考えるなら、宇宙船が宇宙少女の生まれた星に辿り着き、板垣と柚子は保護されて宇宙少女は家族と再会する。そして柚子は宇宙少女の元で、板垣は星で出逢った『おばあちゃんよりも自分を愛してくれる人』(パートナー)と幸せに暮らしてほしい…んだけどこの終わり方は一つ欠陥があって、板垣にはその宇宙人たちが見えないんじゃない?ってところ。
そうすると柚子と宇宙少女が2人きりで宇宙旅行をし続けるというところまでしか想像できないかな。
 
 
25日のアフタートーク山田悠介さん回、演出高羽さん回ともに楽しかった。謎だったタイトルの由来に関して高羽さんが『マジで意味がないw』って言ってたのは笑っちゃった。
 
配信という形だったけど作品を届けてくれたキャスト、スタッフの皆さんありがとうございました。
 
 
見終わったときに頭に浮かんだ曲を2つ貼りつけて終わります。

小学館

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*1:認知症による幼児退行と本当の幼児を同等のものとして扱っていいのかはわからないけど、同じだと考えた場合