主にライブのメモとか。

お笑いライブや音楽ライブのレポと感想を中心に。いいブログタイトルが思いつかない。

2016年7月7日「新・幕末純情伝」

2016年7月7日(木)
紀伊國屋ホール
 
新・幕末純情伝、3回目の観劇。この日の前日から紀伊國屋ホールに会場が移り、私が紀伊國屋ホールで観るのは初めて。
今回はノンスタファンじゃないのにノンスタライブに付き合ってくれたことのある奇特なお友達と一緒。誰かと一緒だといつもとはちょっとちがうテンションで楽しいね。

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紀伊國屋ホールは銀河劇場のようなきらびやかさはなくて古さを感じる劇場だったけど、そんなことよりも狭い。
何よりも今回は最前。最前やばいね…。舞台がめちゃくちゃ近い。表情どころか飛び散る唾も見える。舞台手前側での殺陣は刀や演者がこちらまで飛んできそうでちょっと怖かったり。
他の人の感想で読んではいたけれど、終盤での石田さんの汗が本当にすごかった。近すぎて見てはいけないような気さえした。いや、しっかり見たけど。
 
前回くらいから以蔵に注目しているのだけど、今回もカッコよかった。海舟との殺陣のシーン好きだな。
あと二宮のシーンが観るたびに存在感を増してる。二宮役の役者さんいい演技。
玲奈ちゃんは美しくて切なくていいね。台詞がないところの表情の演技もよかった。きれいなお顔を近くで観ることができてうれしい。
 
ストーリーの理解が深まるだけでなく表情も見えたから余計どんどん辛い話になっていく。今回は終盤の龍馬と総司のシーンで泣けなかった。理由はわからないけど、初見では龍馬の愛の物語だったのが、それ以外の要素がどんどん大きくなってしまったのかな…。初めてのときは細かいことはよくわからないまま龍馬の言葉で泣いていた気がする。
あとやっぱり私には近すぎたかもしれない。なんて贅沢でわがままな感想なのか…。
 
この舞台は観終わったときに楽しかったー!元気もらった!って言えない。体力奪われて魂吸いとられるような感覚があるの、なんなんだろう。そんなにたくさん笑ってないし声も出してないのに、ただ座って観ていただけなのにこっちも汗かいてるの不思議。
本当はもっと笑えて、泣いたとしてもさわやかに終わる話が好きだし、伏線回収して整合性が取れてるきれいな構成の脚本が好き。というのを「スピリチュアルな1日*1」のDVDを見て改めて確認したんだけど、それでもこの舞台独特の魅力にはまっているのかもしれない。それは熱量だったり、言葉の力だったり。そして坂本龍馬という魅力的な登場人物とその役にしっかりはまっている石田さんに。
 
千秋楽まではまだあるけれど、私が観にいけるのは次で最後。週一のペースで観てきたから寂しいよー。石田龍馬ロスになりそう…。しっかり目に焼き付けてくる。

*1:石田さんの主演舞台