主にライブのメモとか。

お笑いライブや音楽ライブのレポと感想を中心に。いいブログタイトルが思いつかない。

2018年4月10日「HERE 君をハイテンションにするツアー2018〜本日、俺はスーパーポジティブ‼︎」

2018年4月10日(火)
F.A.D YOKOHAMA
出演:HERE/アシュラシンドロームLarge House Satisfaction/Yellow Studs
 
 
回帰さんの弾き叫びから2ヶ月以上、HEREとしては3ヶ月以上ぶりのHEREライブ。別に私にしてはそこまで期間が開いたわけではないんだけど、HEREは去年の後半観まくったから久しぶり感がすごい。ただこの日を心待ちにしていたかと言えばそうでもなく。本当は楽しみだったはずだったのだけど、舞台火花もう1回観たかったかも、でもHEREのチケット買っちゃったし、みたいなちょっと後ろ向きなテンションで横浜に向かった。
 
低いモチベーションの上どうせHEREはトリだし、とか思ってたら開演を過ぎて到着した。こういうの後から考えると良くない。頭から聴けなかったアシュラシンドロームさんごめんなさい。
 
アシュラシンドローム
 
名前を聞いたことがあるから前にも観たような気がしていたけど、初めてぽい。Outside dandyと混同してたかな?(アしか合ってないけど…)
 
CDより売れてるらしい青ばん。
あと同人誌を作って販売したら好評のため増刷するらしい。どういうこと?っていうか本人たちが作ったら同人誌ではない気がするw
 
Large House Satisfaction 
 
「これだけじゃ俺らの全ては伝わらないのでワンマンに来てください!」と言っていたけど、ワンマンの予定は今のところないらしいw 言いたいことはわかるけどなんだそれはw
 
Yellow Studs 
 
ボーカルキーボードが下手側の配置で、ベースが普通のエレキベースじゃなくて、ウッドベースをエレキにした楽器(プロフィールにはアップライトベースと書いてあった)というちょっと変わった編成のバンド。ロックというよりジャズのような要素の入った曲がカッコいい。
 
あとベースのお兄さんが星野源系統のビジュアルでイケメンで私の場所から見やすいところにいたからずっと見てたw
 
普段の私の好みだったら絶対好きになるタイプの歌声ではないのに、演奏がオシャレでカッコよかった。
 
HERE
 
HERE WE GO!!!!!!!!
 
感情超情現象
土壇場READY GO
ギラギラBODY&SOUL 
スーパーポジティブ
 
スーパーポジティブではMVのようにサングラスをかけるメンバー。サポートの2人もかけてたんだけど、ユージさんのやつはズルいw 1番おもしろくて1番目立つじゃんw
 
最後の「スーパーポジティブ」の繰り返しで両手を左右に挙げる振り付けのところで、弾きながら左右に揺れる武田さん器用だった。かわいい。
 
MC
エスタは8年ぶり、ラージは10年やってて2回目、アシュラは初めての横浜らしい。
回帰「横浜ってそういう土地なの⁉︎」w
都内より横浜のほうがうれしい、行きやすいよって人、手を挙げてもらえますか。マーケティングです。とのことで手が挙がるもののあんまり多くはない?1/3くらいだったかな…?
回帰「これがマーケティングか…」w
 
横浜民は都内のライブに行けるからどうしても横浜でやってくれ!とはならないよね。もっと地方だとバンド側から出向かないと観に行けないお客さんはたくさんいるだろうけど。そういう意味で横浜って微妙な場所なんだと思う。でも私は横浜ライブうれしい派なので今後もお願いします。
 
 
チャンチャンチャンスDEダンダンダンス
このタイミングでテーブル花道だったかな?HEREのお客さんは回帰さんが何しようとしてるのがすぐわかるからみんな手伝うのが早い。
 
はっきよい
己STAND UP
三橋さんが花道で寝転がってその上空で弾く武田さん。
 
アンコール
 
MC
今日は同世代のバンドが多くて、バンドを続けていくっていうのはすごく大変なんだけど、やめられない理由があって。
事務所の契約切られても、やりたい音楽とか伝えたいことがあるから
Yellow StudsもDIYでやってて、楽屋で次の物販どうするかって話してたんだけど、ラージなんて手形ですからね!俺らのバナナのこと言ってたけど*1。やりやがったな!って思いましたけど
みたいな話。
 
LET’S GO CRAZY 
 
最後のMCは少し火花を頭に思い浮かべながら聴いていた。火花のアナザーストーリーのような、お笑いと音楽で違うんだけど重なるところがあるのと、この人たちはまだ諦めてないんだよなってことと。
 
YOU GOT 超 HIGH TENSION 
 
 
終演後は先にイエスタの物販に立ち寄った。
今日ライブを観るまで何も知らなかったので正直におすすめをきくと、最新シングルとその前に出したアルバムを出してくれた。気になった曲が入っていたシングルを購入。丁寧に対応してくれたお兄さんはボーカルさんかな?
 
HEREの物販ではやっと会場限定シングルを買うことができた。リストバンドとラババンの新作も買えたからハイテンションフェスはこれで安心(?)。
 
モチベーション低いと思っていたけど、終わってみれば本当に行ってよかったと思う。油断したときにイエスタみたいな出会いがあったりするから対バンもあなどれないなー。
 
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*1:HEREの受注販売のバナナクッションが価格が高いとかでラージがMCでいじっていた

2018年4月5日「火花ーGhost of the Novelist」

2018年4月5日(木)
 
がっつりネタバレ感想。小説、ドラマも含め火花の物語をまだ見ていない人は注意。
 
主要キャストの感想。
 
徳永/植田圭輔
女の子みたいな綺麗な顔をしていて徳永にしてはちょっときれいすぎ。でも小柄な体格と繊細なキャラクターで徳永になっていたと思う。徳永をやる上で小柄ってすごく大事な気がしていて、長身でもがっしりしていてもイメージに合わないし、神谷と真樹が布団を回す場面で「お前20キロくらいしかないんか」みたいなこと言われてたけどその感じが徳永ぽい。
女の子のファンがたくさん観に来ていただろうけど、真樹の自宅に神谷の荷物を取りに行く場面で股間の擦り方が激しくて、イケメン俳優的に大丈夫だったのか心配w
スパークスのラスト漫才が泣けるなんていうのは私からしたら当たり前というか、文字の段階でめちゃくちゃ泣いたので別にお芝居が大して上手くなくたって台本だけで泣けてしまうものなんだけど、でもやっぱり植田さんのお芝居の力もあったんだろうな。
 
神谷/石田明
1番客観的にどうだったという感想が書けないけど、よかったんじゃないかな?ヘタレじゃない役が普通に違和感なく見れる。つか作品で得たものも大きいのかな?ノンスタとは違うタイプの漫才が見れたのがおもしろかった。
太鼓の太鼓のお兄さん〜のところが原作のイメージ通りというか、この場面で「ああこの人は神谷だ…」という感情になった。ラストのシーン、おっぱいを揺らしながら花火の形態模写してるところが本当にアホでしょうもなくて愛おしい。
 
唯一ドラマ版と同じキャスト。ラスト漫才で泣きながら漫才してたのが印象的だった。ドラマだと一発撮りで自然に泣けたらしいけど、何度も稽古を重ねたきた舞台でも同じように泣けるってすごい。
 
大林/宮下雄也
そんなに出番は多くないんだけど、漫才シーンのツッコミが普通に上手かった。ああいうどっしりしたタイプのツッコミの芸人さんて現実にいるよなーって思った。
ダンガンロンパで観たときはもっとシュッとしたビジュアルだったと思うんだけど、この数年で何かあったんですかね?w
 
とりあえずめちゃくちゃ綺麗だった!あれ?この人歳とか取らないのかな?って思った。又吉さんに「火花を私が書いたことにしてください」という無茶なお願いをする役なのだけど、何言ってるんだこの人は、とはなっても嫌いになったり不快になったりはしない天性のチャーミングさがある。きっと本当の本物の観月さんは聡明な人だと思うんだけど、ちょっとおバカでわがままでだけどかわいくて憎めないってキャラクターが女優観月ありさのイメージにあって、それを本人がちゃんと演じていた。
 
原作者/又吉直樹
本人として小説について語る役だから何か演技をするという役ではないけれど、そこに本人がいる、という存在感が大切だったのだと思う。観月さんとのやりとりもおもしろかった。
 
 
雑多な感想。
 
1回目の観劇の感想とも重なるけど、脚本の構成が舞台ならではで上手かったしおもしろかった。あと映像を使うのはあんまり好きじゃないけど、小説のページ数や文章そのものを映したり、情景をスクリーンに映したりする演出は良かった。
そういえばZeppのライブの場面で「赤坂」って出てたんだけど、Zeppはお台場だよね?たぶんBLITZと間違えたんだろうけど、スタッフさん誰も気付かなかったのかな?とは思うw お笑いライブで使う大規模ライブハウスというとZeppよりBLITZのほうが思い浮かぶから間違える気持ちはわかる。
 
ライバル?の鹿谷が痩せてるのは「そう!それー!」と思った。ドラマ版の鹿谷を見て「太ってるんかい!」って思ってたから、自分のイメージに近付いていてうれしかった。単純にアンサンブルに太ってる人がいなかったというのもあるんだろうけどw
 
それを言い出すと真樹の新しい彼氏はなぜあんなことになったの⁉︎w 原作では彼氏のキャラクターはほぼ描かれていなかったはずだし、笑いが起こるシーンでもなかった。まああれはあれでおもしろいんだけど、普通にアンサンブルの誰かがやればいい場面で宮下さんを使ったのはどういう経緯なのかはちょっと気になる。
 
あほんだらの漫才に関して。小説だと事前に録音した台詞に合わせて当て振りするという漫才のルールを逸脱したネタをする場面。「相方の手を食べたい」はボケの発想はちょっと独特だけど、「これは漫才じゃない」と審査員に怒られるネタだとは思えなかった。個人的にはネタはおもしろかったし。突拍子もない一つのボケで引っ張っていくしゃべくり漫才だからノンスタの漫才のスタイルとは全然違っていてあほんだらのネタなんだけど、この場面で普通にウケてしまうと話がつながらなくなってくるから難しいね…。
 
作者である又吉さんに向かって観月さんが疑問や不満をぶつけていくのがすごい。小説の時点で賛否両論あったラストに関して、「さっきのところで終わっておけばよかったのにー」みたいなことを観月さんに言わせる脚本。そこに対して意図を話す又吉さん、そしてあえて順番を変えてラストに持ってきた真樹のシーン、この構成が上手いと思う。
 
2回目の観劇で、なぜかラストの真樹がベビーカーを押して歩くところで泣けた。2回目を見てようやく、これは芸人の話ではなくて全ての人の人生を肯定する話なのか、と気づいた気がする。
 
それこそ芸人の写真が流れる演出なんかもそうだけど、火花の物語を理解するには若手芸人を取り巻く環境を知っているか否かが大きいのではないかと思っていた。これは小説を読み終わったときも思ったことだった。M-1の予選が数ヶ月にも渡って行われていてそれを勝ち抜いたものだけが決勝の舞台に立てることを知らないような人がこの小説を読んで感動できるのか、みたいな疑問。
20歳前後の頃、周りの友達が誰も知らないような芸人を好きになって、ネット配信を見たり、ライブに行ったり、深夜番組に出ると聞いたら楽しみで仕方なくてその5分間の出演のために録画する、というようなことをしていた。その頃感じた若手芸人に関するいろいろなことが火花を読んでよみがえったし、徳永の喜びも痛みも悲しみも、自分が若手芸人のファンだったからこそ共感しているのではないか、と感じていた。
だから若手芸人を応援した経験のない人にはこの物語は理解できないのではないか、とちょっと優越感や自惚れも含めた感情がずっと根底にあった。
 
でもこの物語は芸人の生き様が熱いとかカッコいいとかいうことが主題ではないんだよね。
芸人の素晴らしさを伝えるなら努力の末に売れっ子芸人になる話にした方がわかりやすいし。でも辞めていった芸人も誰かを笑わせてきたし、辞めたあともその先のもっと長い人生があって、その全てを肯定しているのが火花という物語で、それは芸人以外の全ての人の人生も肯定しているんだということ。全ての人の人生を肯定しているんだよ、ということを強調して表現したのが舞台版の火花だったのかな、と思う。
 
火花を書いたのは売れっ子芸人のピース又吉さんで、『自分が今ここにいるのは売れずに辞めていった芸人たちのおかげ』だなんてメッセージが込められているとしたら、それは優しいけど残酷だと思っていた。でも又吉さんは辞めていった仲間やもう2度と会わない人たちに向けてもエールを送りたかったのかな、なんて思った。
 
 
公式twitterでは映像化の予定はないとのことだったけど、よく出来ていたからもったいない。本当はあと2回くらい観たかったかも。いろいろ書き残したこともある気がするけど、時間も経ってしまったのでこのあたりでアップしておく。
 
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2018年4月5日「舞台『火花』紀伊國屋ホール公演記念トークイベント」

2018年4月5日(木)
 
火花について語る無料のトークライブ。紀伊國屋ホールのチケット販売(無料だけど)と植田さんのファンクラブ(?詳細不明)とよしもとIDの抽選で観れるというシステム。
入場時に3つに分かれて並んだときは植田さんのファンの方は少なめなのかな?と思ったのだけど、よく考えたらよしもとID組は又吉ファンと石田ファンと好井ファンの集合体なんだから人数多くなって当たり前だ。くじ引きで座席番号を引いて入場。
 
あんまりレポとかしないほうがいいのかな?とも思うけどひっそり載せる。記憶を頼りにざっくりと書いてあるので適当に読んでください。
 
 
第1部は又吉さんと紀伊国屋の書店員さんのトーク。今回座席に配られていた小冊子を元に話を進めて行く。小冊子は書店員さんが作ったもので、火花や又吉さんから連想するワードを元におすすめの本の紹介が載っていた。
 
以外又吉さんのトークざっくり。
 
こんなに主人公が歩く小説はないと言われる。歩いているといろんな人に遭遇する。
井の頭公園で電話で怒っている男性がいた。彼女?と待ち合わせをしているけどなかなか会えずに電話しているらしい。
男『池のほとりにいるって言ってるだろ!』
又吉「井の頭公園ほとんど全部池のほとりなんですよね」w
自分にもこういうことあるかもな、説明が下手だったりとか、あるかもな、とか考えるのがおもしろいという。
 
文章を書くとき、自分の知ってることしか書けない。音楽を聴いたり、本を読んだり、外部からの刺激を取り入れて書くのが良いが、その中で歩くのが1番手っ取り早い。聞こえてくる会話や花の匂いや風景など。
 
住宅と小説には密接な関係があると思う、という又吉さんの持論。ドアをバタンと音を立てて閉める人はお金持ちだと思う。文化住宅で育った人は静かに閉めるはず。
又吉さんが子どもの頃、隣の黒田さんが休みの日にレコードをかけるとテレビを消してその音を聴いていた。当時住んでいた家はそのくらい壁が薄かった。どんな家に住んでいるかで声の大きさや喋り方も変わると思う。
 
又吉「本屋の上に劇場があるっていうのはいいですよね」というコメントもありつつ。
確かに小説原作の舞台をやるには最高の劇場だよなーと思う。
 
小冊子の最後のほうまではトークが行かなかったから触れられなかったけど、この書店員さんは又吉さんから読書の楽しさを知って書店員になったという内容が最後のほうに書かれていた。又吉さんが「この本好きですねー」「いいですねー」を連発していたのは感性が偶然一致したわけではなく、書店員さんが又吉さんの薦める本を読んできて又吉さんに大いに影響されて、今回もそういう本を選んだからだと思う。ただそういう人が働いているところで又吉さんが芥川賞を獲った作品の公演があるというのはすごく運命的だったと思う。又吉さんちゃんと最後まで読んでくれたかな。
 
 
第2部はスパークス山下役の井下好井・好井さんが進行役として登場。
 
好井「誰観に来たかきいてみましょうか。植田くんを観に来たという人」
ワラワラと手が挙がる客席を見て
好井「わかりました、もうやめましょうw」
 
お客さんの中には原作未読でまだ舞台も観ていない人がいたので、あんまりネタバレにはならない内容でトークしますね、と好井さんから気遣いのコメント。
 
一人づつ呼び込んで紹介していこうとしたけど、観月さんを呼び込んだところで
やっぱり全員で登場してもらいましょう、ということになり、観月さんに一回戻ってもらうw 好井さんがまだ何も言ってないのに顔を出す石田さんにつっこんだりするノリがありつつ、
好井「みなさんです。拍手でお迎えください。……けぇへんのかい!」w
 
観月さん、植田さん、石田さん、宮下さんが登場。
 
好井さんの紹介の仕方ちょっと独特。
「顔小さい、スタイルいい大女優、ありささんです!」
「私服おしゃれなのに稽古着ダサい、植田くんです!」
「漫才番長、マンバンと呼ばれてます」
石田「俺マンバンて呼ばれてんの⁉︎」w
 
第1部のトークが暗かったといじる芸人組。辛気臭いとか言ってた。ひどいw
石田「『短い時間でしたが』って言ってたけど永遠に感じたよな」
好井「又吉の顔(マネ)すな!真一文字w」
第2部は又吉さんは出演者にはなっていないけど、裏にいるからあとで来るかも?などという話も交えつつ本題のトークへ。
 
 
まずは『初日を迎えてどんな気持ちでしたか?』という質問。
 
観月「始まってほっとした」
稽古期間が1ヶ月以上あった。2月20日から。やっと始まってほっとしたと。
植田「たくさんの人に来てもらって感謝の気持ちです」
好井「初日迎えた気持ちがたくさん来てくれて感謝の気持ちですか?ズレてませんか?」w
植田「始まってほっとしましたw」
石田「早く千秋楽ならへんかな」w
又吉が舞台慣れしてなくて鏡に向かって独り言を言っている、という石田さんからの暴露。
又吉『今日初めて来るお客さんもおるんやもんな、頑張ろう』w
宮下「M-1王者と一緒に漫才する緊張がある」
 
石田さんは気ぃ狂ってますからね、と好井さん。
お笑い不感症やねん、という石田さんに
好井「芸歴13年ですけどお笑い不感症ってなんですか?しゃもじ、くらいあたり前の言葉みたいに言いますけど」w
ノンスタでテンポよくウケなきゃいけないのはストレス。逆にスベっているのが気持ちいい。
あほんだらのネタでスベると宮下がスベった顔をする。それを見てもっとスベらせてやろうと思う。
好井「ドスケベやん!」
 
観月「私は絡まないからお客さんみたいに見てる。毎回違うことやるからすごいな」
宮下さんに「台本とか見せたことない」と言う石田さん。最後のツッコミの言葉だけ事前に伝えておくらしい。
 
宮下さんから具体的エピソード。石田さんから漫才で出る直前に、「最後は『パンみたいに言うな!もうええわ』で」と言われ、舞台上のネタ出番待ってる芝居中に「やっぱり『ピザ』で」と言われた。パンとピザの違いって何?と言われてたw
たぶんあほんだらは舞台袖で急にネタの変更を伝えたりするタイプだろうけど、リアルでもそれをやってしまっているのがすごい。しかもそのセリフ変更はお芝居中に本当にやっている。
 
植田さんがあほんだらのネタを見ながら笑っていると、好井さんは山下として「何笑ってんねん」という芝居をしてくる。
植田「本当役者さんだと思います」
好井「恥ずかしいイジりしてくんなや!」w
 
 
観月さんは楽屋で又吉さんの台詞合わせに付き合っているそう。
「そういえば楽屋でなんかやってますね」と他の共演者から。
観月さんがトイレに行こうとすると、立ち上がってついて行こうとする又吉さんw
 
このあたりで腰の曲がった妖怪のようにソロソロと出てくる又吉さん。
 
又吉さんと共演することについて。
植田「原作者の方がいて、しかも一緒に出るというのは業界全体としてもない試みだと思う。」
見られたくないような、でも見てほしいような気持ちだそうで。
 
又吉さん的には。石田とは同期だけどこんなにしっかり一緒に仕事するのは初めて。ありねぇと毎日一緒にいるのも初めて。観月さんと又吉さんはプライベートで飲みに行ったりする仲らしいのだけど、「ありねぇ」と呼んでるのがなんかかわいい。
 
観月さんと共演することについて、
好井「子どもの頃から見てましたもんね!」
又吉「伝説の少女歌いながら缶蹴りしてました」
好井「『朝倉や!』って思いましたもん」
 
宮下さんから見た今回の共演者の芸人について。芸人さんは真面目、役者さんだと思う、と。
指示された通りに次からちゃんとやるし、台詞も次にはちゃんと直している。
 
今回のキャスト、石田さんは以前にも共演している馴染みのある役者さんが出ている。
好井「創さんとか大石さんとか」
石田「あとスタッフさんも、熱海殺人事件ってここでやってたんですけど、だから僕だけ実家みたいな気持ちでやってますw」
 
植田さん、普段出ている舞台との違いをきかれて。石田さんはアドリブをたくさん言うけどあほんだらの神谷としてアドリブを言う。
他の舞台だと原作のことを言ったりとかお客さんへ向けてのサービスとして言うから、あくまで神谷としての芝居の中でアドリブを言う石田さんはすごいと言っていた。
 
ダンガンロンパとかつかこうへい作品だと演者自身をいじるネタ(石田さんがノンスタの漫才のくだりやったり、味方さんのテニプリ、ゆりあちゃんのAKBとか)結構やってたから、石田さんがいつもそうだというわけではないんだよね。つか作品に関しては岡村さんの趣味でアドリブというよりわりと台本に入っちゃってるのかなとも思うけど。今回の場合は芸人が芸人役を演じてるから神谷がノンスタ石田であることを少しでも出してしまうとややこしくなってしまうから一切出さなかったような気がする。私の推測だけど。
 
 
好井さんはすぐ『どうでしたか?』と演出の人にききに行く。演出の人が貧乏ゆすりするから気になって不安になるらしい。
好井「テーブルがガタガタして水が動くくらい揺れるから」w
別に演出家さんは演技にイライラしているわけではなくてただの癖だったみたい。
 
植田さんは台詞を覚えるのが早かった。
初めから台本を持たずに稽古に参加した
植田「稽古の出席で迷惑かけてしまうので(他の仕事であまり参加できなかったのかな?)それは最低限」
先輩にプレッシャーかけたいというのもあったらしい。
好井「観月さん言ってましたもんね、『なんでこんな覚えてるの⁉︎』」
観月「私のほうが日数やってるのに」
石田「俺も台本置いてやったら全然覚えてなくて、なんでしたっけ?って」w
 
スケジュールにこの日までに台詞を覚えてくださいと書いてあった。普通の舞台はスケジュールにそんなことは書かないそう。名指しはしてないけど又吉さんへのメッセージだったらしい。
 
又吉「ケータリングのお菓子を食べに行ったらある日『この日までに台詞を覚えてください』と書かれていて、『これ俺にやな』って思った」w
 
 
稽古最終日(?)は「台詞完璧だったよね」と観月さんに言われて、お酒も飲まないで覚えたと答える又吉さん。
又吉「ここまで覚えたら1杯、ここまで覚えたら1杯、と」
石田「飲んでるやん」w
 
好井さん曰く、以前は全然飲めなかったのに今では酒豪になったという又吉さん。
昨日も朝3時まで飲んでいて、4時までにしましょう、と言い最後に53度のウィスキーをストレートで飲んだらしい。
 
舞台慣れしていない又吉さん、カーテンコールで「観月ありさ!」と紹介するところも緊張してしまうので何回か練習したらしいw
「『さん』付けなくていいのかな、でもお客さんに向けてるんだからいいのか」とかいろいろ考えていたらしい。真面目w
 
最後は『よしいまさお』であいうえお作文。詳細覚えてないけど舞台の意気込みをいい感じで繋ぎ、オチは石田さんで
「俺は休みます」w
 
イベントはそろそろ終わりだけど、今日の公演までは時間がある。このあと皆さんどうするんですかね?という話になり、
石田「俺は時間あるけど?」
好井「カラオケ行く?じゃないんですよ」w
 
石田「(紀伊國屋でフェアをやっている)本とか見ていただいたらいいんじゃないですか」
好井「それいいですね」
 
最後はいい感じに書店の宣伝になって序盤の1部いじりもチャラになったかな?和やかで楽しいトークライブだった。
 
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2018年4月3日「火花ーGhost of the Novelist」

2018年4月3日(火)
 
舞台火花を観てきた。言わずと知れたピース又吉さんの芥川賞受賞作。小説は芥川賞を取った頃に読んで、ドラマはNHKで放送されたものを見た。と言っても濃厚で見るのにエネルギーがいるから4話くらいまで見て長いこと放置していたけど。この舞台の直前に最終話までいった。映画は未視聴。
観に行こう、と思ったのは作品どうこうよりもノンスタ石田さんが出演するからという理由が大きかった。でも好きな物語、というか若手芸人のファンをやっていた立場からすると刺さる話だから思い入れのある大切な作品。ただドラマが小説の空気感を感じられる名作だっただけに舞台だとどうなるのか、という不安もあった。
 
熱海殺人事件以来の紀伊國屋ホール。ロビーにはたくさんのお花。熱海のときはお花はスペースの関係でお断りでロビーには全く置かれていなかったのに、今回はずらっと並べられていた。制作に熱海と同じくRUPも入っているのにどういう違いなんだろうか。
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ドラマ版で徳永を演じた林遣都さんからのお花に作品愛を感じる。
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写真撮り損ねたけど観月ありささん宛に松下由樹さんからお花が来てたのザ芸能人!って感じでテンション上がる。
 
 
 
この話を描くには2時間では足りないというのが正直な感想。具体的にあのエピソードがカットされてた!ひどい!みたいなことではなくて、10年間という長い年月というか空気感というか、そういうものはやっぱりドラマのほうが描ける。でもこれは観る前から予想済み。
ちょっと残念だったのは同世代のピン芸人鹿谷のエピソードが中途半端に思えたこと。この舞台で初めて火花の物語に触れた人には伝わったのか?と心配になった。あれは原作を知ってる人でないとわからなかったんじゃないかな。売れる/売れないの違いってなんなのだろう、という若手芸人ヲタをやっていた身としては刺さるエピソードで思い入れがあるからもっと描いてほしかった。
 
舞台化にあたって1番不安だった観月ありささん主演、原作者の又吉さん出演の点は全然問題なくすごくよかった。観月さんは又吉さんに「どうしてこの小説を書いたのか」を問う女優の役でもあり、神谷の同居人役でもあり。そのあと出てくるもう一人の女性役でもあり。全体的な役割としては小説の一節を読んで話を進めるストーリーテラーと言えばいいのかな。でもこのストーリーテラーは物語の結末を知らずに観客と一緒に小説を読み進めているというちょっと変わった存在でもある。観月さん、又吉さんのいる「現実世界」と徳永や神谷のいる「小説世界」があって、その2つはときどき交わる。観月さんが「現実」から「小説」の中に入るんだけど、舞台だと違和感なく見ることができるのがおもしろい。映像だったら出来ないということもないけど、かなりの確率でダサくなると思う。
原作を忠実に作ったのがドラマ版なら、舞台版は物語を再構成して作者というメタ要素を入れて、伝えたかったメッセージを強調している。同じ方向性で作ったら映像には勝てないから舞台ならではの形にしたのはすごく上手いと思う。
 
徳永と神谷は特段演技がどうとかという感想はないかも。それは違和感なく見れたという意味でもあるので植田さんと石田さんのことは褒めているつもり。ドラマ版のキャストがベストすぎるのだけど、舞台版の二人にイメージと違うという印象は持たなかったし、観ていて自然だった。
 
2回目の記事でもう少し内容に踏み込んだ感想を載せる予定。
 
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2018年3月22日「充分未来ツアー」

2018年3月22日(木)
WWW X
出演:集団行動
 
集団行動のワンマンに行ってきた。ライブを観るのは2回目、ワンマンとしては初めて。
名前がずっと気になっていて行ってみたかった渋谷のWWW。由来はなんなんだろうか。でも想像より渋谷の街の中にあって普通にここの前は通ったことあると思う。今までライブハウスがあるなんて知らなかった。
本当はフロアが段差になっているWWWのほうに行ってみたかったのだけど今回はXのほう。
 
開場から少し遅れて中に入ると前の方何列かは待機している人たちがいて、あとはドリンク飲んだりしてまったりしている人がちらほら。お客さんはほとんど社会人ぽくてスーツ姿の男性もいる。Tシャツ着てタオル巻いていまから踊るよーみたいなタイプは皆無で、というかグッズを身につけてる人が全く見当たらない。すごくまったりした雰囲気。
 
客入れの音楽は洋楽が多かったと思うんだけど、ジュディマリのジーザス!ジーザス!が流れてたのはおっ!と思った。真部さんが目標の一つとしてジュディマリを挙げていたから選曲したのかな。
 
里菜ちゃんは朱赤?のブラウスに白いプリーツスカート。真部さんは白い襟付きシャツにジャケット。真部さんの衣装はカジュアルよりちょっとフォーマルなほうが好きだ。
 
 
「ただいま電話に出ることが〜」という留守電の音声。続いて、
「遅くなってごめん、今から行くから。いつもの店だよね。」
こんなニュアンスの台詞の男の声。
真部さんの声なのかと思って聴いていたけど、そのあとの流れからするとサポートベースのミッチーさんかな?そのまま1曲目へ。
 
会って話そう
ぐるぐる巻き
皇居ランナー
テレビジョン
 
会って話そう、真部さんの声はぼんやりしててボーカルとしてはちょっと弱いなーと思った。でもだからこそコーラスには向いているいい声だと思う。自分でもわかっているからボーカルをやっていないのだとは思うけど。
 
皇居ランナーは初めて聴いたけど結構好きな感じの曲だったと思う。でも歌詞もメロディーも全然覚えてない…。
里菜ちゃんが本編でしゃべったのはぐるぐる巻きが始まるときの「ぐるぐる巻きにしてやるよ」だけだったと思う。本編はMCが全くなかった。代わりにVTRが挟み込まれた。
 
静止画+台詞の音声で構成されたVTR。VTRの中の最後の台詞が次の曲のフリになっていた。
カフェで一人待つ里菜ちゃんのところに遅れてやって来る恋人(?)のミッチーさん。里菜ちゃんと同じ飲み物を注文。
店員「お待たせしました、21世紀、充分未来です」
 
充分未来
スープのひみつ
バイ・バイ・ブラックボード
 
充分未来では手拍子を煽る里菜ちゃん。
スープのひみつは、「スープのひみつ あちちちち」というフレーズがあった。
 
VTR
さっきの続きで、怒っている里菜ちゃんに理由を問いただすけど答えてもらえない、みたいな内容。
里菜「ステルスだから」という台詞でVTRが終わり曲へ。
 
ここからアコースティック編成のコーナー。
ホーミング・ユー
パタタス・フリータス
東京ミシュラン24時
フロンティア
 
ホーミング・ユーは今のところ代表曲の一つだろうから普通の編成で聴きたかった気もするんだけど、イントロのピアノの音がよかった。というかアコースティックは全体的にキーボードの奥野さんがいい仕事していた印象。
パタタス・フリータスは「ポテトを揚げて」みたいな歌詞があった。なんか食べ物飲み物出てくる曲多くない?
東京ミシュラン24時はストリングスアレンジになったイントロがいい感じ。原曲よりちょっとテンポ早めだったかな?カントリーぽいアレンジ。
 
 
VTR
またさっきの続き。西浦さんがお店に入ってくる。隣の席に座ってアイスコーヒーを注文。
 
ティーチャー?
 
バイ・バイ・ブラックボードとティーチャー?は逆だったようなイメージがあるんだけどナタリーがこのセトリで上げてるんだからこれが正しいのだと思う…。
 
ティーチャー?は「私はバレリーナ 回るのがお仕事」みたいな歌詞があった曲だと思うのだけど、あまり自信はない。こんなニュアンスの新曲があったことは確かなんだけどもしかしたら他の曲かもしれない…。
 
土星の環
 
 
アンコール
 
物販で売られている集団Tシャツでミッチーさん登場。明るくちょっとチャラくしゃべるので今までのライブの雰囲気と違うw
ミッチー「物販ガールカモン!」
同じくTシャツを着た里菜ちゃんが登場。
2人でグッズの紹介。
 
グッズ紹介が終わったところで残りのメンバーも登場。全員集団Tシャツを着ていた。真部さんは集団Tの上からジャケットを着ていた。あとなぜかメガネは外してた。
 
モンド
オシャカ
 
オシャカのサビでコーラスしてる真部さんと目が合った気がした。メガネ外してたからこっちの顔なんて見えてなかったかもしれないけど。
 
鳴り止まない
 
里菜ちゃんも真部さんも動き回ってたし、こっちも手を挙げて盛り上がった。以前のライブのレポで、演奏が延々と続いて鳴り止まないという記事を読んだからどれだけ長く演奏するんだろうと思ったけど、そんなに長くはやらなかったと思う。音源と同じくらいかな?
 
ダブルアンコール
 
今度はジャケットなしで出てきた真部さんから今回初めてのMC
 
「もうすぐ初めてのライブから1年が経ちます。皆さんのおかげで楽しい時間が過ごせています。ポップスは青春。今でもそうです。皆さんにもそうであってほしいと思います。また近いうちにお逢いしましょう。」
こんな感じだった記憶だったのだけどナタリーとは微妙に違うから私の記憶が曖昧なんだろうな。
 
バックシート・フェアウェル
 
最後のVTRは静止画ではなくて動画。たった一言の台詞を言う真部さんを見るだけでこの人演技下手なんだろうな、って思ったw 次回アルバムもすでに準備中ということらしい?
 
 
終演後にもジュディマリが流れていた。今度はLOVER SOUL。
 
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里菜ちゃんはやっぱり女優さんみたいな美しさがあって、曲ごとに表情も変わるイメージで素敵だった。ライブ後に音源のホーミング・ユーを聴いたらあんまり歌が上手くなくて、ライブのほうが断然よかったなーなんて思った。真部さんがギターソロのときに控えめに前に出てくるところ(そこまで控えめではないかもしれないけどHEREを見慣れてるとね…)も西浦さんが楽しそうに叩いてるところも見えて楽しかったな。
会場の音響自体がいいのかもしれないけど、音も良かった。
 
発売済の2枚のアルバムの曲全てと音源化されていない新曲というセトリも得した気分。あの曲が聴けなかった…ということがないわけで。もちろん今後曲数が増えればセトリに入らない曲も出てくるのだけど、発表済の曲が全部ライブで聴ける今の時期を大切にしたいと思った。
 
集団行動は今メンバー募集をしているけど、正直このライブを観た後じゃ、そんなことしなくていいよ!という感想にしかならない。ボーカルは里菜ちゃんだけで充分だし、素晴らしいサポートメンバーもいるから今の体制で続けてほしい。
ていうか最初の募集からは結構時間が経ってるけど何の情報もないのはなぜなんだ。オーディションを通過するレベルの人がいなかったのか、通過したけど実際にバンドで合わせてみたらしっくり来なかったのか。もう奥野さんとミッチーさんにメンバーになってもらってこれからもいい曲をたくさん作ってくれればそれだけで私は満足です。
 
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ニコ生のタイムシフトで見たので追記。
里菜ちゃんはMCというMCは全然なかったけど、「ぐるぐる巻きに〜」以外にもちょこちょこしゃべってた。アコースティックパートでメンバーの名前を言ったりとか。なんで記憶から消えていたのか…。真部さんがお返しに「ボーカルは齋藤里菜です」とも言ってた。
バイ・バイ・ブラックボードとティーチャー?のセトリの位置は普通に合ってた。
皇居ランナーは意外とイントロの演奏が低音で怪しい感じだけどサビは明るい。
スープのひみつはザ・真部さんって感じ。パタタス・フリータスはかわいすぎてコメントもざわざわしてたのおもしろかった。
ティーチャー?は「私は誰 私は誰 私はバレリーナ」という歌い出しの曲だった。


あと客入れ中の選曲はWIZYのコンテンツで、メンバーがCDを買いに行く様子が公開されていたのね。ジュディマリを誰が選んだのかも明らかになってる。いろいろ雑に書いてすみません。でもネットでちゃんと確認できてよかった。

「チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン ツアー2017-18“ニュー・ヴィンテージ・ショウ”」ネタバレ感想

あまりにも今さらすぎるけどアップするのを忘れていたので上げる。観に行ったのは昨年11月の埼玉公演。詳細は年明けのツアーファイナル後に、と思っていてツアーが終わったあとも放置していた記事w
 
最初にカンカンバルカンと小春ちゃんが登場。インストでチャランポ楽曲のメドレー。4、5曲のメドレーだったと思うんだけど何やってたっけ?時計仕掛けの人生はあったような…?
ももちゃんが登場してフラッグを振る。台に乗ってくれると上半身が見えるのでだいぶいい。
 
セトリは順番まではあんまり自信ない。
 
憧れになりたくて
いっくよー
 
小春「埼玉は電車に乗っても乗っても着かない」
男性のお客さん「近いよ!」
小春「それはお前の家からだろ⁉︎」w
 
「初めてチャランポのワンマン来たって人ー?結構いるね。何で知ってくれたの?」
お客さん「ワカコ酒
小春「結構古いな」
お客さん「キリショーのラジオ」
小春「ラジオいろいろ出てるからね、あれはいないの?」
お客さん「空気(?)」
小春「誰だ空気って言ったの」
もも「みんな目を閉じて先生しか見ないから正直に手を挙げて」w
 
進め、たまに逃げても
 
ダンス・ダンス
アダム
 
小春「ふーちん朝食は何食べたの?」
ふーちん「納豆たまたま!」
姉妹「!!???ww」
小春「待ってなんて言った?」
ふーちん「納豆たまたまだよ」
もも「そんなみんなが知ってるものみたいに」
納豆に卵を入れることらしいが、
小春「卵が2つってこと?」
というわけではないらしい。
小春「今日の感想が納豆たまたまになっちゃうから」
次の曲のフリになる流れだったからもっと普通の回答をしてほしかったと愚痴る小春ちゃんw
リンゴはスター
 
身体を斜めにして何かをアピールする小春ちゃん
小春「なんか気付かない?」
髪を10cm切ったらしい。
もも「それ誰も気付かないよ。気づいてたって人ー?」
客「……。」
もも「みんな正直だった笑」
写真撮ろう、と言って小春ちゃんスマホでメンバー全員の写真を撮る。
でも(twitterに上げると)衣装がネタバレになってしまうとまずい、ということでブレれば大丈夫という謎理論でブレブレの写真を撮影w
春ちゃんが中央に来た流れでそのまま姉妹の立ち位置を交換。小春ちゃんメインボーカルの曲へ。
 
お茶しよ
 
徹子の部屋のオープニングテーマ曲
そのままトークコーナー?へ
ゲストはトランペットのゴマちゃん
 
ももちゃんがプロフィール紹介を読み上げる。本人が書いた音楽キャリアの略歴みたいな感じだった。
『小6のときトランペットをやっている友達に憧れて親に頼んだらあっさり買ってもらう。小学校のマーチングではトランペットパートは小4からやっている人しかできなかったので、バスドラムをやりながら独学でトランペットを練習する。』
バスドラムをやっていたのは小春ちゃんも初耳だったらしい。
小春「それで(重いものを背負っていたから)背が伸びなかったんじゃないの?」w
『中3、さくらんちゃんと出会う』
春ちゃんとの出会いは、当時やっていたバンド、「マイノリティーオーケストラ」のトランペットがいなくなってしまって紹介してもらった。
姉妹+ゴマちゃんで1曲演奏。ゴマちゃんセレクトの曲。
前走と間奏にトランペットソロがあり登竜門的な、これが吹けたらお仕事がもらえるみたいな曲らしい。
あとはももちゃんにこの曲を歌ってもらいたかったと。
もも「私もよくカラオケで歌う」
 
このカバー良かった!もともと好きな曲だというのもあるけど、百恵ちゃんはももちゃんの声にあっていると思う。カバーアルバムも二人組しばりなんてしないで昭和の女性歌手の歌謡曲をやってほしかったと思うのは私だけだろうか。
 
ももちゃん一旦はけ
不屈の民
 
かなしみ
 
シルク・ド・ソレイユとの出会い
「うちのお母さんはサーカスの舞台美術とかが好きで、それで行ったんだけど。シルク・ド・ソレイユは音楽が生演奏で。」
そこでアコーディオン弾きを見て、サンタさんにオモチャのアコーディオンをもらったといういろんなところで話している話。
 
春ちゃんは当時プリント倶楽部アコーディオンとプリクラを撮ったらしい。フレームはなぜかバレンタインw
 
小春「そんな私たちキュリオスの公式サポーターになりましたー!」
もも「これは公式だからね!笑」w
小春「私たち『勝手に〇〇』みたいなのやりすぎてるからね笑」
 
次の目標はシルク・ド・ソレイユの音楽監督、なんて話題もありつつ、
サーカスサーカス
あの子のジンタ
夢を運んだアヒルの子
 
あの子のジンタは大好きな曲なんだけど、このライブで唯一今ひとつだと感じた曲だった。バイオリンとピューン↓てホイッスルの音がないから物足りなく感じてしまったような…。音源聴きまくってるから細かい違いに違和感を感じてしまったのかな。姉妹編成のときはすごくいいと思った曲だったから残念。
 
猫の手拝借
 
雄叫び
 
いろいろあったからリリースから随分と経った気分。
リリースがツアー初日に間に合わなくなるところだったという。本当はもう少し早いリリースのはずだった。
もも「だから猫の手みたいな曲ができたんだよね」
小春「そうそう。打ち込んだ記憶がないもん」
もも「寝て起きたらできてたって」w
 
今日は「25時ごはん」、谷原章介さんMCの番組に小春ちゃん一人で出演。
もも「この人食べるとき本当にリアクションがないから。練習したもんね」w
もも「とりあえず食べたらすぐ美味しいって言おうか、って」
 
ムスタファ
 
ももちゃんから。小春ちゃんの作る曲がいい曲だなって1番身近にいるんだけど、それに気づけた。
私たちにとっても本当に大切なアルバムができました。 
 
ほしいもの
アルバムでは1曲目だけど、この曲でライブ本編が終わるのがすごくよかった。
 
 
アンコール
 
姉妹だけで登場。
小春「今ももに歌ってほしい曲、当時もそう言ってたと思うけど」
もも「二人ともこの曲をやりたいと思ってたんだよね」
小春「そうだっけ?」
もも「小春が曲名が思い出せなくて私が『これ?』って言ったら『そうそれ!』って」
 
昔路上で弾いていたころ、路上でやってると弾きに来てほしい、と声をかけられる。そんな中唯一自分から弾かせてほしい、と頼みに行ったカフェ。その店名が曲のタイトルになっている。鷺沼にあったけど今はもうない?らしい?
売れなかったとしても昔弾いてたところに戻ればいいと思ってたところもあった。でもお店やライブハウスがなくなってしまう、お店の人が亡くなってしまったりする。
小春「前に進むしかないんですよ」
カフェドザジ
 
最後はカンカンバルカンも再登場で
ハバナギラ
 
春ちゃんから音楽活動を続けることへの不安をきくのは初めてでちょっとびっくりした。ダメ男にばかり引っかかるとか友達がいないとか(実際は結構いると思うけど)、そういうネガティヴエピソードみたいなものはたくさん話しているけど、音楽活動には確固たる自信を持ってずっと続けているという印象だったから。技術はあるけど売れることとは別、というのはもちろんわかるし、小春ちゃんも自分の才能や技術には自信を持った上で、それが多くの人に支持されるのか、というところだと思うけど。
カフェドザジ(表記がこれで合ってるのか不明)いい曲だった。音源化してほしいなー。
 
すごくいいライブだった!一つセトリに不満を言うなら、「嘘にキス」と「なれたらなぁ」がなかったこと。たこ虹のセルフカバーのなれたらなぁはともかく、嘘にキスはやってほしかったな。というかアンコールで姉妹だけで出てきたからこの曲をやると思った。
でも演奏よかったしバンド編成でたっぷり楽しめてわざわざ埼玉まで観に行ってよかった。
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2018年2月22日「熱海殺人事件 CROSS OVER 45」

2018年2月22日(木)
 
2回目の観劇。この日はチケットを取っていなかったけど結局当日券で観に行った。告知されていた当日券の発売時間に行ったら、「恐らくチケットの用意はできるが、現時点では確定ではなくまだ売ることができない」という話をされて、開演10分前になったら来てくださいと言われた。結果無事に入ることができたけど、開演10分前までチケットが買えるかどうかはっきりしないってちょっとドキドキするし、ちゃんとあらかじめ前売りで買っておくべきだな、と思った。
 
そんなギリギリで買った席だから後列の端かと思いきや、またしてもセンターブロックで本当にこの劇場は席運に恵まれている。
 
今回の石田さんは声大丈夫そうだったし、台詞も淀みなくてほぼ完璧だったのでよかった。
 
一応今回のキャストを載せておく。
 
木村伝兵衛部長刑事:味方良介
婦人警官水野朋子:木崎ゆりあ
犯人大山金太郎:匠海
熊田留吉刑事:石田明
 
大山金太郎はWキャストだったけど私が観たのは2回とも匠海くんの回。敦貴くんはダンスやギャグパートでの出演。それっぽい言葉で言うとアンサンブルになるのかな?ただ同じくくりで久保田創さんと大石敦士さんも出てたけど、久保田さんはわりとアドリブでしゃべることが多かったからアンサンブルと呼ぶのもちょっと違うのかも。ガヤ(芸人)とかのほうがイメージに近いかな?
 
 
前回と合わせて本筋に関係ない小ネタの覚え書きと感想から。
 
・味方良介さんは宝塚の男役みたいな?メイクだなと思った(宝塚詳しくないからイメージだと思うけど)。
石田さんはスーツのズボンちょっと太くないか?と思ったけどいつもの衣装が細すぎるからそう思うだけかな。
 
・め組の人
ガヤの3人がラッツ&スターの黒塗りで登場。これテレビではできないわー。舞台は良く言えば自由で悪く言えば無法地帯だ。
振り付けに恋のフォーチュンクッキーが入っていた。
 
・石田さんの顔は金平糖と言われたり、綾野剛と言われたりw
 
・突然始まるライオンキング
たまたま関ジャムで劇団四季特集を見たばかりだったから妙にタイムリーだった。石田さんはキリンじゃなくてキリンラガー。久保田さんはゾウさんw
 
味方さんが被っているライオンのお面は大西ライオンに借りてきた本物(劇団四季が持ってるのが本物なんだから本物ではないか?)らしく
石田「大西ライオンから本物借りてきたから俺の仕事終わった」
大山「あいつあれしか(ネタが)ないんだからやめてやれよ!」w
だいぶ恥ずかしいタイプのゾウさんをやっている久保田さんから石田さんにお前がやれと振られると
石田「俺にはやらなくてもいい『腕』がある」w
久保田「俺は腕ないよ!」
 
・宅配便の人?
20日は富山のホステス「ゆきえ」こと山口ゆきえちゃんが登場で、石田さんのプライベート暴露?で石田さんがダメージをくらう。
 
・22日はアニメNARUTOのパロディだったと思うのだけど、全く知識がないから自信はない。でもロックリーって言ってたと思う。
 
久保田「吉本坂46をやめさせろ!」w
石田さんはマネージャーに断ると言ったらしいw
 
久保田さんからのタレコミ
 
久保田「演劇の本(たぶんインタビューが載っている雑誌)を見てたんですよ」
プロフィールに「石田明…俳優 演出家 脚本家 NON STYLE
久保田「順番がおかしいだろ!」ww
 
奥さんのご両親の居酒屋で発声をする味方さん石田さん。
久保田「朝4時だぞ!」
石田「義理のお義父さんから長文のLINEが来た」w
 
雑すぎてよくわからないけど記憶力と文章力の限界だからこれで終わり。あとは感想。
 
 
つか作品の経験がある味方さんと石田さんはさすがの演技だった。台詞回しが心地いい。
若手2人は終盤の九州の方言の演技のほうが上手かったと思う。九州の人から見て方言のイントネーションが合ってるのかどうかはわからないけど、感情表現がちゃんと伝わったという意味で。特にゆりあちゃんは、水野の演技は別に上手いともなんとも思わなかったけど、アイコの演技は良かったと思う。年齢的にアイコのほうが近いというのもあるのかな。
 
少ない人数でワンシチュエーションで1日の出来事を演じるというのはすごく舞台向きの設定だと思うし、個人的に好き。新幕末が一気に何年もの時間を駆け抜けていったのと比べても対照的だと思う。作品のスタイルは新幕末より好きなはずなのに、でも新幕末を観たときの熱量や感動を超えることはなかった。物語のクライマックスのシーンに石田さんがいなかったからなのかもしれないけど、そんな浅い理由だったらちょっと自分で自分をがっかりする。
新幕末が時間をかけて関係を築く物語だったのに対して、熱海は殺してしまうという結果が先にあってその理由を遡って確かめるからなのかな。新幕末と比べるとどの登場人物にも感情移入ができなかったような気はする。
 
熊田の生い立ちが2パターン語られるのが謎。伝兵衛からコインロッカーに捨てられて施設で育てられたのだときいているぞ、というようなことを語る台詞があったと思う。でもそのあと熊田の独白で船員に身体を売る母親の客引きをしていた、とか父親に雪の中放り出されて妹が亡くなったという話をしていて、少なくとも物心つく頃まで両親といたようなのでコインロッカーのくだりは事実ではないのか?となった。
45年の間に人物設定も台詞も度々変えられてきたみたいだし、改変してるうちに生じてしまった矛盾なんだろうか。私の聞き間違いや勘違いではないよね…?
 
アイコが「海が見たい」と言ったことに酒も飲まずにそんなことが言えるはずがない、とか職工風情がそんなことを言ってはいけない、とかさんざん言うのはなんでなのだろうとしっくり来ない。海なんて見るだけならタダなんだからむしろ貧乏人のデート向けでは?という気持ち。海を見るのが悪いわけではなくて、男女でデートすること自体が生意気だ、とか華やかな観光地に行くなんて贅沢だ、ってことなのかなとは思ったけど。ただ大山とアイコの地元も熊田の地元も海があったはずだから、どちらも故郷を思い出すものの象徴ってことなのかな。大山とアイコにとっては楽しかった思い出、熊田にとっては忌々しい思い出があるのが海ってことなのか。故郷に帰ろうという大山と故郷を捨てるつもりで東京に来た熊田の対比なのかな。
 
大山が150円のパンタロン、200円のロンドンブーツを履いてきたというくだりがあったんだけど、この台詞のピンと来なさ。貨幣価値が今と違いすぎて高いのか安いのか全くわからないし、最新のファッションなのかダサいのかもわからない。
初演のときは現代だった設定(大山が昭和30年3月31日生まれらしいからそうだよね?)の舞台が45年経つと時代物になってしまうのだよね。当時はちゃんと時代を汲み取った台詞だったのだろうし、観客もその服装や意味を理解できたのだと思う。当時観た人たちが羨ましい。
 
8個で600円の銀だこや100円ライターという台詞も出てくるのだけど、こちらは現代の金銭感覚だから一つの作品の中で貨幣価値が歪んでいる。ギャグとして差し込まれる時事ネタや役者イジリはそういうものとして楽しめるから気にならないんだけど、100円ライターとかはどちらかというと本筋の台詞だから気になってしまう。
 
細かいけど銀だこのところは違う観点でちょっと引っかかった。チャイコフスキーやロマネコンティを愛する伝兵衛がたこ焼きなんて食べるのだろうか。本当は普段気取っているだけで庶民的なんだとか、愛人の水野の前でだけそんな庶民的な自分を晒せたのだ、みたいな描写があるなら深いんだけど。ただ途中で付け足した台詞なのだとしたらちょっと人物描写が浅いように思ってしまう。実際どうなんですかね?
 
ストーリーの展開はちゃんと理解して観ていたけど、何を伝えたいどういう話なのかはまだ理解できていないような気もする。次回観る機会があったらわかるだろうか。
 
差別的で暴力的な台詞も、矛盾のある設定も私はあまり好みではなくて、つかこうへい作品が好きか、ときかれたらあまり好きではないかもしれない。だけど早口で語られるリズミカルな台詞は美しいと思ってしまう。そしてやっぱり石田さんはつか作品に向いているのだと思う。また近い将来に出演することになったらまた観に行くと思う。
 
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そして石田さんはまたしても紀伊國屋ホールで舞台出演という。短期間でお芝居の仕事しすぎじゃない?芸人さんでしょ?とも思うけどもちろんうれしくもあり。火花はどんな作品になっているか楽しみ。