主にライブのメモとか。

お笑いライブや音楽ライブのレポと感想を中心に。いいブログタイトルが思いつかない。

2019年11月14日「相対的浮世絵」

2019年11月14日(木)
 
ものすごく今更の記事だけど、上げてなかったから上げます。
 
 
 
相対的浮世絵、マチネを観てきた。これが自分にとってはラストの観劇。
 
この日はチケットを譲ってもらったので、山本くんファンの人たちと少しお話しできて楽しかった。
 
中盤の石田さんの「裸を見せた」のジェスチャーが、今までのシャツを開ける動きじゃなくてスカートめくってた気がする。色目を使うときにスカートをガバッとめくる人はあまりいないと思うけどw
 
 
テンポいいところはより軽快に、間を取るところはたっぷりと、という印象だった。
 
終盤客席から携帯が鳴ってしまったのが残念。
終わりの智朗と関のやり取りで、
智朗「携帯切っとけよ」
関「(すみません)」ペコリ
というアドリブがあってフォローしてたけど、音が鳴っちゃうのは本当にダメ。
 
カーテンコール2回目では、玉置さんバク転、山本くんバク転、ときて、伊礼さんが山西さんのバク転をサポートしようとするが、いや無理無理w というリアクションだった。
 
いつもならここで一言も発しないまま帰っていくんだけど、
 
伊礼「今日は何の日なの?」
山本「…誕生日です」
石田「えっ⁉︎」w
知ってるでしょ、とツッコまれる石田さんw
 
みんなでハッピーバースデーを歌うことに。ミュージカル俳優の伊礼さんは流石の歌だった。声量すごい。
 
演出の青木さんがケーキを持って来て、本物の火はついていないので、伊礼さんが手で炎を作って吹き消す。
 
山本くんは芸能生活は長いけど、お客さんの前で誕生日を祝ってもらうのは初めてだそう。
宇宙Sixをもっと大きくしたいしみなさんとまた共演したい。お笑いライブもやってみたいwという今後の抱負。
 
 
平日マチネにも関わらずほぼ満席の入りだったのはおそらく山本くんのお祝いでファンの人たちが集まったのだと思う。カーテンコールも盛り上がって、いい回だったと思う。
 
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重いテーマの話で、特に玉置玲央さん演じる遠山に毎回心を掴まれて苦しくなった。軽い身のこなしで明るく振る舞っていた遠山が、やり残したことや悲しみや恨みを思い出して表情を変えるところがいつもしんどくて。
最後の場ではみんな明るい気持ちになって終わるんだけど、智朗の表情が特に変わっていたと思う。今までずっと罪悪感や、達朗と遠山に復讐されるのでは、という不信感で暗い顔だったのが、全て精算して明るくなるんだよね。仕事も辞めてしまって開き直った明るさという部分もあるんだろうけど。2人が「出てこれる」ように決断してよかったなーと思う場面だった。
実は1回目の観劇では智朗の表情がどうとかに気付いていなくて、智朗と関の自業自得じゃんと思った。死んだ側も生き残った側も呪縛から解放される話だったんだな、と複数回観ることで理解して納得できていった気がする。
そういう意味では、再婚することになったからもう来ないでくれ、と奥さんに告げられてしまった野村は、あんまり救いがなくてかわいそうだなと思ったり。
 
来年はまたつか舞台を観る予定なんだけど、私が本当に観たいのは現代ものの会話劇なのです。
ちょっと重たかったけどよくできた舞台だったし、出演者も仲が良くていい作品だった。