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2018年7月10日「新・幕末純情伝 FAKE NEWS」

2018年7月10日(火)
 
また新幕末純情伝をやるというので観てきた。2016年にノンスタの石田さんが龍馬をやったときは計4回行った思い入れのある作品。石田さんも玲奈ちゃんもいないけど、今回はどうなるのか気になって、ネットの評判見るより自分で観てしまったほうが早いと思った。
 
この日はつかこうへい命日特別公演。舞台上に久保田創さん、大石敦士さん、増子敦貴さん。一人ずつつかさんへの手紙を朗読する。
 
敦貴
僕は漢字が苦手です。「白日の下に」という台詞を「しろめ」と読みました。つかさんは名前がひらがなだから好きですw
 
大石
つかさんが演出をした過去の公演で、あまりにも厳しくて出演者が次々とクビを切られ、ポスターに写っている人までもがクビになりました。僕もその一人です。
 
久保田
過激な台詞をこれは大丈夫なんですか?ときいたら「お前が考えたことにしろ」と言われましたw
つかさんは偉い人が嫌いだったが自分のことは1番偉いと思っていた。アインシュタインを2番目の天才と呼んでいたw
 
酷い手紙を読んだ役者を殺陣指導の清家さんがボコボコにする。
実の息子さん?の男の子が「父ちゃんやめてー」と。そういえば前回の公演では本編に小さい男の子が出てたけど同じ子かな?
 
そんなこんなで開演。
 
以下、2016年の松井玲奈石田明版と異なる点。ネタバレです。
 
・序盤の殺陣で総司が男性キャストに絡みながら斬る動きは前回なかったはず。
 
・龍馬と以蔵の「筋を通そうー♪」のところは音程ハモってたw
 
・「他に行くところがない」「男がいないと生きていけない女」みたいな台詞は前回はなかったと思う。
 
・桂に抱かれるシーンと二宮からの告白も前回はなかった。
 
・あとは全体的に曲が変更されてて、ちょっと選曲がおしゃれ?なのかな?
ポケモンなかったのはちょっと許せぬ。
めざせポケモンマスターは歌詞とここまでのストーリーがなんとなく合っていてBGMではなくてミュージカルに近い効果の曲だった。だからポケモンじゃなくてもこの場面に歌詞があっている曲だったら納得できるんだけど、そういう曲じゃなかったしただ踊ってただけだった。
だったらそもそもこの場面でのダンスシーンはいらないのでは?と思った。
 
カーテンコール後にはすぐにアフタートーク
 
演出さんから。つかさんとはドラマで一緒になった。そのとき自分は助監督。リハ?を見に来たつかさんに台詞を全部変えられたw そのあとは仕事で一緒になるというより麻雀仲間だったとか。
 
最後細貝さんの一発ギャグ
ジョンとの再会を喜んでいたらエイリアンが来たときのリアクション(?)
 
本番で出しきるからこの舞台はあんまりアフタートークに向いてないですね、と演者の誰かも言ってたけど、確かにちょっと盛り上がりに欠けたかも。
左右に偉い人がいたから若手はちょっと話しづらかったんじゃないかな。アフタートークはファンサービスと割り切って若手俳優だけで楽しくしゃべらせたほうがまだよかったかも。ただそうするとつかさん追悼の要素が薄くなってしまうからな…。
 
 
以下感想いろいろ。
 
この作品は早口で叫ぶような台詞も多いんだけど、全体的に聴き取りやすかった。席の問題か慣れなのか。2年前とはいえ4回も観に行って台詞が頭に刻まれていたのかもしれない。
あとは台詞回しに難のある人がいなかったのかもしれない。でも小ネタギャグみたいなところは全然聴き取れなかったんだよな…。おもしろくなかった以前に何をやろうとしているのかわからなかった。
 
きたりえちゃんは悪くなかったんじゃないかな。玲奈ちゃんのほうが少年感のある総司で、きたりえちゃんのほうが女性感があったかな。女であることを意識させる台詞も増えていたと思うし。
 
桂役の人はスタイルがめちゃくちゃよかった。脚が長すぎない??あと前回土方をやっていた細貝さんは観てるときどの役なのかわからなくて終わってから確認したんだけど、海舟役よかったと思う!
 
すごい熱量のある作品だと思うのだけど、見終わったときのどっと疲れる感覚、全身が熱くなった感覚は今回はなかった。
 
実は今回は紀伊國屋ホールで初めてかなり後ろの席だったのだけど、前の席の人の頭が被ってしまってかなり見辛かった。総司の殺陣のシーンではほぼ何も見えず、斬られて飛ばされた役者が左右からちょっと見えるだけだったりした。そういう意味で物語に入り込めなかった部分はあったと思う。これが初見の舞台じゃなかったこと、お目当ての役者さんがいたわけじゃなかったのはまだ救い。要は石田さんの舞台のときにこの席じゃなくてよかったー!ってことなんだけど、高いお金払ってあの席はちょっと辛いよな…。
2016年のときは銀河劇場の3階席とかでも観ていて、表情はほとんど見えなかったんだと思うけど、舞台上はちゃんと見えたし話に引き込まれて感動したもんな。
 
あとは私が石田さんのファンであることと新幕末=石田龍馬のイメージが強いせいだと思うのだけど、味方龍馬には石田龍馬ほど引き込まれなかったのは事実。味方さんのファンではないけど、前回の新幕末でも熱海でも観ていて、もはやおなじみの存在で好意的には思っているつもり。でも桂役や熱海の伝平衛のほうがあっていたと思う。味方さんは龍馬にはイケメンすぎるんだと思う。初めからカッコいいから落差がないというか…。「た◯しょう」とか言われても(いやいや、そんなわけないでしょw)と思ってしまう。石田さんだったら(でしょうねーw)って思えるのに。すごいしょうもない感想で申し訳ない。
 
 
2016年の新幕末は思い入れが大きすぎるのでいろいろ書いたけど、本当に個人の偏った感想なのでごめんなさい。
 
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